これが関西一のカレーとは悪い冗談だ!カシミール

関西の食べ仲間と12時に現地で待ち合わせした大阪の超有名カレー店。オープン時刻は店主の都合で勝手に遅れるとのことで1時間は覚悟していたのですが、まさか2時間待つことになるとは・・・

カシミール 入口

12時5分前に店前に着いた友里、行列が出来ていないどころか数人の客と思われる人が店前から立ち去っていくのを見て嫌な予感がしたのです。
急いで入口に行ってみたら「14:00頃の開店となります。すみません。」という張り紙。おいおい、いくらなんでも2時間もオープンを勝手に遅らすのはサービス業として失格ではないか。

カシミール 張り紙

やや遅れてきた食べ仲間と慎重に協議した結果、最初で最後だからこのまま2時間待つという選択に至ったのであります。

最初の1時間は長かったですが、13時頃に後ろに並んだカレーオタク、もとい、カレー好きの男性客から色々と話を聞かせていただき、残り1時間はあっという間に過ぎました。
ご教授いただいた内容は、カシミールは関西一のカレー店。営業時間が不規則なので来ることが出来る客は学生、自由業に休暇の会社員だけ。種類はマトン、カシミール、ビーフ、チキンなど選択肢はある。辛さは3~30まである。勿論スパイスカレーであるとのこと。待つこと2時間、14時に一番での入店です。

友里のオーダーはBセット(野菜と玉子入り1000円)のマトンカレー。白米ではなく玄米を選び、辛さはノーマルの3(初めての客はノーマルにしろと強く言われる)であります。
15分ほどで我々とそのオタク、もといカレー好きのカレー3人分を造り終え次の3人のオーダーを取り始める店主。オープンと同時に10人ほど客が入店しましたが、最後の方なら、1時間はオーダーも受けて貰えず、黙って人がカレーを食べる様を見て時間を潰すことになるのです。

盛りつけは綺麗とは言えない単なるてんこ盛り。お皿からカレーがこぼれてしまっておりました。ご飯少なめでも東京の大盛りに近いのではないか。大盛り指定なら2人前はありそうでした。

マトンカレー(野菜と玉子入り)

肝心のお味はトマトが入っているからか酸味は感じますが、スパイスの主張をまったく感じません。
良くいえば各スパイスが調和している、はっきり言うとスパイスが効いていない。東京ならノンスパイスカレーの範疇であります。

関西で江戸前鮨、まともなフレンチ、郷土色あるイタリアンを求めるのは酷だと思っていたのですが、更にスパイスカレーも加えるべきとの結論に友里は達したのであります。