ホテルブッフェでは頭一つ抜けている、サール

お馴染みのバイキングですが、日本で初めてこのシステムを取り入れたのがこの帝国ホテルと聞きました。美味しい料理を好きなだけ食べまくれるとしたら、客にとってこんな有り難いシステムはありませんが、実際の食後感はどうなのか。
普通に考えたら、客に好きなだけ食べられたら儲かるはずがないのですが、そこは造り置きや簡単な調理の料理を多用し、食材の質の良し悪しもわかりにくくして、とにかく客を腹一杯にさせることを目的にしたもの。客さえ入って回転が上がれば、充分利益を上げられるシステムなのであります。アルコール含めた飲料代や特別食材によるオプション料理を設定することにより、更なる利益も狙えることでしょう。

しかし実際には、寿司、中華、鉄板焼、天麩羅など料理の種類は豊富なれど質や調理レベルは街場店以下の店や高額中国料理店でアラカルトを頼んだ方が安く上がるのではないかと思うほどCPの悪い中国バイキング店などが散乱。都内の主だったホテルバイキングを訪問した友里が、再訪するならこの店だけで充分と結論づけたのが、元祖であるこの帝国ホテルのサールであります。

客は正直と言いうか土日は2週間先でないと予約が入らなかった人気店。三代にわたる家族連れや年配グループなどプライベート客(実際は会社経費にしているらしい)が目立ちます。料理は洋食系しかありませんが、種類が多く大食いの人でも全料理を制覇することは不可能でしょう。

冷菜もコールドミート、テリーヌ系、サラダに一口料理と豊富。スープを飲んだらメインへ行く前にお腹がふくれてしまいそうです。
ウリのメイン料理は帝国自慢のローストビーフ(と言っても披露宴で出るものより質は落ちる)ですが、パスタ類、コロッケ、魚などホットディッシュもあり、カレーも2種ありました。デザートもケーキ有りアイス有りとこれまた豊富。

種類が多くても質や調理が支払い額に見合わなければ意味はないのですが、1万円前後を考えると食後感は都内一番のバイキング店であると考えます。
ワインもノンヴィンシャンパンが1万500円からとホテルにしてはそれほど高くはなく、スティルワインも6000円台から用意しているなど思ったより良心的。
年末やクリスマスシーズンは料金が跳ね上がるようですが、週末の家族連れなどには特にオススメであります。