本当に景気は回復基調にあるのか

GW中、家族で何回か食事に出かけたのですが、珍しいことに「豚肉」を1回も頼みませんでした。問題ないと知っていながらも、この時期わざわざ頼む必要もないと牛など他の食材に回避してしまったのです。呼び名は「新型インフルエンザ」になりましたが、当初のネーミングのおかげで、豚を主体に扱っている飲食店にかなり影響がでているかもしれません。
そういえば先週も知り合い家族との会食で、「豚のしゃぶしゃぶ」を提案したのですが、先方から即刻却下の通達。一般客の感覚というものはなかなか元に戻らないかもしれません。
さて新型インフルエンザの報道ですっかり「景気の動向」が表に出てこなくなりました。底を打った、今年後半には回復に向かう、といった話も聞きますが、景気の回復に大きな影響をしめる自動車の販売はどうなっているのか。ネットで調べてみました。
http://www.jada.or.jp/contents/data/type/index12.php
5月か6月から生産台数を上げるとの報道も聞かれましたが、販売台数はまったく増えていないではないですか。
国内登録数(普通と小型)に絞って前年同月比をみてみますと
2008年 10月 86.6%
      11月 72.1%
      12月 77.2%
2009年  1月 72.0%
       2月 67.8%
       3月 69.1%
       4月 72.8%
ホンダやトヨタのハイブリッドが人気だといってもほとんど誤差範囲での数字変化であります。単なる在庫減で途絶えていた部品注文が再開されるかもしれませんが、7?8割までの回復は当分無理ではないかと考えます。
自動車メーカートップのマスコミ露出が途絶えておりますが、こんな時こそ前面に出でて、社員や取引業者へ今後の見通しや対策、いや己の考えや今までの反省を発表するべきだと思います。
自動車メーカーの不振だけのせいではありまえんが、出版業界も広告の激減で実質的な廃刊が続出しそうです。広告費に頼らず本来の実売費で稼ぐ道しかないようで、友里どころか大御所である山本益博氏や犬養裕美子氏などの仕事量もかなり影響をうけるのではないでしょうか。あの飲食店宣伝月刊誌もかなり厳しいとか。来栖けい氏も外食予算が厳しいと嘆いているとも漏れ聞いております。友里の存在意義のため、彼らには今しばらく頑張ってもらいたいものです。
「そういう友里、お前の本業こそ危ないだろう」と突っ込まれそうなので、元々低空飛行で青息吐息だったのでこれ以上落ちようがない、と先に返答させていただきます。
友里掲示板
http://tomosato.net/bbs/

中京地区でディープな食事会

ここ数年、仕事の絡みもあり名古屋近辺を訪問する機会が多くなりました。当初は観光客目当ての「ミッドランドスクエア」の高額店をブログネタの為訪問していたのですが、飽きてきたのとこの不景気も影響して訪問しづらくなりました。そこで、昨年末からは地元の方の紹介などで珍しい店、ディープ感ある店などを訪問しております。
以前はあまり中京地区の店に興味がなかったのですが、面白い店、また再訪してみたい専門店などが多く考え直した次第です。本日は思いついたところを羅列してみますが、会員制のところは店名を書けないのでご容赦ください。
つる軒
味噌オデンとしては高額店だそうです。なかなか予約が入らずやっと訪問できました。
濃い色の割に覚悟していたほどの濃さを味に感じませんでした。冷酒が水のように感じて飲み過ぎたのが想定外。年に一回、冬の時期に再訪したいです。
あんこう鍋専門店
常連だけ(一緒に行くならオッケー)で毎年の予約が既に埋まっている一見客には閉鎖された店だそうです。銀座の「壬生」みたいなものでしょうか。
伊勢エビを出汁につかったアンコウを、裏漉ししたアン肝を溶かして食べます。このようなアンコウ鍋は初めての体験。来年ももぐり込めるように頑張ります。
日の出
桑名の「蛤しゃぶしゃぶ」店。TVにもでるくらいその道では有名店だそうです。こんなに大きい国産蛤は初めて見たというくらい大粒の蛤を、半生に近い状態で食べます。
蛤だけでお腹一杯になるとは思いませんでした。訪問は2回目、時期を置けば3回目もあるでしょう。
いずれの店も予約困難との情報から覚悟していたほどの支払いではなかったのが意外。結構飲んでも1万数千円で終わるのではないでしょうか。
お酒をほとんど飲めない「壬生」の支払いとはかなりの違いでありました。
※「壬生」も会員制ですが、「エル・ブジ」とのコラボでコミックなどマスコミに露出していますので具体名を書きました。

結構一杯だったラトリエ・ロブション

「れい家菜」がいつの間にかまた1万円台の夜コースを復活させています。一応期間限定となっていますが、8/31までとはほとんど期間なんて設定していないようなものです。ミシュラン掲載で一時的に客が入ったのも今は懐かしい話なのでしょうか。
「けやき坂」の店は絶滅寸前かと思っていたのですが、場所がまだ良いのか久々に訪問した昼の「ラトリエ・ロブション」は結構賑わっておりました。
新書の原稿書きの息抜きのため訪問したGW最中のランチ時、外人比率は一時より落ちていましたが、テーブル席まで埋まっています。
量の割に高いアラカルトの中からその日選んだのは、野菜料理と魚料理です。コースを頼む客が多い中、アラカルトで頼んだ詳細な料理名を書くと突き止められる可能性がありますのでぼかさせていただきました。とはいえ、シャトーレストランのソムリエは私の顔を知っていますから、実はグループ全体でバレているのかもしれません。
隣の一人客には2つ出ていたアミューズのリエットがなぜか友里には1片だけ。
温い(冷めている)温野菜は最初の頃のインパクトなく、魚は火入れが下手なのか、皮が口腔内にへばり付く始末。シェフが初代から替わって料理が良くなったと思っていたのですが、クオリティがまた元に戻ったのかもしれません。
驚いたのはグラスワイン。アリゴテで1000円以上は高すぎると以前指摘したからか、850円、950円のグラスワインがリストにありました。
950円の白ワインを頼んだら何と「インド」のワインだとか。飲んだことなかったですが、ボトルでも2000円しないのではないか。勿論コルクではなくスクリューキャップでありました。2杯で元取れそうな値付けです。
http://www.budouya.jp/products/list.php?category_id=71
ビールにワインを数杯飲んで小さな前菜と魚料理で支払いが1万円弱。何時行ってもCP悪すぎです。
唯一パンはいつものことながら悪くはない。自宅用に買って帰りました。
新書の編集担当者から「つまらない料理を食べにいく時間があるならはやく原稿を仕上げろ」と突っ込まれそうな本日のブログでした。