本日発売の「月刊めしとも 3月号」

メダルの期待が高かった上村愛子選手、残念ながら4位に終わってしまいました。世界に通用するものが何1つない友里としては、4位どころかベスト20でも凄いと思うのですが、この手の職業を利用して今後も稼いでいくにはメダルの有無で大きな違いがでてくるようです。引退を撤回したとの報道もありました。
各スポーツの協会やJOCで上っていくには競技実績が大きな武器になるはずです。換言すれば、過去の競技実績だけで中身は?の協会幹部がいかに多いということか。
そう言った意味では、北島康介選手の将来はかなり有望だと思うのですが、この半年、露出が激減しております。東京オリンピック招致でも、室伏選手や高橋尚子氏よりはるかに訴求力があったと思うのですが不参加。CMも流れていないのではないか。六本木ヒルズに関する彼の変な噂が流れていますが、それと関係あるのかとかえって邪推してしまいます。

昨日の昼間、モーグル決勝の前に放映されていた上村愛子選手に密着したドキュメント、私には違和感しか残りませんでした。
お約束とは言えすべてが「美談仕立て」。寡婦家庭で育った人は彼女だけではないと思いますし、メダルもまだ取ったことがない選手なのに、競技結果が出る前にこんな内容のものを放映するものなのか。
番組中で上村選手が何回も自分の母親のことを「お母さん」と読んでいるのには見ている方が恥ずかしくなってしまった。
こども店長なら未だわかりますが、三十路で既婚の立派な大人が、自分の母親を他人に「お母さん」なんて言うものなのか。

廻りが誰も注意しないのでしょうが、その構図はスノボの国母選手にも言えることであります。
突っ張るのなら最後まで突っ張って、スキー連盟からの出場辞退を受け入れてしまえば良かった。「オリンピックは単なるスノボ競技の1つ」と偉そうな事を言っていたのですから、服装や態度にうるさいオリンピックなど出ていられるか、とケツをまくれば私は拍手をしていたでしょう。
やっぱりオリンピックにしがみついて出たいんでしょうか、橋本団長に伴われて二度目の会見で、「船場吉兆」のように答えを団長からささやいて貰って答えていたのには笑ってしまいました。
態度と顔はデカいようですが、結構気が小さいのではないか。メダルを取って自分を批判した世間を見返してやろうとリキむ可能性が大であります。よって結果を出すのは難しいと私は考えます。

さて本日は「月刊めしとも 3月号」の発売日です。メイン特集は、ステーキ、ハンバーグ、トンカツ、肉丼の覆面調査です。
トンカツ部門では、「すぎ田」が十段としてトップの評価。私の評価とは真っ向異なる結果でありますが、他のジャンルも含めて色々な店が取り上げられていますので参考にしてください。
私の連載「銀座“裏”ガイド」は、「エノテーカ・ピンキオーリ」です。友里掲示板では年内閉店との書き込みがありましたが、真相はいかがなものか。
毎回細かくチェックする来栖けい氏の「今月のオススメ 30食」ですが、「カンテサンス」の料理写真が5枚載っています。でも私が本文を読んだ範囲では「カンテサンス」は登場していないんですね。彼のブログでも12月に「カンテサンス」へ行ったとは書かれていません。どうなっているのでしょうか。
自分で造った料理の写真も3枚載っていて驚きました。

読みどころ、突っ込みどころ満載の「月刊めしとも」。ぜひお買い上げの上熟読下さい。

最近訪問した店 短評編 2010-7

冬季オリンピックが開幕しました。家のTVでは開会式の模様が流れていましたが、私は確定申告資料(副業)のまとめに忙しかったこともありまして見ませんでした。
理工系出身だからという訳ではありませんが、なんで選手の行進が面白いのかよくわかりません。行進している選手や役員は一生の思い出になりますからそれは楽しいでしょうけど、私は派手なセレモニーなんてせず、はやく競技を始めればいいのではないかと思ってしまいます。世界をめぐる聖火リレーにもお金をかけず、それこそチャッカマンで一気に火を付ければ良いと発言すると怒られるでしょうか。

この7年あまり、ヨイショ宣伝含むパフォーマンスなど「煽り」を徹底的に嫌う原理主義者となってしまった友里征耶にとって、こういうセレモニーは無駄以外の何物でもないと思うようになりました。
国体からオリンピックまで、単純な選手(少なくなったかもしれません)を使って純粋な一般視聴者や観客から暴利をむさぼる金儲けシステムのスポーツイヴェント。サッカーのワールドカップもそうですが、特に協会関係者は資産形成を公開するなど潔癖であって欲しいと考えます。

今、ニュースでのオリンピック競技を放映していましたが、成績不振な日本選手のジャンプを放映するのではなく、優勝したアマンとか上位の選手のジャンプをもっと放映するべきと私は考えます。せっかくのオリンピックなのですから、最高のパフォーマンスを見せるべきでしょう。

さて3店です。

京味
この時期の訪問ははじめて。小キャパなので相変わらず満席でしたが、2回転している席は少なかった(無かった?)ようです。
春のタケノコの時期はまた混むのでしょうか。帰り際に次回の予約をしていく常連が多いのは、「アロマフレスカ」や「かわむら」のような超人気店と同じであります。

表邸 西麻布
「裏モノJAPAN」から新しい企画のオファーがあり、打ち合わせを兼ねての訪問です。鉄人社にゴチ(歳がばれる)になりました。
久々のモツ鍋でありまして、他店と比較できるほどの経験はありませんが、思ったよりあっさりしていると感じる鍋でありました。
隠れ家的で、業界人にはうけるかもしれません。

シェ・イノ
友里掲示板で「予約が入っておらず入店できなかった」といった書き込みがあったので心配でしたが、我々は大丈夫でした。
頼んだのは勿論「スペシャリテコース」。フォアグラのテリーヌ、舌平目のアルベール風、マリアカラスなどが入っている2万1000円のコースです。
確かにイノの傑作で美味しいと思いますが、換言すると食べるのはこれらスペシャリテだけで充分ではないか。
よって私は多くて年に1回の訪問に抑えております。

「店評価ブログ」を更新しています

政権交替の良い面が出たのでしょうか、金融庁が上場会社の情報開示を強化することを決めたようです。
目玉は役員の報酬額の開示。1億円以上との条件はありますが、個人名、個別の報酬額、支払い方法(現金かストックオプションかなど)の開示をこの2010年3月期決算から義務づけるそうです。

上場会社役員の高額報酬で私が真っ先に思いつくのは、自社の日産車ではなくポルシェに乗っていて事故をおこした日産のゴーンCEO。最近はすっかり埋没気味ですが、日産役員全員の報酬額の過半を独り占めしていると噂されています。果たして本当に10億円を超える額なのか開示が楽しみであります。

今までは株主が総会で開示を要求しても突っぱねられた個別報酬額の開示。自分の能力や実績に自信があるなら、役員達(雇われ人)は株主(オーナー)に堂々と報酬額を開示するべきだと思うのですが、自信がないのか後ろめたいのか、能力がないのにゴマすりだけで役員になっただけからか、今まで「個人情報」という隠れ蓑で開示を逃げまくっていました。アメリカと違って日本人は目立つのを嫌います。この開示強化で、能力以上の報酬を受け取る役員が減少することを私は期待します。
ゴーンには能力と実績に合った額を堂々と受け取ってもらいたいものです。

私が注目する開示強化はこれだけではありません。総会での議案毎の賛否の得票数の開示も義務づけるとあるところに注目です。
株主総会での一番の見ものは、決算承認ではなく役員の選任です。個別の役員候補に対する賛否の得票数が本当に開示されるとしたら、就任後の発言力にも影響が出てくるのではないか。代表者の得票が一番低いなんてことになると、面子は丸つぶれです。

さて「店評価ブログ」に、美食の王様・来栖けい氏がオーナーと言われている西麻布の「エキュレ」と、閑古鳥が闊歩していた銀座の「エノテーカ・ピンキオーリ」をアップしています。
ぜひお立ち寄り下さい。