銀座三越へ行ってみた!

大阪地検の改ざん事件ですが、元特捜部長や副部長の事情聴取がはじまりました。どうやら最高検は大阪地検特捜部だけの問題として封じ込める意図でしょうか。検察全体の問題として検証しなければ、今後も同じような事が繰り返されると考えます。?

中国の鼻息が荒いようです。フジタの社員4名が中国側に拘束されたとの報道もありました。ハニートラップなど何でもありの国ですから、イチャモンつけての日本人拘束はお手の物か。温家宝首相は

中国は領土問題で妥協しない

と主張しているようです。ということは

日本が領土問題で妥協しなければならないのか

前原外務大臣は今になって

尖閣諸島は日米安保の範囲内

との確認を慌ててとったようですが、それまでアメリカには尖閣諸島は日本領土との確認をとっていなかったのか。アメリカは日中の仲介に入る気はないようですが、このドサクサを利用してちゃっかり

米軍への思いやり予算の増額を要求してきた

との報道もありました。したたかと言ってしまえばそれまでですが、信じられるのは自国だけという現実を日本人はしっかり噛みしめるべきでしょう。
検事が自分の出世のために証拠を改ざんするような悠長なことをやっている場合ではないのです。

ここは日本も踏ん張りどころ。一昔前なら「戦(いくさ)」にもなる緊張が走る今回の船長拿捕ですが、韓国は中国人を何十人も拿捕しながら中韓では戦になっておりません。というかこれほどの中国の反発もない。?

舐められていると言ってしまえばそれまでですが、フジタ社員拘束に加えて、レアアースの対日本輸出も禁止するとの脅しもかけてくる中国。日本には国益ではなく己の利益だけを考える媚中企業が多いだけに、

このままでは日本経済は大変なことになる

と政府に泣きつき、しばらくしてあっさり船長を無条件で釈放するというストーリーになるのではないかと心配です。
しかし日本領土内での公務執行妨害罪の容疑者を無条件で釈放したら、

尖閣諸島は日本の領土ではない

と中国、いや世界に宣言するようなもの。前原外務大臣、いや菅政権の正念場は、臨時国会開催前に来てしまいそうです。
媚中企業の利益を優先するのか、長い目で見た国益を優先するのか、スッカラ菅の今後の判断に注目です。?

さて、リニューアルオープンのご祝儀人気でしょうか、銀座三越が注目されております。
今週発売の週刊現代では、「辛口グルメガイド」として25店のレストランの評価がでてりました。

TVなどでも大きく取り上げられている銀座三越ですが、リニューアルと増床の珍しさで人が一時的に集まっただけ。
古くは六本木ヒルズから東京ミッドタウン、新丸ビルや大丸東京を見るまでもなく、数ヶ月で過熱感はなくなり、閑古鳥が闊歩するのは世の常であります。
とはいえ、閑古鳥だけになってから訪問してもネタにならないと、友里は先週の平日昼にレストラン街へ突入したのです。

レストラン街は11階、12階と最上階2フロア。鉛筆ビルとは言いませんが、新館は売り場面積も狭くエレベーターやエスカレーターで最上階まで行くのが大変。
昼時間(12時から13時)をはずしたのですが、客はオバサンばかりでしたのでどの店も満杯で行列。入店を断念せざるを得なかった。?

しかし行列してまで食べたいと思っているオバサンたちは、これらの店で働いている厨房スタッフのレベルを考えたことがあるのか。
例えば、京都の美山荘の支店である「石楠花」。もしくは代々木上原の老四川 飄香の支店をよく見てみて下さい。
本店はいずれもコンパクトでありまして、長く修業したスタッフを支店へ派遣する余裕があるはずがない。そんな事をしたら、本店のレベルが一気に落ちてしまいます。?

つまりこの出店(でみせ)のスタッフ達は、三越進出のため新たに募集されたスタッフが中心と考えるのが無難であります。はっきり言えばレシピを渡して表面的に本店に似た料理を出しているだけ。
本店自体もたいした料理を出していないのですから、この出店に有り難がって行列するのはネタ不足の友里くらいしか意味がないのであります。

新宿伊勢丹のレストラン街は土日が特に盛況ですが、それは回りにあまり良い店がないから。銀座三越のターゲットは伊勢丹のように万人狙いではありません。飲食店に事欠かない銀座で、駐車場も少ないだけに、私はこのレストラン街は伊勢丹のように盛況を長く続けるとは思えないのです。

安直に再開発ビルや百貨店の新館に支店を出す店経営者、そして安直にオープン直後の限定盛況時期に訪問してしまうランチオバサン。いずれは集客に苦しむこと必定ですから、両者とも長期的な視野が欠けていると言えるでしょう。