予約困難で期待したけど食後感は期待はずれ、金竜山

前々から焼き肉通には有名だったようですが、縁がなかったというか予約困難で行く機会に恵まれなかった白金の焼き肉店。
今年はじめに知人の予約で初訪問したのですが、評判に反してそれほどのものを感じなかった友里、確認のためその後2回も再訪を繰り返したのであります。

まずは初訪問。人気店なので基本は18時と20時の2回転営業。店内は小上がり2卓にテーブル席が2卓でキャパは多くて20人弱ではないでしょうか。
料理は注文すると皿出し早くどんどん出てくるのですが、追加注文が出来ますので、腹具合を考慮しながら2時間掛けてゆっくり食べることが出来るのは有り難い。

まずはキムチ盛り合わせ(800円)。オイキムチはほとんど生で白菜は漬かりかなり浅く、好みが分かれるところでありましょう。
上タン塩(4枚2800円)はタンそのものの味がしてまずまず。ニンニク焼き(700円)はホイル鍋にかなりの量のニンニクで満足。サラダも味は濃いめでしたがMSGの嫌らしさを感じず、ここまでは評判通りの店だと感じていたのです。

そして肉本番。人気の特上カルビ(3200円)は表面積がデカくサシが凄いけど柔らかいだけで肉の味がしない。
特上ロース(3500円)も目をつぶって食べたらカルビとの違いがわからないのではないか。そして食べログで超絶賛の山葵カルビ(2500円)、なんと看板の山葵は本物摺り下ろしではなく「混ぜ山葵」でありました。山葵を乗せ醤油につけて食べるのですが話のタネに1回で充分と断言させていただきます。

ハラミ(1800円)も内臓の味が薄く頼りない。上ミノ(1300円)も普通で最後に頼んだのがサーロイン(8切れ 6000円)であります。
ものはデカかったけど、混ぜ山葵も健在で味的にはこれまた普通。わざわざ頼む必要はありません。
MSGの主張がないユッケジャンスープ(800円)で〆て、ビール(大瓶800円)にマッコリ、韓国焼酎などを飲んでの支払いが2名で3万数千円と、他の高級部位を出す店より結果的に高くついたのであります。

二回目以降は赤ワインを持ち込んでの訪問。予約は3ヶ月以上先となりましたが、同じような注文内容で、支払額は2/3程度に抑えられたのであります。

3回の訪問での結論は、MSGをあまり感じない優しい料理もありますが、肝心の肉はサシ重視で軟らかいだけ。3ヶ月以上待たなければならない使い勝手の悪さもあって、話のタネに1回で充分と考えます。