久々にオカザワと会食

今日からGWであります。毎年この時期と年末年始は友里征耶HPへの訪問者が1割以上減ってしまいます。旅行中で閲覧できないのか、閲覧を会社のPCだけでやってらっしゃるからでしょうか。

さて今週月曜に取り上げさせていただいた有名料理人、その中の一人である落合務氏からメールを久々にいただきました。昨年の「かどわき騒動」(正確には鎧塚さんと川島さんのウエディングに絡んだ件)以来のメールでありました。
内容はクレームではありません。山本益博さんはじめ飲食業界に跳梁跋扈、もといたずさわっている方々を頻繁に取り上げている友里ですが、間接なり直接なりご本人からメールはじめコンタクトを受けたことがほとんどありません。ましてやクレームなどあったかどうか。

一回だけ佐藤尚之さんからありましたっけ。有名人でないならば、古川修さんからクレームと言うよりモロに名誉毀損の提訴をいただいたのは記憶に新しい。間接的に、つまり私に直接ではなく子供が先生に言いつけるパターンですと、伊藤章良さんが邱永漢さんにメールを送ったこともありました。

落合さんはその中では懐が深い方のようで、不快感やクレームといったメールではなく、間違いの修正や補足説明などが主体。今回も友里の専売特許であります記載ミスへの指摘でありました。なんと肝心のお名前を間違えて表記していたのです。

誤:落合努
正:落合務?

でありまして、早速修正させていただきました。
この場を借りてお詫び申し上げます。

さて、久しく音信不通だったハッピーリタイア中(単なる失職)のJ.C.オカザワと先日会食してきました。
唯一のマスコミ露出だった「月刊めしとも」の休刊で本業だけではなく副業のライター稼業も失職してしまったオカザワ。ヒット数が少ないながらこれまた唯一のネット露出であった邱永漢さんのコラムも解職、もとい卒業して、細々とつまらない自己陶酔のブログを垂れ流す日々を送っていたようです。

http://www.ikiru-yorokobi.blogspot.com/?

ここ数年は資金繰りの悪化からか居酒屋専門に徹しておりましたが、最近は更に追い詰められたようで

ニセドロ店(二千円で泥酔できる店)

しか訪問していなかった。
大震災と原発事故で更なる景気の後退が予測される中、ライターとしてのカムバックは恐らく不可能。出版どころかスポットの原稿依頼もないとのことで、慰労の意味で編集者たち含め4名で集合したのは

湯島近くの自称ビストロ

でありました。毎日「ニセドロ」では飽きが来るだろうと気を利かして彼のテリトリーである「下町」から友里が選んだビストロでありましたが、慣れない土地柄からの選択だったので結果は

まったくの失敗

料理の種類は少ないし(しかも欠品がいくつもあった)、ポーションも小さい。ワインの品揃えもイマイチで、そして肝心の

料理も完全な期待はずれ

週はじめとはいえ客が我々4名しかいなかった理由がわかった次第であります。
しかしMSGてんこ盛りの焼きトン屋「忠弥」を向島の料亭若主人と共に絶賛する舌の持ち主で小食でもあるオカザワは、久々の自称ビストロ料理が嬉しかったのか

今までで最高の鴨コンフィ

と喜んでおりましたから、誘った甲斐があったというものです。
皿出しの遅さに互いの罵倒し合いも盛り上がり、終わったのは23時過ぎか。わずか4名で深夜まで貸し切ってしまった次第であります。

自費出版かもしれませんが関谷江里さんでさえ何冊も出版できています。見る目がない編集者が多いのか、相変わらず単発でも仕事が舞い込んでいる不思議。
オカザワも、発色が悪い(腕とカメラの両方が悪い)ですが料理写真もはじめているようです。舌の力も関谷さんと大差ないレベルであります。最近は「散歩」に拘っているとも聞きました。ちい散歩ならぬ?

オカ散歩

ですが、どんな企画でも構いませんので、お声がけいただける編集関係者がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。
また還暦前後ですが独身(バツイチ)でもあります。ご興味ある女性の方もよろしくお願いします。

水漏れがないのになぜ高濃度放射線量が測定されるのか

インドでも反原発のデモが拡大する傾向にあるようです。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110427-OYT1T00941.htm

BRICsは原発促進に変更なしとの報道もありましたが、やはりそんな甘いものではないようです。大震災のあとの福島原発事故、もう1ヶ月経ってしまったと思う人もいるでしょうが、まだ1ヶ月しか経っていないとも言えるのです。原発新設に関して今月中旬

当社が受注を目指していた国で(計画を)撤回すると言った国はない

と東芝トップが発言していましたが、時期尚早だったのではないか。そんなに素早く撤回を決定する国や電力会社があるはずがない。東電管内の原発新設も

まだ中止や凍結の通達がない

ようですが、それは進行中の福島事故の対応と火力や水力による発電量確保の対策に精一杯で、東電の頭がそこまで回らないだけのこと。欧州やアメリカでも凍結や撤退が始まっているというのに、今回の原発事故の主役である日本で向こう5年以上、原発新設工事が進むはずがないのは

サルでもわかる

ことでありましょう。昨日発売の日刊ゲンダイの5面では東芝・日立・三菱の重電メーカーが

原発輸出に見切り

とありました。中期計画の見直しを進めているとも。
原発を自ら促進してきたトップとして認めたくない気持ちはわからないではないですが、国内外とも原発事業が当面行き詰まるのはサルでもわかること。これからは原発中心でやっていくと

主力工場の設備を原発機器専用に大改造し、更に原発専門の製造子会社も合弁でつくってしまった

メーカーの痛手は想像するに難くない。飲食業にも当てはまるのですが、イケると思って同じようなジャンルの支店をどんどん増やして自滅するケースは歴史が証明しております。
「リスクの分散」は経営の基本のはず。私は以前から

選択と集中はリスク分散と矛盾する

と考えておりました。今回の原発事故は

想定外

だったと言ってしまえばそれまでですが、経営判断は結果責任であります。偶然でも追い風で業績が伸びれば名経営者、想定外でも結果が悪ければ後世でダメ出しされるのが

高給(正確には高額な報酬)を貰っている経営者の宿命

であります。

さて今朝ほどのニュースで、福島第一の1号機の原子炉建屋でなんと

1120ミリシーベルト

を計測したとありました。

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110428ddm003040113000c.html

1時間いたら簡単に1シーベルト(全身被爆の範囲)を超える放射線量を受けてしまいますから無茶苦茶な高濃度であります。
今回の事故でお上が苦肉の策で2.5倍に勝手に上げてしまった年間許容量の250ミリシーベルトでも

15分しかいられない

計算になります。東電はこの地域を経由しない作業を考えると言っておりますが、この線量以上の地域があるかもしれないという想定はしないでよいのか。
昨日のブログに書きましたが、東電は

格納容器に目立った水漏れは見当たらず

と発表していたはずですが、漏れていないならなぜこんな高濃度の放射線量が格納容器外で計測されるのか。相変わらず矛盾だらけの東電発表であります。

原子炉建屋内の放射線量をまともに計測しないで

工程表を発表してしまった?

としたら、なんともアフォな話であります。

毎時6トンの注水はどこに行っているのか

久々の原発ネタであります。東電は、福島第一の1号機格納容器の水棺化に支障なしとの見解を出したようです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110426-OYT1T00828.htm

原子炉建屋には配管が複雑に配置されているのですが、わずか2時間でしかもオモチャみたいなロボット2台で本当にすべてチェックできたのでしょうか。
3号機でしたっけ、湿度が高すぎて放射線量計さえ読めなかった優秀なロボットが、複雑な配管をわずか2時間でチェックできるとは、純粋無垢な方以外なら信じないと私は考えます。
しかしこの記事はもっと信じられないことが平然と書かれているのです。

毎時6トンの注水を続けているが・・・

未だに外部から毎時6トンの注水を続けているとのことですが、圧力容器や格納容器に水漏れがないとしたら、その水はどこへ行っているのか。
毎時6トンということは1日で144トンの水が入る計算です。ということは

10日で1440トン 1ヶ月で4320トン

以前のブログに書きましたが、水の1トンは1m3であります。記事にある圧力容器のポンチ絵から格納容器の容量をざっと計算してみましょうか。
高さが20メートル程度のようですから、イメージ的には直径20メートルの球体より小さいのではないか。球体の体積の公式は4/3πr^3ですから

4x10x10x10x3.14÷3=4187m3

であります。どう考えても5000トン以下ではないか。つまり少なくともこの格納容器は

1ヶ月前後の毎時6トンの注水で満杯になってしまう

という計算になります。格納容器から水が漏れていないならばですけど。
注水をはじめてかなりの日数が経っていると思うのですが、まだ注入し続けることが出来るのか。

格納容器から水が漏れていないんでしょ!

今後毎時10トン、そして14トンに増やすと書いてありますが、そうなると半月持たず格納容器は水で満杯になってしまうではありませんか。

冷却は冷却水を循環させなければ効果がありません。ところが現在まで、冷却水の循環が復活できたという報道はありません。あんな過酷な環境(放射線量が高すぎる)では、当分の間循環システムは復活できないでしょう。

百万が一格納容器に水漏れがなく、順調に注水で容器内に水が貯まってしまったとしたら、崩壊熱を出し続ける燃料棒のおかげで

格納容器内は沸騰して加熱しつづける

ことになるではないか。注水を続ける限り

格納容器から水を漏らさないと冷却効果はない

と理系出身の私は考えるのです。

水棺化(格納容器を水で満たす)したとしても、その水は順次循環して冷えた水を注入し続けなければならないのは、文系の方でもわかる理屈だと思うのですが、読売新聞の記者にはその矛盾がわらないのか、それともわざとダマされて記事を書いているのか。
友里ブログ、人気はないですが結構マスコミの方はチェックされていると聞いております。

友里の計算や考えが根本的に間違えているのかどうか、活発なご意見をいただきたくお願い申し上げます。