店評価ブログを更新しています

読者から新スレッドの立ち上げ要望のメールをいただきました。ヨイショライターやヨイショ本(ミシュランなど)を語るスレッドはあるけど

肝心のレストランの内幕

などを語るスレがないとの指摘であります。レストランに限りませんが、企業内(個人経営も)にまったく問題がないケースはレアではないか。多かれ少なかれ問題点を抱えていることが推測されます。

訪問した客だけではなく、そのレストランの従業員や同業者、仕入れ先などからのよく言えば提言、はっきりいって苦言を受け付けるスレッドも必要ではないかと考えた次第であります。
中には内部告発のような書き込みもあるかもしれません。単なる意趣返しや条件闘争に利用されるケースもあるかもしれませんが、店を真っ当な方向へ導きたいとの思いからの告発もあるのではないでしょうか。

結果的には、客、従業員、取引業者などレストランのステークホルダーのためになる書き込みなら良いわけです。
匿名書き込みとは言えいざとなればプロバイダー法により文責を追及される可能性もあります。それなりの責任ある書き込みがされるのではないかと考えるのですが、皆様はいかがお考えでしょうか。
「友里ブログを語るスレ」でご意見を賜れば幸いです。

さて店評価ブログに、どこがピエモンテ料理専門店なのか理解できなかった田町の過大評価店「ラ・チャウ」と湯島の低温揚げトンカツ「蘭亭ぽん多」を掲載しております。
ぜひお立ち寄りください。

さよなら、スー

今朝の新聞を読んで驚きました。あのキャンディーズの田中好子さんが昨晩亡くなったと知ったからであります。熱狂的なファンではありませんでしたが、同世代だったこともあり3人とも気になる存在でありました。
まだ55歳。一昨年友人を亡くした時にも思ったのですが、この50歳台が寿命の1つの山ではないかと。ここをすり抜けると次の山場が70歳前後で、そこもクリアすると80歳台へ突入できるというのが私の実感であります。早すぎる逝去

謹んで哀悼の意を表します。

話は原発に変わりますが、何をやっておるのか東電。集中廃棄物処理施設の収容量を見誤ったようで、1?3号機の汚染水を全部移送することが出来なくなったとか。
といいますか、3号機の汚染水は手つかず、2号機の汚染水もすべて収容できず、6月に稼働を目指している浄化システムで処理する方針に変更したようです。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110422-OYT1T00060.htm

しかし収納建屋の容量なんて図面があれば小学生でも計算できると思うのですが

同施設の容量に限界があることが判明した

とはどういう意味か。まさか無限に収納できると思っていたのか。信じられません。
これでは早くても6月までは汚染水がたまっているタービン建屋などでの社業が出来ないことになり、早くも先日打ち出した工程表の履行が困難になったと考えます。

当初は外部から水をかけたたら(注入したら)汚染水がたまることにさえ気付かなかった
収納場所の容量を計算していなかった

なんともマンガのような東電のドタバタ。その場しのぎといいますか、焦っているからか先を読む余裕がまったくない迷走状態であることがわかると思います。こんなことでは暴走する原発を抑えることが出来るのか心配です。

純粋無垢な人たちは「大会社が考えることだから間違いない」と思うかもしれませんが、実際に判断しているのは我々と同じ普通の人間であります。はっきり言いますと

ただの雇われシャチョーとその取り巻き連中

実はたいしたことないんですね。己の保身をイの一番に考える人たちだけに、取引先や株主、そして社員などステークホルダーのことを心底考えているとは限らないのです。

これだけ世界中で福島原発の行方が懸念され、ドイツやイタリアだけではなくフランスやアメリカまで原発推進にブレーキがかかり、そして肝心の福島第一原発がまだあと何年か終息しないことがわかっていながら

原子力事業を経営の柱とする経営方針に未だ固執する大会社

があるのですから驚きであります。自身に都合の良い10年、20年先だけを考え、肝心の5年先が見えない(見たくない)という悲劇であると言えましょう。

原発凍結の動きはアメリカへも飛び火

政府は今回の原発事故で、避難区域に事業所があり休業を余儀なくされた企業や個人事業者を賠償の対象にする方針を決めたようです。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110421-OYT1T00034.htm

当然と言えば当然なのですが、友里はこの避難区域にあるすべての企業や個人事業者を対象にするべきなのか疑問であります。その疑問と思う対象とは

原発関連の企業や個人事業者

であります。原発とまったく関係のない企業や個人事業者の休業補償は当たり前ですが、今後の存続を問題視されている原発の、しかも事故を起こした福島原発で

喰ってきた企業や個人事業者を救済する必要があるのか

避難期間は福島原発からの距離によって異なるでしょうが、1年や2年で終わるはずがありません。場所によっては

10年単位

になるのではないか。原発の新規建設の凍結や定検・保守の減少で、原発関連の仕事が激減するのは必至。
福島原発とまったく関係のない地にある原発関連企業の売り上げ激減が予想されるなか、福島原発関連の企業だけが今後長期間にわたって減収を補償されるのは

不公平

ではないかと私は冷静に考えるのです。

さてこの原発問題でありますが、ドイツやイタリアだけではなく、韓国や原発大国のフランスでも見直しの動きが出てきたのではないでしょうか。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110420/k10015428081000.html

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110420-00000018-yonh-kr

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000088-mai-int

いや、フランスだけではなく肝心のアメリカまで原発の将来に懸念を示すようになりました。
サウス・テキサス・プロジェクト原発3・4号機、東電が出資を断念したにもかかわらず1週間前までは強気の姿勢を貫いていた東芝でしたが、肝心のNRGエナジー(アメリカの大手電力会社)が

投資打ち切りを発表

してしまいました。

http://www.nikkei.com/news/category/related-article/g=96958A9C9381959FE0E2E2E3968DE0E2E2E6E0E2E3E39F9FE2E2E2E2

今後は新しい投資先を探さなければプロジェクトの継続は不可能となるでしょう。しかしこの世界的に厳しい原発アレルギーの中で、果たしてこの大プロジェクト(100億ドル)の9割近くを負担する出資に

株主を納得させて名乗りを上げる企業

が出てくるかどうか。その間、米国内での種々の認可や債務保証の手続きなども担当しなければならず、東芝の負担はかなりなものになるでしょう。

この原発はABWRといいまして、改良型の沸騰水型軽水炉ですが、アメリカはこれとは違う加圧水型軽水炉の建設を10基以上も計画しておりました。このプロジェクトにも大きな期待をしていたのがこの東芝はじめ日本の原発関連各社。
アメリカでの沸騰水型原発の建設が不安視されている中、加圧水型原発がそしらぬ顔で今後も建設を続けられるのか、私は疑問であります。

先進国は撤退してもベトナムやトルコなど新興国の原発ニーズは変わらないとの考えもありますが、5年単位での遅れは避けられないのではないか。
何しろ肝心の福島原発が数年は終息せず緊張状態が続くことが予想されるからです。日本企業の原発構想は大きく見直さなければならないと私は考えます。

元々は福島原発の事故から派生した世界的な原発事業凍結であります。二次的とはいえ東電に責任があると強弁する企業も出てくるのではないか。
しかし、とらぬ狸の皮を数えて多額の先行投資をしてきた東芝はじめ原発関連企業までは

補償の対象とならない

と推測されるだけに、今後のアメリカや新興国の動向に注目であります。