友里征耶の週間食日記 11

呑気に食日記なんか書いている場合でしょうか。新聞はさておき、TV報道はあっさり流している中国漁船船長の釈放。各TV局は中国に何か借りがあるのでしょうか。
中国の圧力に見事に屈してスッカラ菅政権はやってくれました。
サル首相、赤官房長官、そしてフランケン幹事長が揃って

あくまで那覇地検自身の判断(日本国民への影響や日中関係も考慮)であり、指揮権発動ではない

ととぼけております。トッチャン坊や外相も了解済みの判断だったとか。一司法機関に政治的な判断を許すなら、私は言いたい。

それなら捜査権、逮捕権、起訴権をもつ特捜部に外交含めた行政を任せろ

しかし田舎の地検の責任にしてしまうサル政権。卑怯としか言いようがありません。本当に今回の釈放が那覇地検の判断とするならそれこそ指揮権を発動して

釈放を取り消し起訴する

べきでありました。
領土問題はないと言いながら、日本の領土で公務執行妨害をはたらいた容疑者を不問にしてしまったことにより、

尖閣諸島には領土問題が存在するというよりもとから中国の領土です!
日本は脅されたら国益を放棄するヘタレな国です!

と世界に宣言したようなものです。
今回はイラクでイスラム過激派に捕まったボランティアと同じような

自己責任

という批判がフジタや捕まった社員4人に沸き起こらないのが不思議。

お前等が足を引っ張ったから日本は国益を損なった

となぜフジタを糾弾しないのか、私は不思議であります。まずはフジタ社長が全国民に

謝罪するべき

であると考えます。中国は矢継ぎ早に船長逮捕などによる謝罪と賠償を要求するようです。
まさか税金で賠償金を払うようなことはしないと思いますが、今回も屈服して払うというなら

フジタが全額もつべき

と私は考えます。

駐日大使の引き上げ、国交断絶、そして戦争になるよりまし

との政府関係者の話もありました。この売国政府関係者は、今後も国交断絶や戦争をちらつかせられたら、

日本はすべて屈服しなければならない

と考えているのか。それならば

自衛隊を解散して丸腰になっても同じではないか

自衛隊の存在意義を根底から否定する危険思想であると考えます。
世界で戦争が嫌だからと言って自国の領土を放棄するような国が日本以外にあるのか。

私の記憶でありますが、ミサイル攻撃ではなく純粋な海戦をはじめたとしたら、今の実力(現有装備と戦術の熟練度)なら中国より日本の方が上だとの説があったはず。
物騒な仮定でありますが、もし海戦になって初っ端だけでも中国海軍が守勢に回ったとしたら、中国は

ぬぐいきれない恥

を世界に晒すことになります。ミサイルや核攻撃を最初からしてくるとは思えませんので、初っ端の小競り合いで勝てるかどうかわからない海戦を、中国が安易に仕掛けてくるとは思えないのです。

自民党も外圧には弱かったですが、民主党の弱さは群を抜いていると言えるでしょう。
しかしこんな未熟な集団に政権を与えたのは私を含めて日本国民の

自己責任

日本の衰退をこのまま見守っていくしかないのかもしれません。
戦勝国のおかげで、日本国民は世界でも類を見ないヘタレな人種になってしまいました。

店評価ブログに銀座へ進出した「カーエム」をアップしております。

さて週間食日記ですが、本日は簡単に。ヘタレのスッカラ菅政権で朝から虚脱感に見舞われております。

月曜日
夜:六本木の鮨屋
小山薫堂氏やヒロが日本一美味しいと宣伝していた鮨屋。久しぶりの訪問です。鰺や鯖の棒寿司(押し寿司)の煮切りがちょっと甘過ぎかも

火曜日
夜:内食

水曜日
夜:麻布十番の韓国家庭料理屋
ウリのホルモン鍋やサムゲタンを食べました。満席でした。?

木曜日
夜:白金高輪のフレンチ
当初は「大人の秘密基地」のキャッチだったお店。最近はフレンチであることを前面に出しております。

金曜日
夜:麻布十番の天麩羅屋
移転後初訪問。主人がかなり丸くなっているのに驚きました。

土曜日
夜:麻布十番の饂飩屋
メモにないのですが、たしか打ち合わせ後にこの店へ寄った記憶が・・・
近所の蕎麦屋が行列だったのに、この店はすぐ入れました。空いています。オヤジの名前で何億円もの金銭問題を起こしている息子の経営だからでしょうか。?

日曜日
夜:内食

銀座三越へ行ってみた!

大阪地検の改ざん事件ですが、元特捜部長や副部長の事情聴取がはじまりました。どうやら最高検は大阪地検特捜部だけの問題として封じ込める意図でしょうか。検察全体の問題として検証しなければ、今後も同じような事が繰り返されると考えます。?

中国の鼻息が荒いようです。フジタの社員4名が中国側に拘束されたとの報道もありました。ハニートラップなど何でもありの国ですから、イチャモンつけての日本人拘束はお手の物か。温家宝首相は

中国は領土問題で妥協しない

と主張しているようです。ということは

日本が領土問題で妥協しなければならないのか

前原外務大臣は今になって

尖閣諸島は日米安保の範囲内

との確認を慌ててとったようですが、それまでアメリカには尖閣諸島は日本領土との確認をとっていなかったのか。アメリカは日中の仲介に入る気はないようですが、このドサクサを利用してちゃっかり

米軍への思いやり予算の増額を要求してきた

との報道もありました。したたかと言ってしまえばそれまでですが、信じられるのは自国だけという現実を日本人はしっかり噛みしめるべきでしょう。
検事が自分の出世のために証拠を改ざんするような悠長なことをやっている場合ではないのです。

ここは日本も踏ん張りどころ。一昔前なら「戦(いくさ)」にもなる緊張が走る今回の船長拿捕ですが、韓国は中国人を何十人も拿捕しながら中韓では戦になっておりません。というかこれほどの中国の反発もない。?

舐められていると言ってしまえばそれまでですが、フジタ社員拘束に加えて、レアアースの対日本輸出も禁止するとの脅しもかけてくる中国。日本には国益ではなく己の利益だけを考える媚中企業が多いだけに、

このままでは日本経済は大変なことになる

と政府に泣きつき、しばらくしてあっさり船長を無条件で釈放するというストーリーになるのではないかと心配です。
しかし日本領土内での公務執行妨害罪の容疑者を無条件で釈放したら、

尖閣諸島は日本の領土ではない

と中国、いや世界に宣言するようなもの。前原外務大臣、いや菅政権の正念場は、臨時国会開催前に来てしまいそうです。
媚中企業の利益を優先するのか、長い目で見た国益を優先するのか、スッカラ菅の今後の判断に注目です。?

さて、リニューアルオープンのご祝儀人気でしょうか、銀座三越が注目されております。
今週発売の週刊現代では、「辛口グルメガイド」として25店のレストランの評価がでてりました。

TVなどでも大きく取り上げられている銀座三越ですが、リニューアルと増床の珍しさで人が一時的に集まっただけ。
古くは六本木ヒルズから東京ミッドタウン、新丸ビルや大丸東京を見るまでもなく、数ヶ月で過熱感はなくなり、閑古鳥が闊歩するのは世の常であります。
とはいえ、閑古鳥だけになってから訪問してもネタにならないと、友里は先週の平日昼にレストラン街へ突入したのです。

レストラン街は11階、12階と最上階2フロア。鉛筆ビルとは言いませんが、新館は売り場面積も狭くエレベーターやエスカレーターで最上階まで行くのが大変。
昼時間(12時から13時)をはずしたのですが、客はオバサンばかりでしたのでどの店も満杯で行列。入店を断念せざるを得なかった。?

しかし行列してまで食べたいと思っているオバサンたちは、これらの店で働いている厨房スタッフのレベルを考えたことがあるのか。
例えば、京都の美山荘の支店である「石楠花」。もしくは代々木上原の老四川 飄香の支店をよく見てみて下さい。
本店はいずれもコンパクトでありまして、長く修業したスタッフを支店へ派遣する余裕があるはずがない。そんな事をしたら、本店のレベルが一気に落ちてしまいます。?

つまりこの出店(でみせ)のスタッフ達は、三越進出のため新たに募集されたスタッフが中心と考えるのが無難であります。はっきり言えばレシピを渡して表面的に本店に似た料理を出しているだけ。
本店自体もたいした料理を出していないのですから、この出店に有り難がって行列するのはネタ不足の友里くらいしか意味がないのであります。

新宿伊勢丹のレストラン街は土日が特に盛況ですが、それは回りにあまり良い店がないから。銀座三越のターゲットは伊勢丹のように万人狙いではありません。飲食店に事欠かない銀座で、駐車場も少ないだけに、私はこのレストラン街は伊勢丹のように盛況を長く続けるとは思えないのです。

安直に再開発ビルや百貨店の新館に支店を出す店経営者、そして安直にオープン直後の限定盛況時期に訪問してしまうランチオバサン。いずれは集客に苦しむこと必定ですから、両者とも長期的な視野が欠けていると言えるでしょう。

監督責任は問われないのか?

大阪地検特捜部のFD改ざんと村木元局長の職場復帰が連日報道されております。
大阪地検どころか高検まで改ざんを認識していたとの報道もありますから、今回の「改ざん」は主任検事個人の問題ではなく検察全体の病巣と考えて良いのではないか。

裁判官など判事もそうなのですが、検事も一杯飲む「飲み屋」は限られていると言われています。極端に言いますと、検事専門の飲み屋があるとか。世間との接触を避けしがらみをつくらない意図があるのでしょうが、それがすなわち?

世間知らずの大人

を乱造することになるのではないか。仲間だけの狭い世界での常識にしか接しませんから

検察の常識は世間の非常識

となっている可能性は非常に高い。そこにエリート意識や「俺が絶対正義だ」との妄想が加わりますから、特殊な人格が形成されてしまうのかもしれません。
今回の朝日のスクープは別にして、仲良し記者クラブ(大マスコミ)も見て見ぬフリをして批判しませんから、「勘違い」はますます増殖されてしまうのです。

ところで今回の朝日のスクープ、実は検察の了解のもとに出されたとの話も聞きました。スクープの当日に、前田主任検事が「即逮捕」はあまりに素早すぎる。
とにかく民主代表戦で小沢が負けるまでこの事実を隠匿し(小沢の秘書の調書をとったのがこの前田主任検事なので、今回の「改ざん」が表沙汰になると小沢周辺の取り調べにも疑問符がつき、小沢=悪人のイメージが薄れる可能性がある)、なんとか代表戦を乗り切りこれ以上隠し通せないと判断して準備万端整えてから朝日にスクープとして書かせた、というストーリーであります。
検察の意図的なリークを日常から垂れ流す仲良しの朝日(大マスコミも)が、今回に限って検察の意図に反してスクープを発表するとは私には思えないのです。

今回の検察=悪の報道とは反対に、無罪が確定した村木元局長は連日「英雄扱い」となっております。
確かに個人としては「無実」なのに無理矢理逮捕・拘留・起訴された訳ですから同情しますが、友里掲示板にありましたように例え事件が部下の単独犯だとしても

上司としての監督責任はどうなったのだ

との意見、大マスコミはどう考えているのか。
本人はまったく事件に関与していないのでしょうが、民間企業なら部下というか経理担当の取締役が

粉飾決算

でもしたら、社長は

私はまったく知らなかった

?としてそのままの地位でいられるものなのか。道義的責任というより監督責任で

辞任は必須

ではないか。とりあえず不起訴になった小沢も表面上は

秘書が勝手にやった

ことになっていますが、村木元局長と小沢の大マスコミの扱いは、

えらい違い

ではないでしょうか。

今回は検察が自己都合で事件のストーリーを作り上げることが問題になっておりますが、それは大マスコミも同じではないか。
大マスコミも、自己都合で嫌いな対象者のイメージを地に落とす操作をしているとしか思えません。

今回は検察の暴走でありましたが、本来、村木元局長が部下の不正を知らなかったということを部下の証言以外で証明することは

悪魔の証明

で無理。知っていたならそれを証明する証拠は存在するでしょうが、知らないことを客観的に証明する証拠は村木元局長側には提出できないのです。
霞ヶ関には民間企業に存在する

監督責任や道義的責任

というものが存在しなかったことが今回の無罪判決と職場復帰でわかった次第です。