本日発売の「女性自身 3月25日号」に友里征耶の署名記事が掲載されました。表紙にも「緊急寄稿! ミシュラン日本版“手抜き”調査・・・」と見出しが載っております。
記事は46ページからの2ページであります。
できましたらお買い上げいただき記事をお読みいただければ幸いです。
また明日発売の週刊誌にもコメントが掲載される予定ですので、発売されましたらここに宣伝させていただきます。
さてマスヒロジャパンのHPに、「ゲーテ問題」に対する反論がもう一つ掲載されました。
http://masuhirojapan.hp.infoseek.co.jp/info3.html
ミシュランタイヤ広報部のコメントとして、
「特定の個人や団体からリストをもらうようなことはありえません。山本氏が、選定に関わったという事実は一切ありません」
を引用し、よって「ミシュラン癒着」は完全に否定され、見城氏の発言はまったく根拠のない虚偽であることが判明した、と結論付けています。
しかし、ミシュラン自体がこの問題の当事者です。つまり第三者でない発言をそのまま鵜呑みにしていいものでしょうか。
確か、パスカル・レミ氏の「裏ミシュラン」という暴露本も全面否定していたはずですが、訴訟などで決着がついたとはまだ聞いておりません。
癒着しているという相手先が「否定」してもそれほど説得力があるとは思えないのですが、皆さんはどうお考えでしょうか。
例えば、共謀罪で訴えられたとしてその共謀相手が否定したからと言って、司法が白と判断してくれるとは思えません。
第三者的な裏付けで潔白を証明してもらいたいものです。
しかしこのミシュラン広報、こんな発言をしてしまっていいのでしょうか。
1年半前に調査員たちが調査を始める際、1500店に絞った「プレリスト」を参考にしたとミシュランは自ら認めていたはずです。
それではこの「プレリスト」、特定の個人や団体からもらったとものではないとしたら、誰がリストアップしたのでしょうか。
調査員が1500店全部訪問しているとは思えませんが、このリストアップから漏れた店が星を獲得するのはほとんど無理なはず。調査に行かないからです。
「特定の個人や団体からリストをもらっていない」というのはどういう意味なのか。マスヒロさんやフードライター作成の「プレリスト」なら未だいくらか信頼性がありますが、そうでないとしたら、アトランダムに機械的にピックアップしただけなのか。
それともミシュランタイヤの社員が適当に選びだしたものなのか。
「ザガット」のように一般客のアンケートで選びだしたものなのか。
どちらにしても、選定基準が統一されているリストではなく、結構いい加減なものではないかという疑念が更に湧いてきてしまうのです。
誰が何を根拠にして「プレリスト」を作成したのか、東京版ミシュラン星格付けの根本の問題です。
疑問を抱く読者の方も多いと思います。以下のミシュランガイドの問い合わせ先にその疑問をぶつけるのも一つの解決策だと考えます。
https://www.michelin.co.jp/inquiry/guide.html
本日発売の「女性自身」とマスヒロジャパンの追加反論
「モウラ」を更新しています
昨日東京最高値と言われているフグ屋「味満ん」をアップしました。
高い割にそれほどの質を感じなかった今回の再訪。東京にはもっとCPの良い高額フグ屋があることを再認識したのですが、ミシュラン調査員にはおわかりにならないようです。
お立ち寄りいただければ幸いです。
http://tomosatoyuya.moura.jp/
タダ飯は要求したことがない
マスヒロジャパンのHPで、山本益博氏は「ミシュラン黒幕説」とともに、この飲食店への「タダ飯要求」を強く否定しております。
http://masuhirojapan.hp.infoseek.co.jp/info2.html
「ゲーテ4月号」の発売からここ数週間、マスコミ関係の方たちとの情報交換からも、「ミシュラン黒幕」を確定できるものは何も得ることはできませんでした。
すべて「状況証拠」というか、マスヒロさんの言動を見ていれば「疑われても仕方がない」といったレベルのものであります。
前にも書きましたが、山本益博氏、過食のオコチャマ共、ミシュランの宣伝に利用されただけではないか、といった見方も出来るわけです。
しかし、
http://masuhirojapan.hp.infoseek.co.jp/info1.html
に書かれているように、今後「訴訟」を含めた何らかの法的対応を幻冬舎や見城社長へ本当にとってくるのか、マスヒロウォッチャーの友里としましては、非常に興味深く見守っていきたいと思います。
だいたいこの手の反論、法的対応をチラつかせるだけで、あとは忘れ去られるのを待つだけ、とする方策が多いものです。何年もかかる訴訟をするということは、この話題を何年も引っ張ることになりますから、営業的にマスヒロさんのメリットはないでしょう。
私が考えますに、他のマスコミが後追いを仕掛けない限り、これにて「シャンシャン」となるのではないか。人の噂もなんとやら、であります。
しかし、マスヒロさんも伊藤章良さんほどではないですが結構老獪なようです。「タダ飯」を店に要求したことがないと断言されていますが、「『タダ飯』を食ったことがない」、とは書いてありません。
阿吽の呼吸で店側が請求書を出さず支払いをしなかった、といったケースが本当に20年以上一度もなかったのでしょうか。またそのような待遇をした店を雑誌や週刊誌で取り上げたことはないと言い切れるのか。
私のわずか5年ほどのキャリアでも、何回か「タダ飯」になりそうな場面がありましたから、皆無というのはちょっと不思議であります。
幻冬舎の追求はピンポイント過ぎて逃げ道がありすぎる。「タダ飯要求」ではなく、「タダ飯接待を受けたかどうか」にするべきだったでしょう。
また、「リョウリ ゲンテン」のように、自らプロデュースしてしまった店を数え切れないほど誌面で取り上げ絶賛することが、果たして「料理評論家」の肩書を持つ人として妥当なことなのか、を正面から追求するべきだったと考えます。