さよなら、スー

今朝の新聞を読んで驚きました。あのキャンディーズの田中好子さんが昨晩亡くなったと知ったからであります。熱狂的なファンではありませんでしたが、同世代だったこともあり3人とも気になる存在でありました。
まだ55歳。一昨年友人を亡くした時にも思ったのですが、この50歳台が寿命の1つの山ではないかと。ここをすり抜けると次の山場が70歳前後で、そこもクリアすると80歳台へ突入できるというのが私の実感であります。早すぎる逝去

謹んで哀悼の意を表します。

話は原発に変わりますが、何をやっておるのか東電。集中廃棄物処理施設の収容量を見誤ったようで、1?3号機の汚染水を全部移送することが出来なくなったとか。
といいますか、3号機の汚染水は手つかず、2号機の汚染水もすべて収容できず、6月に稼働を目指している浄化システムで処理する方針に変更したようです。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110422-OYT1T00060.htm

しかし収納建屋の容量なんて図面があれば小学生でも計算できると思うのですが

同施設の容量に限界があることが判明した

とはどういう意味か。まさか無限に収納できると思っていたのか。信じられません。
これでは早くても6月までは汚染水がたまっているタービン建屋などでの社業が出来ないことになり、早くも先日打ち出した工程表の履行が困難になったと考えます。

当初は外部から水をかけたたら(注入したら)汚染水がたまることにさえ気付かなかった
収納場所の容量を計算していなかった

なんともマンガのような東電のドタバタ。その場しのぎといいますか、焦っているからか先を読む余裕がまったくない迷走状態であることがわかると思います。こんなことでは暴走する原発を抑えることが出来るのか心配です。

純粋無垢な人たちは「大会社が考えることだから間違いない」と思うかもしれませんが、実際に判断しているのは我々と同じ普通の人間であります。はっきり言いますと

ただの雇われシャチョーとその取り巻き連中

実はたいしたことないんですね。己の保身をイの一番に考える人たちだけに、取引先や株主、そして社員などステークホルダーのことを心底考えているとは限らないのです。

これだけ世界中で福島原発の行方が懸念され、ドイツやイタリアだけではなくフランスやアメリカまで原発推進にブレーキがかかり、そして肝心の福島第一原発がまだあと何年か終息しないことがわかっていながら

原子力事業を経営の柱とする経営方針に未だ固執する大会社

があるのですから驚きであります。自身に都合の良い10年、20年先だけを考え、肝心の5年先が見えない(見たくない)という悲劇であると言えましょう。