さとなお氏の4年前の赤面主張

本日は第45回衆院選の公示日です。麻生さんには長く待たされましたが、いよいよ12日間の選挙戦を経て、日本が「チェンジ」となるか現状維持かの結果が30日に出ることになります。
公示日前日のサプライズは、不自然なまで若作りに熱心な猪口邦子氏の出馬「強制辞退」(テレ朝より)でしょうか。まだ現役の教育者(確か大学教授)の肩書きがあった時に彼女の講演を聞いたことがあるのですが、内容のほとんどが自分の自慢話に終始。軍縮会議の特命全権大使だったことを中心にした、場の空気を読まない高飛車な発言に辟易したものです。よくこれで教育者をやっていられるとある意味感心しました。
おそらく永田町でも高ピーで勘違いな態度をとり続けていたのでしょう。北陸や近畿のブロックでは、彼女より知名度の低い人が比例単独1位になっていますから、党内で浮いていたというか、扱いの難しい人だったということが推測されます。
次回選挙での優遇を約束したという小泉元首相に最後までしがみついて、「人生いろいろ、総裁もいろいろだから仕方ない。」と逃げられたようですが、実の息子(三男)を切り捨てるほど自分勝手で冷徹な男に最後まで頼ったということは、KYなだけではなく人を見る目もまったくなかったと言うことでしょう。
小泉元首相で思い出しました。4年前の郵政選挙の時、電通が自民党と親しい関係であることも後押ししたのか、電通マンの「さとなお」さんが小泉改革を丸ごと信じて読者に自民党支持、小泉支持を呼びかけておりました。
一般人の目を眩ます広告・広報手腕はあるのでしょうが、政治や世の中の仕組み(実社会)についてはまったくの「純粋無垢」で自己陶酔タイプのさとなお氏。今読み返すとまったく予想がはずれているというか、お門違いというか、似非小泉改革に単純に騙された赤面発言であります。いや、読んでいる方が赤面するくらい「単純・純粋」です。まずは3コメントをお読み下さい。
http://www.satonao.com/archives/2005/08/post_1400.html
http://www.satonao.com/archives/2005/08/post_1401.html
http://www.satonao.com/archives/2005/08/post_1402.html
現在でもこのような高尚なお考えをお持ちなのか、小泉改革に対する最終的な彼の評価表明が私の記憶にはありません。
彼の純粋無垢な読者を煽った行為に関して、何らかのコメントを発信してもらいたいものですが、個別の「密室取引」が好きな彼にそれを望むのは無理かもしれません。
友里掲示板
http://tomosato.net/bbs/

断念、イタリア旅行

予定通りなら、今週のブログはイタリアからアップするはずだったのですが、同行者の体調の問題で急遽キャンセルとなりました。
期限ギリギリまで粘ったのですがやむなく決断、航空券、ホテル、レストラン、ハイヤー、ガイドなどの個別キャンセルは結構大変でありました。
海外旅行をキャンセルしたのは初めてなのですが、払い戻しが出来ない旅行保険や列車のチケットに加えて、航空券の払戻金手数料(セーバーなので)を合わせるとかなり損した気持ちになりました。
「ここで辞めることによって今まで支払ったお金が無駄になる」という発想なのですが、自公与党や役人が道路やダムの建設をやめない理由(民間でもやめられないビル建設などがあります)と同じであります。
しかしよく考えると違うんですね。もう既に使ってしまったお金と考えると、ここでやめればこれ以上「出費」がないというメリットがあるわけです。
真の使い道がない道路やダムに無理して行った海外旅行、このような意味がないとわかっているものに、今までお金をかけたからとの惰性で更に投資することは、例えは違うかもしれませんが「盗人に追銭」のごとく無駄なことであります。
昨日のブログで触れた「高校野球」、掲示板では結構盛り上がりました。あんな行進は他に北朝鮮しかやっていない、といった書き込みには笑いました。
私は学生時代、高校野球に非常に密接なクラブに所属していたから言うのではないですが、花園ラグビー含めて世間で言うほど内実(生徒)は「純粋」なものではありません。
高野連のお偉方も昔から実態を掴んでいるはずなんですが(掴んでいなかったらアホです)、既得権益(名誉職としての肩書き含めて)の維持だけを考えて目を反らして続けているのでしょうか。
しかしこの高野連、収支決算をみると2億円の赤字なんですね。(収入は7億5000万円ほどです)
特定資産を15億円も積んでおり、有価証券も1億円分もっている潤沢な財務内容なのでこんないい加減な運営が出来るのでしょうが、内容は極めて不明朗であります。
人件費が管理者含めて1億円以上、旅費交通費も管理者ふくめて1000万円を超えております。この財団の活動でこんなに費用が発生するものなんでしょうか。
http://www.jhbf.or.jp/summary/ir/pdf/h19_accounts_report.pdf
http://www.jhbf.or.jp/summary/ir/pdf/h20_budget_book.pdf
アイススケートの協会でも、会長が不明朗なことをしていて告発されたと記憶しております。しかもそれに深く関与した女帝が失脚後また復活しているといった話しまであります。
スポーツ選手を導くべき協会のお偉方が、実は利権取得や個人資産形成に熱心だとしたら、勘違いして金儲けにご執心なあの元サッカー選手、中田ヒデがああなったのも仕方がないかもしれません。
友里掲示板
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最近訪問した店 短評編 32

衆院選や覚醒剤問題ですっかり影が薄くなったのが甲子園の高校野球大会でしょうか。そろそろ決勝かなと新聞をはじめてチェックしたら、まだ2回戦ではありませんか。
NHKでは相変わらず放送しているようですが、昔のような注目度がなくなった高校野球。酒井法子と選挙のお陰でますます埋没してしまったようです。
しかし大マスコミなどの既得権益への執着のお陰で、この大会ほど選手やファンにとって真に意味のないものは珍しい。
なぜこの暑い時期に甲子園でしかも1つの球場でやらなければならないのか。
選手もファンも最高のパフォーマンスを望むなら、北海道で数カ所の球場を使って最低中2日はあけるスケジュールを組むべきではないでしょうか。競走馬だってこの時期は、北海道など涼しいところで試合をやっているのです。何を好きこのんでこの暑い中、兵庫で毎日野球をしなければならないのか。
高野連や朝日新聞、そして甲子園関係者は高校球児を競争馬以下にしか思っていないという証左であります。
政府のご用学者たちの天下り先(わたり先)にも見えるカビが生えたような古くさい高野連、ここは1つ、みんなが脱退して新しい団体の下、涼しい北海道でゆっくり気持ち良く競い合ったら選手の故障も激減するでしょうし、選手生命を失う危険も減るはず。
既得権益の連中も、そろそろチェンジが必要だと考えます。
さて3店です。
青木 銀座
実はこの訪問の前、昼間にふっと立ち寄った時でした。帰り際に珍しく主人がエレベーターホールまで見送ってきて、「友里さんですよね」と話しかけてきたのです。さすが東京の鮨屋では天敵扱いになっている友里、青木でも手配写真が回っていたということでしょうか。内容は店や青木氏本人についてのクレームではないので、ここでは開示できないことをご了解下さい。
面と向かって友里と認める訳にもいかず、うやむやにしてその日は帰りましたが、「友里にかましてやった」と業界に吹聴されたらたまらないので間を置かず(といってもアメリカ出張で数週間あきましたが)夜に訪問したのです。
「他の江戸前鮨屋とは違ったタネも使うがCPは良くない」が私の一貫した「青木評」なのですが、なぜか年に何回か訪問してしまう「青木」。
そろそろ同業者も含めて「チーム青木」を組んで、バーベキュー大会をやる頃ではないでしょうか。
古家庵
100年に一度の不景気の影響は、赤坂のこの韓国家庭料理にまで及んできているようです。
以前は満席だった店も、週末だというのに客は疎らでありました。
私的には好みのカムジャタンを出す店であります。
桃の木
「めしとも」麻婆特集で取り上げる可能性があったので訪問しました。ミシュラン騒動も終息したようで、この日の昼はフリでも簡単に入れました。
コースだけではなく単品注文も復活しております。
肝心の麻婆、私は好きになれません。豆板醤とトーチを使わなくても美味しい麻婆、との触れ込みですが、麻もまければ辣もない緩いもの。八角のような香り付けは余計ではないか。
皿は熱いのですが、料理自体が熱くなかったのも不思議でありました。
この店の料理、その他も含めて「過大評価」だと私は考えます。