今朝の新聞(読売)では、福島第一原発の廃炉に向けた中長期的な工程表の素案が出ておりました。?
溶融した核燃料の回収にはなんと10年後から着手
肝心の原子炉の解体・撤去には数十年を要する
事故当初に友里ブログで何十年もかかると述べたことがまたまた当たってしまったようです。株やスポーツではまったく通じない予想や洞察力でありますが、こと原発事故に関してはビシビシ当たってしまう不思議。この能力がなぜ株取引で活用できないのか、なんとも不甲斐ない気持ちで一杯であります。
一発ヘタ打つと、何十年も周辺が立ち入り禁止になってしまう原発。直接だけではなく間接的な被爆も含めた被害額は天文学的であります。停止中の原発再稼働に関して
国が責任を持つ
と大見得切った経産省ですが、それならば今回の原発事故からみの事故収拾、そして補償に関しては国に責任をもってもらって
増税に頼るな
と私は言いたい。地震や津波に関しての復旧や復興を増税に頼るかどうかでさえ議論が分かれるこの問題ですが、ドライに言わせていただくと
増税に頼るというのは、国民が尻ぬぐいすることではないか
国が責任をとるというなら、その判断にたずさわってきた政治家や役人がまず私財を投げ打つべきと私は考えます。
今回の福島原発事故では国が責任をとらず国民に転嫁、しかも誰の責任も追及していない。そしていつ事故が起こるかわからない再稼働する原発に関してのみ
国が責任をとる
と言っても、なんの説得力もないと思うのですが皆さんのお考えはいかがでしょうか。
さて3店です。
プリズマ
広尾にあったペルゴラのシェフが南青山にオープンしたイタリアン。非常にわかりにくい立地でありますが、ホールの席間は余裕があり、オープンキッチンも大きい。10500円コース1本の営業であります。
料理構成は口直しのグラニテ入れてメインまで8皿ほどと多皿に近い。フレンチみたいなスフレ(イカ墨と新ジャガ)はまずまずで、若鮎のソテーや2種のパスタも悪くはなかった。1皿の量には物足りなかったですけど。メインの豚料理はサルシッチャ含め肝心の旨みがイマイチでありました。
皿出しが非常に早く、入店して1時間半くらいでメインまで終了。立地は良くないですが、同伴にも充分使える店であると考えます。
最終的な評価は秋の食材のときの再訪に委ねることにします。
天香回味
予定が1週間ずれてしまったため、この週は銀座中央通り店と銀座店の2店に行く事になってしまいました。
支店によって微妙に具の盛り(量)が違うのではないでしょうか。読者からの話では
六本木店は量が少なかった
とありましてHPなどを調べたら、銀座の2店とはコースの値付けが違っておりました。具の表記も違っておりましたから、茸類を堪能したければ、ちょっと高いですが銀座や赤坂の支店を選んだ方が良いでしょう。
掲示板では「カレー味でイマイチ」とのご感想もいただきましたが、多分出汁に入っている「クミン」の香りではないでしょうか。クミンはカレー料理だけではなく、広く(ケーキにまで)使用されているスパイスであることをご理解いただきたいと思います。
しかし週二回(しかも中2日)ではさすがに2回目の時はちょっと飽きました。でも完食しました。
祇園 K
マスコミに露出しない小さなお店。3?4年ぶりの再訪でありました。何しろ日本で一二を争う予約困難店なのでそう簡単には行けません。
昔よりかなり値上がりしておりましたが、この雰囲気だと半年先でも予約を入れたがる客が多いのでしょうか。
この店、友里出禁の「しみづ」と親しいとか。清水氏からのフィードバックのおかげでしょうか、しっかり正体がバレてしまっていたそうです。