実は先月中旬に入手していた情報なのですが、出し惜しみしているうちにすっかり忘れておりました。昨日思い出しましたので、本日のお題とさせていただきます。
業者からの話なのでほぼ間違いないはずとレストラン関係者から聞いた話はなんと、
3つ星シェフ・岸田氏の独立
でありました。
友里ブログ読者の方々はご存じだと思いますが、3つ星レストラン「カンテサンス」は岸田氏がオーナーではありませんでした。ピッツェリアの「イゾラ」やスパニッシュの「サン・パウ」から居酒屋に至るまで多店舗展開している楽天系(社長の姉が三木谷夫人)の
グラナダ
の経営であります。
若くして世界の3つ星シェフの仲間入りを果たした岸田氏、千客万来の店繁盛のわりにインセインティヴ契約をグラナダと結んでいないと噂されていて以前から
いつ独立するのか
とこの業界で注目されていたのです。ただ義理堅い性格なのでしょうか、独立の気配は感じなかった。集客が芳しくない店も多いグラナダグループから
自分が抜けたら大変
といった配慮もあったのかもしれません。
ところがこのレストラン関係者の話によりますと
場所と店名をそのまま譲渡される形で独立する
と言うのです。
普通独立と言いますと、場所を探し新しい店名でスタートしなければなりません。3つ星シェフといえども一からのスタートとなりますからそれなりのリスクを伴いますが、場所と店名をそのまま買い取る形で独立してしまえば、客からはまったくその変化がわかりません。
熱狂的な岸田信者に加えて、ミーハー・純粋無垢な一般客はその後も繋がりにくい予約電話をかけ続けることでしょう。
恐らく譲渡してもらうためグラナダへ何らかの支払いをするのだと思いますが、グラナダも普通の独立(野球でいうフリーエージェントみたいなもの)と違って実入り(ポスティングのようなもの)がありますから、両者ともメリットのある「独立」だと考えます。
買い取りに加えて、売り上げに対するマージンをグラナダへ支払う契約になっているのかどうかはわかりませんが、この情報が間違いないとしたら、岸田氏は無難な決断をしたとわたしは考えます。
本日の内容は、岸田氏やグラナダに確認したものではなく、あくまでレストラン関係者からの情報によるものであります。