本日発売の「週刊新潮」

今朝のTVで「冷凍鮪」の在庫が増えているとの話がありました。
「デフレ」のせいだとの説明でしたが、私は不景気で単に消費が落ちた結果なだけだと思います。
3ヶ月分も在庫があるとのことでしたが、「冷凍物」が売れないと言うことは、高額店ばかりでなく中堅店や廉価な店まで客入りが悪くなっているということでしょう。
為替もかなり円高が進んでいます。80円を切って新高値更新、なんてこともあるかもしれません。景気の回復は数年無理なのではないでしょうか。

さて今週は「自己宣伝ウィーク」となってしまいそうです。友里征耶の年末露出はここ数年のお約束であります。
本日発売の「週刊新潮 12月3日号」で、「特別読物」という企画で4ページ記事を書いています。
50ページから53ページまで、「ヨイショライターを斬る」というタイトルです。
好評発売中(煽り宣伝?)の「グルメの嘘」(新潮新書)と歩調を合わせるため評論家やライターたちの個人名は書いてありませんが、私のブログを読まない方でもちょっと飲食に興味のある方なら対象者が誰なのかすぐわかるかもしれません。
内容はタイトル通り評論家やライターの飲食業界での「悪しき行状」を具体的に挙げています。いずれも拙ブログで過去に取り上げた内容ですが、週刊新潮読者には初めて目にする方も多いと思います。
更に目玉としては、昨年度の私の収入(副業だけです)や出費(副業に値する外食費)、そして原稿料などを具体的数値で書いてあります。
まともに食べてまともに支払って癒着せずレストラン批評をしたら、絶対にこの職業では食べていけないということを証明するため、仕方なく開陳しましたので、興味のある方はぜひお買い求めの上チェックしてみて下さい。

グルメ本なんて売れてもせいぜい1万部。最高でも2万部でしょう。1500円の定価だとしても印税は10%ですから150万円から300万円です。原稿料も週刊新潮に示したようにしれています。
彼らの言う事を信じるなら、年間に何百店も訪問したら絶対赤字になるのは子供でもわかることなのです。
この業界だけで食べていくのは雑誌や週刊誌の原稿料だけでは絶対不可能。食事会やお取り寄せ、そしてプロデュース料など副収入を得るか、取材費(外食代)を浮かさないかぎりやっていけない商売なのです。
ぜひお買い上げの上お読み下さい。

PS
昨夜、西麻布の和食?「坊」で小火騒動があったようです。終結後も消防車が近くに止まっておりました。

「女性自身」と「裏モノJAPAN」

昨夕新潮社の担当編集者からまたまた吉報が届きました。
アマゾンはじめ書店で売り切れが目立っていたので勢い落ちるのではないかと心配していたのですが、「グルメの嘘」(新潮新書)の第三刷の増刷が決定したそうです。
増刷数をはっきり書いていいのかわかりませんが今回の増刷数も数千部の単位。しかしこれで「グルメの嘘」、累計で今まで一番売れた拙著の倍の数を発売2週間足らずでクリアしたことになります。
第二刷、第三刷が刷り上がって来た時、失速していないことを祈るばかりであります。
本日発売の日刊ゲンダイの書評に「グルメの嘘」が取り上げられる予定です。

さて昨日発売の掲記2誌、友里が関与した記事が載っておりますので宣伝させていただきます。

?「女性自身」
62ページから2ページ使った「世界中から押しかける富豪たちに星付き店は大パニック」にコメントを出しております。
食評論家と称する横川潤氏はまあ許せるとして、レストラン通と紹介するには無理があるわぐりたかし氏と私の3名が名前出しによる、ミシュランに掲載された店の外人客とのエピソードなどの披露であります。

「裏モノJAPAN」
42ページから8ページを要した「芸能人プロデュースの飲食店をミシュランする」、編集者との同行取材でやはりコメント掲載であります。
前にも申し上げましたが、ご家族のいらっしゃる方が自宅に持ち帰るのは避けた方が無難な構成の本ではあります。正直アホらしい企画物もあるのですが「閑古鳥の鳴く店」はじめ面白そうな連載も一杯あります。
編集者と訪問した店は和田アキ子の「わだ家」、小倉優子の「焼肉・小倉優子」、田中義剛の「花畑牧場 ホエー豚亭」、そして島田紳助の「はせ川」であります。
詳細をまだブログなどに書くわけにはいかないのですが、皆様の予想通りほとんどの店が「?」の食後感であったことを報告させていただきます。
編集者の独特の文体も面白いのです。

上記週刊誌、月刊誌、出来ましたら購入いただき私の関係記事だけではなくすべてに目を通していただければ幸いです。

50年に一度のヌーヴォー 

この連休でヌーヴォーを2本飲みました。1本はホテルのラウンジの物(タダ)だったからか知らないメーカー名でして、ただただ酸っぱいだけのガメイ味。正直あまり美味しくなかった。
もう1本は「信濃屋」で買ったデュブッフもの。大量生産の有名メーカーでありますが、まずまず普通のヌーヴォーと感じました。
しかし、50年に一度とか10年に一度とか毎年「枕詞」がつくようですが、そんなに違いがあるものなのか。
年に1本か2本しか飲まないからかもしれませんが、この時期いつ飲んでも大差ない味だと思ってしまいます。
どんなヌーヴォーでも大差ないと思っていたのですが、「成城石井」で「価格」に大差あるヌーヴォーを見つけました。「タイユヴァン」のセレクションだったか価格が5000円を超えているのに驚きました。こんなの買う人いるんでしょうか。

さて友里掲示板やメールで教えていただいた「グルメの嘘」の書評を紹介させていただきます。
まずはラジオ。ラジオNIKKEIの「ラウンドアップ ワールドナウ」という番組です。TV朝日の情報番組「やじうま」などでコメンテーターをしている伊藤洋一氏の11/20放送分、23分頃から「グルメの嘘」が紹介されます。
全体的にはオススメしてくれているのですが、「ともさか ゆうや」と間違って紹介されており、批判の対象が「どの店なのか、どのライターなのかわからない。隔靴掻痒である。そのまましっかり書いて欲しかった」と言われていました。オンデマンドで聞けます。
http://www.radionikkei.jp/roundup/

具体名を挙げなかったのが良かった、といったご意見も多かったのですが、人の見方、取り方は本当にそれぞれだと思いました。

次は武蔵大学社会学部の先生の「橋本健二の居酒屋考現学」というブログです。
これまたオススメ的に書いていただいております。

http://d.hatena.ne.jp/classerkenji/20091119

「グルメの嘘」に対する批判的なコメントがありましたらぜひお教え下さい。今現在、「アマゾン」のレビューが1つもついていないのが意外です。