病院食を毎日完食

昨日フィットネスジムから帰宅したのが午後3時前ころ。直ぐさまPCの前に座ったら、読者の方から斎藤佑樹選手が5回を投げ終わって自責点ゼロ(失点1)であるとのメールに気がついたのです。

拙い、もとい、やったー!これで3連勝だ

と結果を知りたくネット検索したのですが、オンタイムで途中経過を示すサイトが見つけられません。やっとたどり着いたのは「パ・リーグ ライブ TV」という有料動画サービスでありました。

http://pl.tv-live.jp/

どうしても斎藤佑樹選手が勝ちそうな戦況が信じられず、もとい、勝つところを見たいため、カード番号入力など面倒な打ち込みをして登録手続きをしたのは言うまでもありません。やっと動画を見られるようになって画面を見たら

3:3の延長戦で知らない日本ハム投手

が投げているところでありました。3連勝しなくてよかった、もとい、打線の援護がなく3勝目はお預けで残念、と思った次第であります。
さすがあの西武打線を3点で抑える好投をまたまた見せた斎藤佑樹選手。本当にプロで通用してしまいそうです。

ホームベース近辺で自然にお辞儀するよう計算して球速と球威を押し殺す
直球もスライダーもツーシームもフォークもすべて同じ球速にコントロールする
優等生ぶる発言で相手チームに反感を抱かせ力ませて大振りさせる?

といった別の意味で素晴らしい素質をもった日本のプロ野球史上はじめてのタイプの投手ではないでしょうか。

優等生発言や立派な態度をとり続けて相手に必要以上の力みを与え、己の素質を自覚してプロレベルの球威と球速を追い求めず規格以下の投球をするという、日頃の態度とクレバーな頭脳さえあれば

高校生並みの球威と球速でもプロ野球でじゅうぶん通用する

ということを証明した、プロ野球史上に名を残す偉大な選手になると私は考えます。
勿論次回の登板で3勝目をあげることは間違いないと予想させていただきます。

さてもう時効のようなものなので今日のブログに書かせていただきます。
昨年夏にウイルス性咽頭炎から端を発した体調不良でありましたが、実はそれ以前から定検(人間ドック)で別の疾病の疑いで引っかかっておりました。
マーカー検査のようなもので異常数値が続いておりまして、またその疑いのある部位で炎症も発症するなど踏んだり蹴ったり。しかし気が小さい友里は現実を知るのが怖かったからか

生検を逃げまくって

いたのです。数値さえ下がってくれればと頻繁にマーカー検査を受け続けたのですが、普段は極めて合理的な考えをするのになぜこの事に関しては非合理な判断をするのか、自分でも不思議でありました。生検をして

シロならそれですっきり。クロならすぐ対処すればいい

訳でして、モヤモヤしながらマーカ?検査の結果を気にし続ける意味がない。
どうせ既にシロかクロの結果は決まっているのですから逃げても意味がなく、クロなら早く対処した方が良いのは子供でもわかる原理であります。逃げ続けたところで、クロのものがシロになるはずがないのは当たり前であります。
ところが真実は1つを知るのが怖かったのでしょうか。1年近く逃げ惑ったのですが一向に数値の改善が見られずついに観念して生検を受ける決心をしたのが今年はじめでありました。

聞いていたより術後の大変さ(痛さ)で泣いた数泊の入院を要する生検でありましたが、結果的にはこの部位ではシロであったことを遅れてではありますが報告させていただきます。
飲食業界やアンチの方々には申し訳ないのですが、とりあえずすっきりして、他称「辛口評価」のキレが戻ったと喜んでおります。

その入院での食事でありますが、勿論禁酒状態。酒がないならスパークリングウオーターで流し込むのが友里流だったのですが、それも病室では無理。食欲がわくはずがなくダイエットになると踏んでいたのですが、これがなんと供される料理が美味しく感じて毎回すべて完食してしまったのです。

政治屋や事故を起こしたインフラ会社社長が逃げ込むような高額病院ではありません。広く門戸を開いたその道の専門病院でありますから、高級フレンチや京料理がでるどころか内容は小料理と言いますか定食レベルのはず。でもすごく美味しく感じてしまったのです。
大量生産のはずですからセントラルキッチン方式だと思うのですが、市販の業務用を使用していないのか。煮物などオカザワが大好きな例の

一振り

を感じず、それはすっきりと食べ切れたのであります。

今回の疾病騒動で色々と考えさせられた1年でありました。本業もそうですがこの副業、そして今後の人生設計など。まあシロとなってほとんど忘れてしまいましたが、色々と考えることができたということは良かったのではないかと思っております。

好事魔多し

ちょっと例えは違う感じがしますが、謙虚に次回の人間ドックに臨みたいと考えます。

最近訪問した店 短評編 2011-13

時事放談(TBS)のプロデューサーの頭と人脈は偏っているとしか思えません。学者のはずですが、記者クラブの代表というか読売の手先のような思想の持ち主の御厨氏の司会だけではなく、ゲストメンバーも代わり映えがしないメンバーばかり。
本日は野中広務氏。鳩山氏や小沢氏を批判していましたが、議員を引退した老齢にも関わらず相変わらず生臭いところに関与し、TVでは自分のことを棚に上げて偉そうにしゃべっているのですから呆れます。民主党の「菅降ろし」をとんでもないと言っていましたが同じく化石としか言いようがない森元首相は

菅さんが政権をとっていること自体が「政治空白」

と言っておりました。舌禍の権化のような人でしたが、一生に一度の名言ではないか。福島に原発を引っ張ってきた渡部恒三氏も準レギュラーでありますが、この番組は意見が違う人を出演させないのが基本のようです。
ぽっちゃり顔の御厨氏、天下太平の人生で色々な意見を差配する能力に欠けるからの人選偏りと私は考えます。

ついでですが、本日の日本ハムvs西武、斎藤佑樹投手が順調に3勝目をあげると予想します。

さて3店です。

オマージュ
食べログで高評価な店ですが、知り合いのフレンチシェフも関心をもっていたので訪問しました。名物のマダムは出産と育児で長期お休みということで、替わりに「シモムラ」にいた人が赴任しておりました。立地から見てビストロ的な店だと思っていたのですが、高級フレンチのようでまずビックリ。
1万円のお任せコースは、本鱒、赤座海老、鴨と友里があまり得意としない食材ながら、味わいはまずまずか。聞くところ2回目からはアラカルトにも対応してくれると言うことなので機会があったら再訪してみることにします。
ワインはそれほど多くはないですが、ブルゴーニュなど値付けも高くなく、それなりに揃っておりました。

鮨嘉瑞
ご存じ「あら輝」の自称弟子の店。年齢差はほとんどないのに師匠と弟子の関係は部外者の私には理解できません。
まずは上野毛へ移転する前年に訪問した時の店評価をご覧下さい。

http://tomosato.net/weblog2/%e9%ae%a8/242.html

今のところ、「あら輝」が置いて行った地元客や純粋無垢な一般客の投稿で食べログでは高評価ですが、私の印象では今後は厳しいのではないか。まあ高額鮨不毛の地ですので、この地に留まっていれば都心の真の江戸前鮨を知らない地元客が来るとは思いますが、激戦地ではまったく勝負にならないツマミに握りでありました。
そして驚くべきことは、主人と同じ服装をした女性が、つけ場で重要な仕事をしているんですね。山葵をおろす、煮切りをひく、リンナイペットに魚を入れる、産地を説明しながら刺身を置く、などなど。まるでオープン当初の「鮨 なかむら」と同じ光景でありました。
懐かしいですが、邱サイト時代の「鮨 なかむら」の店評価をご覧下さい。

http://tomosato.net/kako/04_0802_tomosato.html

http://tomosato.net/kako/04_0803_tomosato.html

重要な仕事をしていたこの女性、後に中村氏の奥様になられたと漏れ聞きました。
大阪在住の元常連の話では、嘉瑞の主人は東京には単身赴任ということでしたから、現地で有能な女性をスカウトしたのでしょうか。

ヘイフンテラス
はじめての訪問。と言うより、ホテル自体に初めて入りました。大箱なのですが客入りはわずか。その理由は料理と酒類の高額設定ではないか。とにかくすべてが高いんですね。
ただのモエのグラシャンがなんと3000円。生ビールも1200円ですから半端な数字ではありません。
価格だけではなくサービスも融通がききません。あの福臨門でも北京ダックは半羽で出すのに、この店は1羽(16880円)でしか対応しません。スープも1人前で最低でも5000円ほど。高過ぎです。オーダーの最初に

MSGなしでお願いします

といったところ

うちは最初から使っておりません

と言われてしまいました。
その言葉を信じるか信じないかは別にして、メインのアズキハタの蒸し物含めてすっきりした味わいの料理でありました。ただし出汁含め旨みという点でちょっと物足りなかったか。わずか1回の経験でありますが、昨年はじめの香港初訪問で食べた店の方が同じMSGなしでも美味しかったと記憶しております。
ワインが高いので紹興酒(8000円ほど)を頼んで一人当たりの支払いが3万円弱。半分はお酒を飲まないメンバーでしたから、かなり高くてCP良くない店と言えるでしょう。
ウーロン茶でさえ1000円するほどです。これでは客が殺到するとは思えません。

店評価ブログを更新しています

海江田さんもたまには(初めてか!)まともなことを言うようです。原発事故の賠償負担の問題で、他電力会社も資産売却やリストラをすべきとの考えを示しました。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110429-OYT1T00774.htm

今朝の読売の1面にはもう少し具体的な発言が載っております。

これまで電力会社は地域独占で、甘えの構造の中、互いに不可侵でやってきて利益を得てきた。(負担も)互いで分かち合ってもらう

まことにごもっとも。まったく競争のない市場で、売り上げ(収入)は

電気料金=原価+報酬(原価x4.4%)

と利益保証の殿様商売。原価が高くなればなるほど報酬が上げられるのですから羨ましい限りであります。
ここで素朴な疑問。何の努力をしなくても利益が確保できるのに

なぜ定検など保守・メンテでコスト削減に邁進してきたのか

コスト削減をしたら「原価」が減ってしまうというのが普通の考え。原発の定検期間をどんどん減らして稼働率を上げるのも、「発電原価」を下げるだけだと思います。競争がなく利益が保証される殿様商売の会社が、なぜ収入を減らす原価低減をするのか。ここからはヘソの曲がった友里の推測です。

もしかして経営努力(単なるコスト削減)は「原価」に反映しなくてよいのではないか

先に予算を組んだ「原価」で電気料金を計算して純粋無垢な一般客(大口の企業は別料金体系)から有無を言わさず徴収し、その後のコスト削減額はそのままポケットに入れてしまっているのではないかとの推測であります。
ではなぜそれほど利益を上げたがるのか。それは利益を上げてそれなりの配当をすることにより株主を黙らせ

子会社や関連会社からの報酬も含めて年間役員報酬として総計8億円(報道によると清水社長の昨年の報酬総額)を貰いたかった

からではないかと考えてしまうのです。社長だけではなく、役員や幹部の年収を上げたかった。

さて、店評価ブログに、大阪の寿司屋というより魚料理専門店の「英ちゃん冨久鮓」と水道橋のトンカツ店「かつ吉」をアップしております。

のけ反るノーセンスな店名でありますが、扱う魚の質の高さは半端ではありません。寿司というより高質な魚料理を食べたい方に向いている店。
一方水道橋の店は評判のわりに何ら傑出したものを感じなかったトンカツでありました。

ぜひお立ち寄りください。