通うたびに病みつきになってきた、ガネー舎

新橋駅から烏森を経てマッカーサー通りを越えたビル地下にあるスープカレー店。
近くの保険代理店に寄った際見つけて何の気なしに訪問した時はまったく印象に残らなかったのですが、昨夏に再訪してこの店のスープカレー(正確にはスープの薬膳味と追加トッピングのスパイス)に嵌まってしまったのであります。

あれは7月の暑い昼だったでしょうか。今回も海外旅行保険のため付近まで行った友里、店外に漏れるスパイスの香りにまた釣られてしまいました。

前訪で辛さが緩いスープカレーと記憶していたので、ダメ元でスペシャルマサラ(スパイスを炒めたもの100円)を追加した野菜カリィ(1100円)をオーダー。でも一口食べて以前の印象が吹っ飛んでしまったのです。

前回は30種のスパイスと15種の漢方をじっくり煮込んでいるとのキャッチを実感できなかったのですが、追加スパイスで激変したのか薬膳の余韻も強く感じたのであります。
野菜の種類と量も豊富であることも再確認。こうなると色々と検証してみたくなる友里、半年かけて昼のメニューをほとんど制覇してしまいました。

とりやさいカリィ(1300円)の黒マサラ(スペシャルよりコクがある150円)はブロイラーだけど鶏が結構美味しく感じてしまいます。黒マサラはそれほど辛くないので無償のテーブルマサラを更に添加した方が良いかもしれません。

続いてはスペシャルオイル(スペシャルマサラの一番搾り100円)にチャレンジ。
オイルはマサラより辛くないことを確認してまたタダのテーブルマサラを添加したけど、この薬膳味に嵌まってきてしまったからか食後感は満足。
続いてのスパイス挑戦は大辛オイル(島唐辛子を加えたスペシャルオイル150円)。それほど辛さ強くないけど、島唐辛子の風味が面白かった。

次にスープのベースを変えようと頼んだのは「とまとカリィ」(1200円)。
トマト2片が野菜カリィに追加されているイメージです。トマトの酸味は出ているけど、スペシャルマサラを添加しても逆にスープの薬膳風味やスパイス感が消えてしまっていると感じました。

そして最後がヨーグルト入りというカシミールカリィ(1200円)にガネーの心臓(島唐辛子主体 100円)であります。
ヨーグルト入りなので甘いだろうと期待しなかったのですが、結構辛くてしかも酸味、そして旨みも感じるなかなかの優れ味で癖になるスープカレーでありました。ガネーの心臓も風味があってマル。

スープカレーとしてはちょっと高いけど、全品制覇後もまだ通っている友里、スパイスピエロ、京橋屋カレーに次いでのオススメカレー店であります。

自称スパイスカレーで満足している大阪人の方々、上京の折はぜひ試してみてください。
目から鱗、いやスパイスと辛さで目から涙が止まらないことでしょう。