女将が店に出ると更に気まずい雰囲気になる、串右エ門

初訪問は一昨年の初夏だったでしょうか。麻布十番の店を食べログで検索していたところ、高評価であることを知り(当時)、すぐさま訪問してしまった。
15席くらいのコの字型カウンターに男女2名ずつのスタッフ。お好みもありましたが初めてだったので友里は10本で3500円のコース(他に7本2500円もあり)注文したのであります。

まずは単品で別に頼んだ鶏レバー。リキュールを使っているかと思うほど甘い味付けだったので確認したら玉葱の甘さとのことでありました。
コースはささみ、鶏皮、銀杏、ハツ、つくね、モモ、うずら(卵3個)、ハラミ、椎茸、アスパラだったと記録しておりますが、いずれも鶏の部位の特徴がでていて西麻布の人気店「鳥よし」より美味いと感じたのであります。

追加でチーズ、せせり、ハツモト、トマトを食べで最後の〆は親子丼。
炭水化物としてそぼろ丼を食べたかったのですが用意がないとのことで仕方なくの妥協。
焼き鳥にはブルゴーニュ赤があうというので9000円ほどのワインを頼んだのが影響したのか2名での支払いが2万5000円を突破。
3500円のコースだったけどちょっとした和食屋の支払額になったのには驚きました。

しばらくその存在を忘れていたのですがあれは超予約困難といわれている寿司屋の昼でのこと。隣に座った女性グループの一人がこの「串右エ門」の関係者と漏れ聞いて、思い出してしまったのであります。
ところがなかなか縁がなく、こちらが暇な時は予約が入らないなど空振りが続いてやっと訪問出来たのはその1年後、昨秋となってしまった。

1年半ぶりの訪問でありまして寿司屋で会った女性の顔を忘れてしまったのですが、店内で串を焼いている男性は前年にいた焼き手ではないはず。しかもあとは女性スタッフ1名だけと、大幅に人員整理がされていたのであります。

前回と同じくコースを頼んでから、はじめたばかりのFBの為にカメラを取り出したところ、写真は2枚までにしてくれと中途半端な制限を受けてしまった。
NGでないなら制限しなくてもよいと思うのですが、どうも雰囲気が暗いんですね。
前回も明るくはなかったけど更に悪化した感じ。しかも悪化は雰囲気だけではなく、肝心の焼き鳥にまで及んでいたのです。

目黒の「鳥しき」を知ってしまった後だったので、う~んこの店もこれが最後かなと思っていたら、19時ころ更なる悪い場面に遭遇してしまった。
客は他に1組だけでしたが、態度のでかい女将らしき女性がやってきて店内の雰囲気は更に悪化。一見して気難しいとわかるこの女性、寿司屋で出会った女性より太めなので違うかもしれないのですが、友里が2枚目の写真を撮ろうとしているのを見て「もう写真はやめてくれ」と制してくるではありませんか。
ここで約束が違うと文句を言ってもはじまらないので素直に従いましたが、ただでさえ劣化した焼き鳥がこれでますます不味くなるのは当たり前。
追加に数本の焼き鳥とまた親子丼で、友里最後の訪問を〆たのであります。