最近訪問した店 短評編 2010-29

映画は見出したら止まらなくなると先日のブログで書きましたが、昨日は今話題?の「トイ・ストーリー3」を見てきました。連休初日だからかシネコンは珍しく混んでおりました。「告白」とはうって変わる健全ストーリー、深みはないにしても最後まで楽しめた。

しかし外人の子供、上映中でも非常にうるさい。しかも1家族や2家族ではないんですね。
昔は日本人と違って外人は子供を厳しく躾けると聞きましたが、今は逆ではないか。教育方針が変わったのか、それとも日本在住の外人の質が悪いのか。
毎日昼間(平日ですよ)からスポーツジムでゆっくり汗をかいている外資系の外人幹部が多いことを考えると、私は後者ではないかと考えます。人のこと言えた義理ではないですが

あんた達、仕事しているの?

と私は彼らに突っ込みたい。リーマンショックで一時数が減ったと思っておりましたが、世界の景気は戻ってきたようで最近はまた目立つようになってきました。

さて、大好きな上映前の映画宣伝、またまた「SPACE  BATTLESHIP ヤマト」をやっていました。じっくりキムタクのセリフを聞いたのですが、感動させる場面なのにその「滑舌の悪さ」と「セリフ棒読み」に唖然。
未だ間に合うと思いますので私は制作員会と東宝やTBSに

キムタクだけでも吹き替えにしろ

とアドヴァイスしたい。演技は仕方ないにしても、あの台詞回しでは感動もあったものではありません。?

さて3店です。

リストランテ 宿屋
「ラ・スカーラ」、「リストランテ 濱崎」のソムリエだった宿屋氏が、「フロリレージュ」や「濱崎」のある青山でオーナーソムリエとしてこの5月に独立しました。
料理はコース主体(遅い時間にはアラカルトもあるらしい)で、スタイルは「濱崎」に近いかも。
同伴者との話が弾み、飲み過ぎで肝心の料理の記憶がほとんどありません。再訪しなければならないでしょう。

MASA’S KITCHEN47
「月刊めしとも」の企画で初訪問。「文琳」のスーシェフが独立して開いたようなイメージですが、「文琳」と親しい方から聞いたところによりますと経営は「(株)ピューターズ」だとか。
恵比寿で一時期一世を風靡していた、一見高額寿司店に見えるお手頃寿司屋の「松栄」や蕎麦屋「松玄」だけではなく、最近は「焼肉チャンピオン」もこの会社が経営しているようです。
http://www.pewters.co.jp/recruit/index.html
料理などの評価は「めしとも」をご覧下さい。

スーツァンレストラン 陳
これまた「めしとも」の仕事で久々の訪問。昼は混んでいる店ですが、値付けが高いからか夜は結構空いていました。
オープン当初より陳麻婆豆腐など看板料理のクオリティが落ちてきていると感じました。

友里征耶の週間食日記 1

6月からはじめた土曜日の「近々に訪問したいと思う店」シリーズ。タイトルのゴロが悪いだけではなく企画自体が安直だったのか、はやくも1ヶ月で行き詰まってしまいました。
そこで友里掲示板で提案された新企画に飛びつくことにしたのです。

掲題の通り、友里の1週間の食事の記録であります。月曜から日曜まで、外食だったのか内食だったのかも含めて書きますが、具体店名を書いてしまうと、各店が連携して予約名をすり合わせることによって私の正体がわかる可能性があります。よって、具体的な店名はボカして書かせていただきます。
要は、友里が1週間でどのくらい外食をしているのか、家ではいつ食べているのか、などをちょっと垣間見ていただければといった狙いであります。

それでは第一回、某月(と言ってもここ1ッヶ月以内くらいです)の週間食日記です。はじめに申し上げておきますが、朝は原則食べません。昼も抜く日がほとんどです。

月曜日
昼:某立ち食い蕎麦屋(正確には座り食い)
珍しく昼食をとりました。オススメ本でこのジャンルの店を入れようかとの確認のためです。掻き揚げの他、茄子など野菜を2種追加してしまったため胸焼けしました。
夜:世田谷のブラッスリー
同じくオススメ本の確認である出版社の編集者と訪問。週はじめだからか客入りは良くなかった。豊富なメニューから食べ飲みまくってまずまず満足。
ビール2杯にワインは2名で白・赤いっぽんずつ。

火曜日
夜:港区のカウンター和食
久々の訪問。相変わらず盛況のようで満席でした。高いコースを新たに設定してCPが落ちたと思っていましたが、かろうじて許容範囲か。
ビール2杯に日本酒を3合ほど。

水曜日
夜:恵比寿のフレンチ
高額店ではないジャンルでのオススメ本への掲載の確認と、東北からの客人の歓迎を兼ねての訪問。この日は「お任せ」にしましたが、支払総額を考えたら量を含めて満足するものでありました。
ビール2杯に、ワインは5名で5本くらいか。

木曜日
昼:空港の寿司屋
時間があったので銀座の姉妹店へ。カウンターはいつも空いているのでいつでも飛び込みで座れます。本店の半値で内容はそうは変わらないかも。
夜:京都のカウンター和食
CP抜群との評判で最近赤丸急上昇中のお店。コース1本1万円くらいの価格なのですが、私には価格なりの内容としか感じませんでした。期待が大きすぎたのか。
ビール1杯、日本酒少々、そしてワインは一人1本ほど。

金曜日
夜:京都のカウンター創作和食
オススメ本の確認で久々の訪問。味濃い調理による高級食材の羅列でありますが、業界人や文化人が屯する東京のこの手の店より質も調理も上であります。
ビール大瓶1本に日本酒3合ほど。

土曜日
夜:ステーキ店
数ヶ月前から予約しなければならない人気店。最近は私の愛読コミックにも登場しているようです。
ビール2杯、グラスの白1杯、赤ワイン2名で1本。

日曜日
夜:ホテルのビュッフェ
ホタルを見に訪問。しかし数匹しか確認出来ずまったくの期待はずれ。やはり都内でのこの手の企画には無理があるようです。
飲み放題なのでビールに白・赤ワインで元とりました。

珍しくこの週はすべて外食でありました。

これほど後味が悪いとは思わなかった、映画「告白」

本日は超久々の登場となる映画評(単なる感想)です。ネタ不足と指摘されたら返す言葉もありませんが、たまたま知ったこの映画の予告編を見て、その「衝撃度」を味わいたく先日一人で見に行ってしまいました。

映画は足が遠のくとしばらく見なくなるのですが、ひょんなことから見始めるとまた止まらなくなるものです。楽しみだった「アイアンマン 2」がまったく期待はずれでして、翌日見たこの松たか子主演の「告白」、しかしこれほど後味が悪い映画が今まであったか。

http://kokuhaku-shimasu.jp/index.html

つまらないとか飽きるというものではありません。どちらかというと次なる展開が気になって、最後まで目が離せません。でもこれでもかと出てくる学校内の「イジメ」や残酷な描写、そして意外な結末に、見終えて虚脱感しか残らなかった。

結末や予告以外のストーリーをチラッとでも書いてしまうとまた批判を浴びますので書きませんが、娘を生徒に殺されたシングルマザーの女性教師の復習劇、演出方法も一ひねりしていますので、映画館で寝たくない方にはオススメであります。
予告編で松たか子が「ドカーン」と叫んでいた意味もラスト近くでようやくわかったのですが、その意外な結末も後味の悪さを後押ししております。
予告編などをみて興味のある方、松たか子ファンの方にもオススメの映画であります。

しかしこれを言うとよくバカにされるのですが、背の高さはかなり違うと思うのですが、私はこの松たか子と松嶋菜々子の顔が同じように見えるんですね。歳をとると若いタレントの顔が皆同じに見える現象と似ているのかもしれません。

私は映画が始まる前にある上映予告を見るのが好きなのですが、今回ある映画の予告編を見て落胆してしまいました。
その映画とは

SPACE BATTLESHIP  ヤマト

であります。あの名作「宇宙戦艦ヤマト」の実写版です。何十年も前の学生時代、確か日曜の夜放映されていたこのアニメ版を食い入るように毎週見ていた友里。
映画版のエンディングに挿入されていた「ヤマトより愛を込めて」がカラオケでの十八番であるくらい大好きな作品なのですが、実写版での主人公・古代進を見て私の夢は破壊されてしまった。

キムタクよ、なんでこの役を引き受けたんだ!

だいたいこの作品を「実写」で表現することに意味があるのか。松本零士の描く女性像を再現できる女優なんていないどころか、肝心の古代進からして完全なミスキャスト。
間の抜けたキムタクの台詞回しを聞いて私は怒りを通り越して悲しさが残るだけとなりました。

なんで「キムタク」がヤマトに乗っているのか。パイロット、脳科学者、検事と何を演じても唯我独尊と言いましょうか、役に成りきれずというか素のままで台詞をしゃべり、演技というものをまったく感じさせないキムタク。
古代進との共通点は、背が高くない所ぐらいか。ヤマトファンが暴動を起こさないのが不思議であります。

年末に公開されるようですが、アニメ放送を見た我々世代は夢が壊れるので、映画館へ行かない方が無難と考えます。