暗証番号入力以外でも勝負できる、但馬屋梅田店

たまにチェックするブログで紹介されていた大阪の焼き肉店。経営元は広くチェーン展開しているようですが、この梅田店だけは紹介制であります。
なぜ友里が大阪の焼き肉店に興味を持ったのか。それはこの店に入るには「暗証番号」が必要と明記されていたからであります。毎日変わるという暗証番号を予約時に教えてもらい、入り口でそれを入力しなければドアが開かないシステム。単なる話題つくりとは思いながらも見事に釣られた友里、すぐさま紹介者のツテを探したのであります。
その日の暗証番号(英数字5桁)のメモを握って緊張気味に友里一家が訪問したのはお盆前後の夜でありました。看板が出ておらずちょっと迷いましたが暗証番号の入力装置をみつけて無事ドアが開き入店できたのです。

店内はすべて個室対応のようで、靴脱いでの掘りごたつ型式。ただし4人部屋はかなり狭く感じます。座ったらスタッフから部屋に備え付けのビールサーバー(生ビールは飲み放題)の使い方の説明がありました。ビール好きの友里、早速試したのですがぬるくて泡だらけとガッカリでした。

単品メニューもあるようですが、初回なのでお任せコースでスタート。前菜盛りはセンマイ白味噌和えにハチノス、そして今は出しているかわかりませんが腿のユッケ蕎麦に柔らタン。ユッケ蕎麦とは肉を蕎麦のように細切りしたもの。タンと共に印象的でありました。

オススメ焼き物は8種ほどが盛り合わせで出てきます。ミスジおろし、但馬塩タン、ミノ山葵入りが美味しかった。
自家製ドレッシングのサラダは味濃く、超熟と銘打ったマルシン、イチボ(いずれも牛の部位)は期待ほどではないけどまずまず。追加のタンの角切りやタン元も面白かった。続いて特選カルビと特選ロースに望んだのですが、この辺からか酔いも回ってか、それとも何ら傑出さを感じなかったのか、ほとんど記憶がありません。

〆は冷麺(まずまず)とデザートで終わったのですが、4名での支払いが7万円強。値付けが安かったボルドースーパー2級を見栄張って頼んだので予想より高額になりましたが、この肉質にこの内装(隠れ家的&個室)でコースが1万円前後は、牛肉が安い大阪でもCP悪くないのではないか。
東京人にとっても女性とのお忍びには使い勝手が良い店だと考えます。