ネタ切れで見てしまった「ありえへん世界」

今朝の新聞では、23日現在の期日前投票が305万人と前回の1.5倍に達しているとあります。かくいう私も30日がバタバタしてしまいそうなので先日行って投票してきたばかりであります。
投票日はまずまずの天気のようです。自民党や公明党としては、夏休み最後のレジャーに国民がふけり、投票率が下がることを望んでいると思いますが、思惑通りにいくのかどうか。
選挙戦もあと5日間ですが、民主党関連でスキャンダル含めてサプライズがでて潮目が変わるか、このまま平穏に投票日を迎えるか、楽しみです。
さて今月4日の深夜に来栖けい氏がテレビ東京に出演するとの情報をいただき、とにかくPCで録画をしておりました。単なるくだらないバラエティだと思い、面倒くさいので見ていなかったのですが、今朝になっても本日のブログネタが思い浮かばないので仕方なく見てしまいました。
「関ジャニ」という関西系グループのメンバーが仕切っている「テレビ東京」の番組というのもちょっと違和感があるのですが、やはり予想通り見るに耐えるものではありませんでした。
2年前にミシュラン関連で「モーニング サテライト」にTV初出演させていただいたTV局をあれこれ言うのは気が引けるのですが、経済ニュースなど重めの番組も造っているTV局で、このレベルの番組が本当に必要なのか、私は疑問であります。
1万軒食べ歩いたとか、「神の舌を持つ美食家」という紹介フレーズに今さら文句をつける気力はなくなりましたが、来栖氏の食の原点をあらためて知ることが出来たのが唯一の収穫であります。
自身が考えたレシピをいくつか公開しているのですが、

カップ焼きそばに生クリームとトマトジュース、ウニ煎餅をぶち込んだもの。

牛丼に、缶詰のツブ貝とその汁、生クリームに生卵、七味などを混ぜてぶちこんだもの。

おなじく熱々の牛丼に、シジミのエキスに粉末昆布や醤油、酢橘を混ぜてジュレにして、それをぶっかける。

など見ているだけで食欲が減退してしまう創作物に唖然。
それを「関ジャニ」のメンバーたちが「ありえへんほど美味しい」と叫んでいるのですから、驚きは倍増しました。
過食なだけではなく、来栖氏はあのマスヒロさんもビックリの「濃い味好き」だということがわかったのです。
彼が絶賛している「Hajime」や「龍吟」の主人達がこれを見ても何ら違和感を覚えないものなのか。自分たちの造る料理がこんな嗜好の人に絶賛されて有り難く思うものなのか、まともな外食好きが離れてしまうのではないかと私は考えます。
最後の方で、「一流レストランのジュースより凄いもの」として、あの「カラメル・オ・レ」が紹介されておりました。
おいおい、これを一気に飲み干せるまともな外食好きや食通が居るというのか。
「Hajime」や「龍吟」の主人は「カラメル・オ・レ」を飲んだことがあるのでしょうか。
友里掲示板
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友里征耶「新書」の出版月が決定!

「閉店情報の友里征耶」と揶揄されて久しいですが、そのおかげで私の所にはこの手の情報がよく集まります。
でもその情報の裏がなかなかとれないのです。飲食店に限りませんが債権者との関係や信用の問題があるからか、店のクローズ、民事再生法申請、破産申告などはギリギリまで隠す、否定する、最後まで言わない、とトップシークレットで経営側はなかなか認めないからであります。
今年になってから、外食する人なら誰でも知っているフレンチのクローズや身売り先探しの情報が飛び込んできました。100年に一度の不況は高額店を直撃しております。「大箱」な店は特に厳しいのではないでしょうか。
具体名を書くわけにはいきませんが、いずれも外人有名シェフの提携店。1店は身売り先探し、2店はクローズとの話しでありますが、1店は9月初めにはその真偽がわかるのではないかと思っております。
さて去年から「出すぞ、出すぞ」とオオカミが来た発言を繰り返していた「友里新書」ですが、どうやら出版月が決まったようです。
11月の14日、この日は土曜日なんですが出版日というのはあくまで目安でして、その日より先に書店に並んだり数日遅れて発売されたりと「取次店」を経由するのではっきりしないようです。
先日2回目の原稿チェックが終了し、近日中に入稿となります。
9月から10月にかけて校正、校閲、著者チェックを繰り返して、11月初めに見本が出来てから発売となるスケジュールです。
タイトルは未定です。今までの拙著4冊(うち共著1冊)のうち、グラフ社の3冊は私が決めていたのですが、今回のタイトルは出版社に完全お任せです。
タイトルは決定次第お知らせするつもりですが、本日は「出版社」を開陳することにします。
友里征耶の新書出版元は「新潮社」であります。
http://www.shinchosha.co.jp/shinsho/
最近メディア関連に友里征耶と縁を切れと言わんばかりの厳しい文調のコメントなどを送る方がいらっしゃいました。出版社に圧力をかけて言論を封印したかったのでしょうが、結果は不首尾に終わったようでして、彼らに無駄な努力をさせても何なので、本日までブログでは黙っておりましたことをご理解下さい。
また、コメント欄で数少ない読書とコソコソ悪口を書く、行きつけの鮨店の主人やアンチ友里の料理人を見つけて悪口を言う、といった姑息なブロガーもいるようですが、友里征耶に文句があるならここは堂々と表舞台(ヒット数が少ないブログで結構です)で論陣を張っていただきたいものです。
友里掲示板
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最近訪問した店 短評編 33

「国民の生命・財産を守る」と自民党の麻生さんが大きく新聞広告を出していますが、もっと正直に言ってもらいたいものです。

「高級官僚の資産形成を守り続ける。高級官僚と大企業役員の生命・財産を第一に考える」

自民党はこの大命題を隠さず、前面にだして国民の信を問うべきでしょう。
「政権選択ではなく、政策選択だ」とも訴えているようですが、正確には「高級官僚優遇政策」を選択するか決別するかの選挙であると考えます。
大新聞では民主党が300議席を超えるとか信じられない予想を出しています。
御用船団式の「記者クラブ制度」の廃止を主張する民主党を勝たせたくないため、「揺り戻し」、「判官贔屓」を投票者に仕掛ける高等戦術ではないかと思ってしまいます。
あくまで私見でありますが、選挙に強くクリーンな若手自民党前代議士(参議院議員も含めて)は今回、自民党大敗北を密かに望んでいるのではないでしょうか。
自分さえ当選すれば、しばらく下野しても構わない。
元首相をはじめ「老害」の落選による引退、民主党政権の法務省コントロールによるスキャンダル追求で「癒着型政治屋」の退場、などで「目の上のたんこぶ」がいなくなって世代交代が早まり自民党内での出世が早まるというものです。
どうせ民主党政権は1期(数年ももたないか)しか持たない、この際目障りで時代遅れの老人たちを一掃できるから自分にとっては「追い風」だと内心喜んでいる人も多いのではないでしょうか。
さて3店です。
五十嵐(北千住)
この店のカテゴライズは難しい。フレンチの有名シェフを兄に持つから「フレンチ」と思いがちですが、実際はそうでもない。五反野にあったときはそれでもフレンチに近かったと記憶しておりますが、この地へ移ってからはその色は抜け、限りなく「家庭料理」に近づいてきたと感じました。
肉系が「鶏」ばかりというのも勘弁してもらいたかったです。
小笹寿し 銀座
以前は2回転していたためか、好きな時刻に予約を入れられなかった人気鮨店。でも最近は結構自由な時刻に予約が入れられます。
この夜も2回転はしていなかった。不景気は高額人気店にも影響を与えているようです。
握りですが、以前にも書きましたが「煮きり」を含めて味が自分には濃すぎでした。
京味
キャパの小ささと知名度が高いからか、不景気なのに予約困難。
この店は逆に2回転する席もあります。20:30前後で入店してくる客もいました。
帰り際に、数ヶ月先の予約をして帰る常連も多いので、余計に予約が入りにくいのでしょう。かくいう私も常連ではありませんが、次回の予約をしようとチャレンジしてしまいました。