地方に銀座の高額鮨より高い店があるとは・・・

JALの年金問題に決着がついたようです。期限ギリギリで、年金削減に必要な2/3以上の同意が得られたとのことですが、「年金解散」という最終兵器を出してのギリギリでの解決。JALの社風を物語っていると言ってしまえばそれまでですが、経営陣だけではなく幹部はじめ事務方社員なども全取っ替えしなくて再建できるのでしょうか。このDNA、そうは簡単になくならないと思います。

さて、最近読者の方からの推薦や紹介で、地方にありながら銀座の並み居る高額江戸前鮨屋より高い店があることを知りました。地代の高い銀座でも「鮨 太一」のように2万円以内におさまる江戸前鮨屋がいくつもあるというのに、六本木や西麻布といった23区内ではなく、立派な地方都市での話ですから私は驚いたのです。
いくつか挙げてみましょう。予算は「食べログ」からの引用で私の実体験ではありません。

吉鮨 広島 3万円以上
http://r.tabelog.com/hiroshima/A3401/A340101/34000089/

福喜鮨 大阪 2万?3万円
http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270202/27000400/

浜源 名古屋 2万?3万円

http://r.tabelog.com/aichi/A2301/A230108/23000634/

小松弥助 金沢 1万5000?1万9999円

http://r.tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17000055/

信じられません。「小松弥助」を除いて、銀座の高額鮨屋でこれらの鮨店より高い店を探す方が難しいのではないか。私の飲量を考慮に入れるといつも「食べログ」予算を上回ることを考えた私の経験から比較させていただくと、「すきやばし 次郎」をはじめ数店しか思い浮かびません。

地代が一番高い銀座とは比較にならない地方都市、人件費だってかなり違うでしょう。タネだって築地から引くものより高いとは普通考えられません。
この不景気でしかも地方都市、しかしこれらの店は結構客が入っているというか名店として人気が高いと聞きますから、非常に「良い商売」をしていると思ってしまいます。
強いて店側に立ってこの値付けを弁解するとしたらその理由は

良いタネが皆築地へ流れてしまうので、その中から築地以上のタネを引き留めるには築地以上の支払いが必要になる

このくらいしか高くなる理由を考えつきません。
単に儲けすぎているだけなのか、地方のハンデでタネのクオリティを高く維持するためには銀座より仕入れ値を高くせざるを得ないのか、ご存じの方がいらっしゃいましたらご教授をお願い申し上げます。

魯山人のブランド力は凄かった!

新聞やTV報道がいい加減なのかJALの会社更生法申請、上場廃止にしないと数日前にありましたが、今朝の新聞では株主責任を問うて上場廃止にするとのこと。本日の株取引では一波乱ありそうです。
しかし日航OBは年金削減にまだ抵抗しているんですね。削減賛成票が、期限が来ても2/3集まっていないとか。同意しなければ年金を解散され、3割減が6割減になるとの報道がありましたが、「ブラフ」と思って信じていないのか、未だに親方日の丸気分が抜けず脳天気なだけなのか。私は崩をうって賛成すると思っていたのですが、ここまで酷い状態になってしまった会社を横目に長年自分たちの好待遇ばかり考えてきた人たちだけのことはあります。先を見られる人がいないのでしょう。
マイレージ保護も決定ではないようで、株価だけではなく今後の再生計画も、もう一波乱あるかもしれません。

先週土曜日のブログのおかげで友里征耶掲示板の「ブログスレ」が加熱しました。
月刊サイゾーで魯山人の舌について疑問を呈した記事を書いた、と発表したら、書き込み数が激増してしまったのです。今まで魯山人を否定したものがなかったのでしょうか、魯山人というブランド力は大変なものがあるとあらためて知った次第です。しかし暇だったとは言え、3連休中掲示板の書き込みに対応し続けなければならず、大変でした。
月刊サイゾーの知名度アップには貢献したといいますか、関係者だけがほくそ笑んでいたかもしれません。関係者のサクラ投稿ではないですよね。

今TVを見ていて気になったのが昨日の新成人たち。この不景気だというのに、まだ白い羽織と袴姿の男子が何人もいるのに驚きました。
おそらく人生で1回しか着ないものだと思うのですが、新しくオーダーしているのか。着物に関してもまったく素人な友里征耶ですが、そこらのスーツどころではない大金が必要だと推測します。
彼らは毎年オーダーしているのか、先輩のお下がりを代々使用しているのか。
一回切りしか使えないと思いますので、エコの面からも意味ない投資だと思うのは私だけでしょうか。

政治屋は一度やったらやめられない?

数寄屋橋の二郎さんではありません、小野次郎氏。警察官僚から小泉さんの首相秘書官になったのが人生の分かれ道だったのでしょうか。昨日、落選中の身でありながら自民党からの離党を宣言しました。選挙区の支部長に選任されず、次回の国政選挙に出られるかどうか、宙ぶらりんな状態に痺れを切らしたのでしょう。
しかし御年56歳、私より年上の方ですが「やり直す」という選択肢はなかったのでしょうか。

首相秘書官にさえならなければ、いや、郵政民営化が参議院で否決さえされなければ郵政解散はなかったでしょうから、代議士先生の魅力に取り憑かれることはなかったのではないか。秘書官のまま職責を全うし、小泉さんが首相を退任してまた安定した国家公務員生活に戻ることが出来、定年後も安定した天下り生活が出来た可能性も高かったはず。
落選した身で、毎日誰も立ち止まって聞いてくれない辻立ちをしなくても良かったでしょうし、貯蓄を減らす、借金を増やす、といったこともなかったでしょう。

私だったら、4年間だけ「先生」になれて良い経験をした、話のタネを沢山仕入れることが出来た、と落選したらさっさと引退すると思うのですが、一度味わった蜜の甘さが忘れられないほど「政治屋」という職業は魅力的なものなのでしょうか。
国会議員は自転車操業というのでしょうか、当選し続ければお金が回ってきてそこそこ良い生活が出来るのでしょうが、途絶えてしまうと資産家でない限り生活が苦しくなるようです。
みんなから「先生」と呼ばれ見栄をはることが出来、自己顕示欲も満たされ収入も安定する国会議員。一度やってしまったら、地道な職業に戻れないのでしょう。

片山さつき氏は高級官僚の職を投げ出し、佐藤ゆかり氏も外資系の職を投げ打って現在落選中。彼女らは未だ若いし経歴や才能も立派なようなので、いくらでもやり直しが利くと思うのですが、国会議員としてのやり直ししか考えていないようで私には不思議でなりません。
ラッキーで間違って代議士になった、良い経験をさせてもらった、と気楽に考えることは出来ないのでしょうか。こう言っては何ですが、一時的な見栄や自己顕示欲と引き替えに、蟻地獄に嵌ってしまったように感じるのは友里だけではないしょう。

本来なってはいけない人やなるべきでなかった人が代議士になってしまった「郵政選挙」、杉村太蔵氏が代表格でありますが、小泉元首相とともに、純粋な読者に自民党投票を呼びかけたさとなお氏、彼らの人生を狂わしてしまったようで、罪は重いと言っても過言ではありません。
そう言った意味では、今回の小沢チルドレンも同じような運命を辿るのでしょうか。4年後に落選したら、さっさと引退して人生をやり直す選択肢も考えていただきたいと考えます。