創作料理
即席パティシエのなんちゃって寿司、ポタジェ
by tomosato on 10月.15, 2011, 創作料理
朝のTV情報番組で紹介されていた六本木ヒルズの「野菜寿しポタジェ」。
野菜スイーツを生み出した若き女性パティシの店と聞いて胡散臭さを感じ取った友里、その日の昼にすぐさま飛び込んだのです。
このパティシエ、学習院大学卒業という学歴のウリに加えて、岸谷五朗も所属するマネジメント会社「アミューズ」所属のアーティスト・柿沢安耶とのこと。アーティスト一覧ではコックコート姿ですが、どうみても職人といったイメージではありません。
この方、職人としての腕よりビジュアルを一番の武器にしているのではないか。
更に調べてみると非常に面白い経歴なんですね。
パリへ料理の勉強で「短期留学」という形だけの箔をつけて帰国。レストランとパティスリーで研鑽を積んだとありますが、具体的な店名が明記されていないのは、まともな店ではなかったからか、あまりに研鑽の期間が短かったからなのか。
元電通勤務の男性との結婚を転機に、野菜を主役にしたレストランをなぜか「栃木県」にオープンし、世界初と自称する野菜スイーツ専門店で東京へデビューしてきたのです。現在は最初の店や麻布十番店を閉店したようですが、満を持しての一勝負がこの六本木ヒルズの野菜寿司店であります。
野菜のちらしや握り、天丼もありましたが友里が頼んだのは握りとちらしの両方が味わえるコース(3990円)。
まずはインカの目覚めの蒸し物にインカの目覚めのピュレと前菜2皿がジャガイモ攻め。ジャガイモが売れ残ったのか大量に発注しすぎたのでしょうか。
カウンター内にいるバイト然とした男性スタッフ2名が造る野菜の握りはとても寿司とは言えない代物。
酢飯?を先に握り、その上に野菜を置いていくだけなのです。運搬途中で野菜タネがはがれ落ちる場面も目撃してしまった。6ヶの握りは鮪やウニに見たてたトマトやカボチャのムースなど。中にはカレー風味のスパイスを使用しているものもありました。
ちらしは奥の厨房から直接運ばれてきます。何のことはない、カボチャ、茄子、ニンジン、レンコン、アスパラなどをスティック状に切ってご飯の上に並べただけの物。
野菜が摂取できると言ってもこんな細切れ野菜だけで4000円はあまりに暴利ではないか。CPあまりに悪過ぎで、野菜好きでも近づいてはいけない店であります。
世界一予約困難な店だけど・・・momofuku ko
by tomosato on 9月.10, 2011, 創作料理
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最近これほどPC画面のクリックで興奮したことはありませんでした。下手な株取引で損切りする時ではなく、レストラン予約時のことであります。
宝くじに当たるより予約が難しいと言われるNYの2つ星店momofuku ko。店名の由来は、インスタントラーメンの父、安藤百福氏からとったとか。
昨年その存在を知ったのですが、僅か12のカウンター席をインターネットだけで2週間前から予約を受けつけるシステム。何回かトライして当然予約が入りませんでした。
今年もNY訪問時、ダメ元と滞在中(5日間)に予約の画面にログインしたら、なんと「Available」の日があるではないですか。キャンセルが瞬間的にでたようです。再度滞在中の日時であることを確認し、そのマークをクリックしたのは言うまでもありません。
次にとんだ画面には日時の再確認のほか、Accept(了承)かDecline(断る)の選択ボタンがあるのですが、60秒スタートでカウントダウンが始まってしまうではないですか。
予約済みのレストランをキャンセルするか焦って悩んだ末、こんなチャンスはもうないだろうとAcceptをクリック。
これで一安心かと思ったのですが、次にまた別の入力画面がでてきたのです。キャンセルポリシー(24Hr以内だと150ドル徴収)の了承の他、クレジットカードのデータ入力を求められ、またまた180秒からカウントダウンするんですね。
利用カードを財布から取り出し、残り時間を見ながらカードデータを入力したのですが、時間内に誤入力なく打ち込まなければとそれは緊張し、また興奮した240秒でありました。
運と時間との戦いで勝ち取った席でしたが、内外装は写真の通りプアの一言。そしてこの店の特徴は、ディナーよりランチの方が皿数多く値段が高い(175ドル)という点です。
ざっと20皿近いランチコースは、店名由来の通りラーメン風というか中華と和食の中間の位置づけ。勿論小ポーションの創作料理であります。
カンパチやワギューの刺身にはカンズリ、青唐辛子、コリアンダーなどが振り掛けられ、小玉葱のソテーにはオニオンパウダーになんと海苔味。玉子のスフレには鰹出汁で、デザートはこの店のスペシャリテ・フォアグラの冷凍粉末や白味噌アイスが登場します。
正に理解不可能な料理の連続で、お土産にはキムチお握りとホテルに帰ってからもサプライズがありました。
宝くじより当たらないという予約困難さがなければ、食事の4時間とお金が無駄になると考える人が大半ではないか。余程のもの好きの方以外はオススメできません。
移転で更にイタリアンから遠のいた、アロマフレスカ
by tomosato on 2月.05, 2011, 創作料理
銀座移転は正解だったのだろうか。麻布の片隅でひっそりと営業していた方が、イタリアンもどきの料理が目立たなかったのではないか。相変わらず予約困難で3ヶ月待って訪問できたのは昨年末。久々にアロマフレスカを訪問して、私はますますイタリアンから逸脱してしまったと感じたのです。
良く言えば創作イタリアン、はっきり言えばイタリアの風土をまったく感じない料理を食べる度、私は「原田氏はイタリアへ行ったことがないのではないか」と思っていたからであります。
銀座へ移転して高くなった賃料をカバーするためか、2種しかないコースがかなり値上がっております。サービス料が含入していますが、季節のコースがなんと2万円ほど。2割近く値上げしてしまっておりました。
3ヶ月後の予約なのに入店時刻を17:30に指定する横暴さ。しかし指定された時刻にホールの客はゼロ。30分後に1組、その後ポツポツと客が入り始め最終的には19時過ぎにほぼ満席になりましたが、己のオペレーション能力不足を時刻指定という形で客に転嫁するのはいかがなものか。
本場イタリアの高額店はオープンが早くても20時。料理だけではなく、営業スタイルも本場とはかけ離れている「なんちゃってイタリアン」であります。
2万円のコースの初っ端はカルダモン風味の蒸し鰻。わずか3片の鶏胸肉を挟んで出てきたのはなんと自称「松葉蟹」でありました。セイコ(雌)をほぐしたものと雄のハサミが1本。殻と身の間に蟹味噌を挟んで香草焼にしていますが、イタリアンでこんなものを食べたがる客がいるのか。
上海蟹の玉子スープの登場にも唖然となりました。バカでかいだけで香りが貧弱な白トリュフ(追加で4000円)を振り掛けたタヤリン、魚介のリゾットとアイテムだけはイタリアンらしきものも出ましたが、スジアラの炭火焼きや野鴨の炙り焼のメインまで、はっきり言ってまともな料理は皆無でありました。
ワインの値付けも高くなっており、私には何の価値も感じないもどき、もとい創作イタリアン。この料理がイタリアンだと信じたら、その後の外食人生を踏み違えることになるでしょう。原田氏はイタリアで修業したのか、いや本場で料理を食べたことがあるのか、友里は疑問であります。








