顔バレ? 予約名バレ? 本名バレ?

友里掲示板では、2日にわたって「鰻談義」が続いているようです。出張中であったため頻繁に掲示板をチェックできず、乗り遅れてしまいました。

http://tomosato.net/test/read.cgi/bbs/1279760842/l50

何でも国産が安全で質も高いかというと、そうでもないのが鰻以外にもあるようです。一般的に海外産の方が良質で仕入れ値も高いと言われている食材があります。それは、

韓国の鱧

であります。
東京の「京味」はじめ、最近は京都の割烹でも「韓国の鱧」が大手をふるっております。価格も国産の倍ほどすると聞きまして私も有り難く食べていたのですが、先日私が好きな京料理店の主人からこの「韓国鱧」を真っ向否定する意見を聞きました。

身厚の割に皮や骨が柔らかく骨切りしやすいだけで、真の旨みは淡路産と比較にならない

そう言えばある東京の店では、普通の「刺身包丁」で骨切りしている主人を見かけたことがあります。修業店で骨切りをしたとは思えないので、韓国産は骨きりが簡単なのでしょうか。

さて、最近店で食べていて微妙な空気の違いを感じる機会が多くなりました。ブログや月刊誌、夕刊紙で好き放題悪口を言っていると批判されている友里征耶ですが、実際に店で私と一緒に食事をした人はそのギャップに驚くはず。

蘊蓄も垂れず、浅い知識や経験、そして人脈自慢どころか食べた自慢、行った自慢も抑えて極力目立たず普通の一見客のように食べているからであります。
料理や店の話より、女性(男性ではありません)の話題の方が多いかも。この客があの悪名高い友里征耶だとわかるはずがないのですが、最近感づかれているのではないかという対応を受けることが多くなりました。面と向かって

知識や経験の探りを入れてくる
好きな店や嫌いな店を聞いてくる

料理人やシェフが結構増えてきました。この傾向は東京だけではなく京都の店でも見られるようになりまして、なんとも言えない居心地になってきております。中には真正面から

友里征耶についてどう思うか

なんて聞かれた事もありました。そんなこと聞かれても

はい、私が友里です

なんて言うはずないんですけど。
以前は同行者の名や親戚・知人の名で予約を入れていたことがあったのですが、ある京都の店での体験話。本名でない名前で予約していたのですが、店へ入ってその名を告げたのに

はい、・・・さん、こちらへどうぞ

と私の本名を言われて席へ案内されてしまったこともありました。それ以来、本名1本に絞って予約を入れることにしたのです。(同行者が予約をする場合や何年も前から違う名でリピートしている店は例外)

顔バレ、使用予約名バレ、本名バレが進んできてしまったようですが、いくら覆面だと言っても、人の口に戸は立てられません。
「友里はよく知っている」と店で言ってしまう人もいるようですし、顔出ししてしまった例のオーストラリア放送で顔をしっかり記憶してしまった人も多いと聞きます。

今後は髭を生やすとか、スキンヘッドにするとか、いや知り合いから勧められているのですが、ウイグ(ウィッグ)をつけることも真剣に考えていかなければならないかもしれません。

日本酒が飲めなくなった?

ここ数日、昼を含めて和食が続いているのですが、どうも日本酒の進みが芳しくありません。今までは、鮨屋ならビールの他主にぬる燗を4合、和食でも3合前後は飲めたはずなのですが、確実に日本酒の酒量が減っております。

京料理とはまったくかけ離れた「濃い味」調理である名古屋の「京加茂」で、ただ濃いだけの純米無濾過生原酒を飲める古川修氏のような「鉄の舌と胃」を持っているわけではありませんが、普通の純米なら3?4合は飲めたはず。
猛暑だからとも思ったのですが、赤ワインの飲料は減っていないだけに日本酒への耐性が減少しているのではないかと心配してしまったのです。

先日など、最初から日本酒をあきらめて和食店にあったハーフのシャンパンをビールの後に頼んでしまったほどです。

和食店でワインを飲むな

と、和食店へせっせとワインを持ち込む客に問題提起していた友里ですが、自分が和食店で自らワインをオーダーしてしまうとは思わなかった。

たまたまここ何軒かの店にあった日本酒が「濃すぎた」だけなのか、あまりの猛暑で日本酒がきつく感じただけなの。それとも

日本酒が飲みにくい体になってしまったのか

現時点でははっきりわかりませんが、何とも困った状態になったと悩んでいる今日この頃であります。

自説を曲げて、和食店でワインを飲むという方針転換をするのか、飲めないならビールとお茶だけで料理を食べ終わるか、結論は秋口には出ると考えます。

やっぱり美味しかった、オギノ

友里ブログはやっぱり「料理ネタ」が一番なのでしょうか。昨日のブログで「鰻」を取り上げましたところ、ファッションネタを遙かに上回る盛り上がりとなりました。

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その中で、養殖鰻は国産より中国産の方がクオリティも高く安全であるといった意見の書き込みには驚きました。今までの中国産に対するイメージとまったく正反対だからであります。
つい最近も「産地偽装」で告発された流通業者がありましたっけ。鰻の流通業界は魑魅魍魎としているのかもしれません。

本日はネタを考えつかなかったと言いますか、時間がないと言いますか、平日のブログではあまりやらない「店訪問」であります。

先日、数ヶ月先まで予約が一杯という池尻のフレンチ「オギノ」へ行ってきました。
「キノシタ」出身と言われているシェフですが、独立前、恵比寿の「レスパス」系列の「キャス・クルート」(目黒)の雇われシェフをしていたことはあまり知られていないのではないでしょうか。
それはさておき、移転後の初訪問で私は驚いたのです。

マダムがショートカットになっている

確か長めの髪でポニーテールだったマダム、ダークな服で物静かなイメージがあったのですが、ショートカットでグレー?のスーツ、笑顔が目立つ接客でイメチェンをしていたのです。
最初はマダムと気づかず、新しいスタッフかと思ってしまいました。

肝心の料理ですが、人気が長く続いておりますがクオリティは落ちていなかった。前菜、メインと5皿ほど頼みましたが、いずれも美味しい。
特に夏鹿のパイ包みとヒナ鳥の膀胱包み(正式名忘れ)は、ボリューム、味と大変満足しました。

感じの良いマダムの存在に弱い友里、見栄を張った訳ではないですがリストの中で高めのワインを選んでしまいましたが、支払額に充分満足する食後感であったことを報告させていただきます。

しかし問題点がないわけではありません。
グランメゾンとは形態が違う街場フレンチの位置づけの店が、数ヶ月先でないと訪問できないのは異常ではないか。
フレンチの不毛時代と言われている現在、他のフレンチで「良店」がほとんど存在しないため一極集中となっているのかもしれません。
あともう1つ。連れからはマダムとの会話で「赤くなった」と突っ込まれたのが原因ではないと思うのですが、店内がちょっと暑く感じました。空調に問題があるのあもしれません。

「トルナヴェント」もそうなのですが、アンチからは

?マダムに目がくらんで評価が甘い

と突っ込まれること覚悟での本日のブログでありました。でも料理は冷静に判断しているつもりであります。