今年のワースト3

ネット環境があまりよくない場所へ来ているため、メールチェックやブログ書き込みに制限がでてしまいました。
大晦日までは何とかブログの更新が出来ると思いますが、新年早々はちょっとお休みをいただくかもしれません。
さて今年のワーストもの、出来たら27日の「初訪問ワースト3」とダブらないようにしたいと思ったのですが、どうしても外せない店が出てしまいました。
また、ミシュランのいい加減な基準による掲載で、普通に選出したらワースト3に和食が2軒と偏ってしまうことを避けるため、ジャンルが重ならないよう配慮しました。
とうふ屋 うかい
初訪問ワーストに続いて全体のワーストでも選ばざるを得なかった。
それほど和食の体をなしていない「ミシュラン1つ星和食」と考えます。
飲食に少しでも知識のある方なら、こんな大箱でまともな「和食」を提供できないことは誰でもわかるはずですが、奇抜な「箱」に釣られて通う接待族が多いのが信じられません。
森本XEX
和食とも言われていますが、「変則鉄板焼き」と判断しての選出です。
まともな質の食材を使えず調理の技術に自信がないからか、出てくる料理は奇を衒った「変則もの」ばかり。
特に刺身や寿司みたいなものはひどかった。この店に通い続けたら、まともな「食人生」を誤ることになるでしょう。
シェ・松尾
夜は特に雰囲気が良いのですが、いかんせん高すぎる料理が全然ダメ。完全に「賞味期限」が切れた、昔の名前でかろうじて生きながらえているフレンチとしか思えません。
フレンチからの選出としてもう1店、「エメ・ヴィベール」があがったのですが、初訪問ですでにリストアップしており、「うかい」ほどダントツでワーストとは思えなかったので、老舗のこの店を選びました。
ミシュランガイド、順調に売れ残っているようで、アマゾンのランクもついに1000位を超えました。
英語版含めて30万冊の初刷り、一体何万冊、何十万冊売れ残ってしまっているのか。
誰もが暴走と思った「超強気」が完全に裏目に出てしまいましたが、来年はどうするのでしょうか。
初版数を1/10にするのが妥当だと思うのですが、プライド高いフランス企業がどう対応するか、派手な「プレス発表」や「パーティ」を続けるかも含めて注目したいところであります。

今年初訪問のベスト3

やっぱり東京でも「サクラ」演出をしていたマック。
http://www.asahi.com/national/update/1226/OSK200812260107.html
「発売日を盛り上げたかった」と詭弁を弄しておりますが、この手法はTV局がモニターにお金払って番組を見させて視聴率を上げるのと大差ないと考えます。
「初回の放映を盛り上げたかった」とTV局が弁解して世間は許すでしょうか。
業界大手がこんな姑息なことをやっているから、飲食、特にファストフード業界は底が浅いと言われるのです。
さて今年初訪問の店の中でのベスト3です。
なかなか良いお店が見当たらなかった中から選んだベスト3、いずれもミシュラン非掲載であります。100店近く掲載店を訪問してのこの結果(初訪問は50?60店くらいでしょうか)、いかにミシュランの調査員がいい加減(友里の判断を基準にして)であったかという証左であります。
レストラン オギノ
「キノシタ」出身のシェフだからか、強めの味付けは友里好み。(さとなお氏の好きな「濃い味」(大味)とは意味が違います)
ジビエをはじめアラカルトの数が多いのも素晴らしい。
メニューが豊富で、味わいもグッド、マダムの対応もよくすぐ再訪したいと思ったフレンチであります。
カウベル
牛肉の量と支払額を考えたらかなりCPが良い店。ワインも安くまずまずのものを揃えています。
肉好きで大食いな4人が食べて飲んで一人1万円未満。オススメです。
ただし、牛肉といっても「あら皮」や「ドン・ナチュール」の方向性ではありませんので、お間違いのないように。
安吉 博多
博多の小さな鮨屋。「食べログ」で高評価だったので訪問してビックリ。主人は若く一口ツマミのようなものが沢山出る「ツマミ系鮨屋」なのですが、一仕事してある各タネはどれも美味しい。
正当な江戸前鮨屋とは違いますが、J.C.オカザワが大好きな海鮮系ツマミ寿司屋(毛ガニが置いてあるような店)とは一線を画するクオリティでありました。
再度博多へ行ったとき、フグをパスしてでもまた行ってしまいたくなるくらい美味しかったです。
酒飲みには特にオススメであります。

今年初訪問のワースト3

年末恒例の「ワーストもの」であります。この時期、「ベスト」なるくくりでまとめる人は多いでしょうが、「ワースト」を全面に出すのは友里くらいでしょうか。
今年訪問した店は「はずれ」がかなり多かった。「モウラ」の企画でミシュラン掲載店を集中的に訪問したことによる当然の結果であります。
まずは今年初訪問のワースト3です。ひどい店が多くてどれにするかかなり迷っての結果です。
エメ・ヴィベール
これで2つ星なら東京のフレンチは☆だらけになるでしょう。
フレンチがバンケットをしているのではなく、宴会屋がフランス風洋食をだしているだけの店。
まったく旨みのでていないココット料理、冷凍業務用としか思えない温野菜、調理用としか思えない風味の欠けたバター、とすべてが最悪。
元ホテルマンの調査員、まともなフレンチを食べた経験があるとは思えません。
とうふ屋 うかい
この店もひどかった。食材、調理とすべて駄目。1万円以上の客単価の店なのだから、「混ぜ山葵」なんか出すな。
安普請なら大仰な店構えにするな。料理を出さず、東京タワーへ来る観光客に豆腐の土産物だけ売っていればいいと思います。
湖月
この店もミシュランの掲載を断るべきでした。目立って実力のなさを露呈したのは店にとってもマイナスではないか。
造り置きの鱧の落とし、切り置きの刺身、ペットボトルに入った出汁、再加熱の味噌汁、焼きが緩すぎる鮎など、どれも最悪。
これで京料理と看板を上げてよく京都の店が文句を言わないものだと感心しました。
番外編
天ぷら ふる河
プロのレベルに達していない天麩羅とオペレーションなので、番外としました。
大谷浩己氏の「褒め殺し」は逆効果ではないか。「そこらの天麩羅屋よりうまいのよ」って、あんた、まともな天麩羅屋へ行ったことがあるのかと私は問いたい。天麩羅屋は「つな八」だけじゃないんだぞ。
「店評価ブログ」に「菊乃井 本店」と「レディタン・ザ・トトキ」をアップしています。今年最後の更新です。
ぜひお立ち寄りください。
http://www.tomosato.net/blog2/index.html