遅ればせながら、なでしこジャパン

昨日から世間の話題は「なでしこジャパン」一色。友里もまさか本当にアメリカに勝つとは思いませんでした。
宿泊先でモバイルPCだったのでTV画面を映すことができず、ブログを書きながらネット情報をチェックするだけだったのですが、書き終わってTVをつけたらちょうどPK戦がはじまるところ。
アメリカの一発目を海堀がセーブしたのを見て、もしかしたら勝てると思いましたが、何しろ掲示板でも?

疫病神

のように言われている友里。紹介した株は下がり、店は客が減り、勝つと言った斎藤佑樹選手は故障してしまった。男子サッカーワールドカップでは予想をことごとくはずしたのも記憶に新しい。
勝てると思ったので結果は負けてしまうかと心配したのですが、誰にも公言しなかったのが良かったのかもしれません。

今回のなでしこ快進撃。普通ならとっくに友里ブログで取り上げてしまい、

あっさり決勝トーナメントで敗退

となる可能性があったのですが、今までなぜ書かなかったのか。その理由は1つ。今のところ「なでしこ」に

勘違い選手

が見当たらなかったからであります。下手に取り上げて負けてしまうのを恐れたのであります。

男子の日本代表たちには多くの勘違い選手がいました。
キングだがビッグを筆頭に、契約金を整形手術に使い果たしたと噂があった割にあっという間に賞味期限が来てしまった選手。ひどい方言を隠したいためにインタビューを受けなかっただけなのにマスコミ嫌いと言われ着陸寸前にトイレでニューモード(死語?)に着替えてマスコミの注目を浴びようとした

なんちゃって旅人の中田

最近では両腕に高くない腕時計をする

本田圭佑

もはずせません。
自然体(田舎っぽくても良いではないか)で徐々に洗練していけば良いものを、悪い取り巻きにおだて上げられて勘違いしてしまうのでしょうか。急な背伸びになぜ彼らは奔ってしまうのか。
プロ野球ほどではありませんが、男子サッカーは女子サッカーに比べてはるかに待遇が良いからでありましょう。本業をやりながらサッカーをしていたら、整形やニューモード、そして無駄な腕時計に出費する余裕はありません。?

ただし女子サッカーにも勘違いの予備軍ができてしまうかも。特に連日派手に取り上げられている沢選手が一番危険ではないか。
サッカー以外のことでも注目され持て囃されていますから、時間の問題かもしれません。
いや沢選手のお母さん、すでに勘違いの領域に踏み出したかも。フジTVでは母親の密着取材までしておりました。数ヶ月後には講演で全国を駆け巡るのではないかと心配であります。

話は勘違いではないですが、ファインセーヴを連発した海堀選手。眉毛を剃っていてまるで

ヤンキー出身か

と感じるのは友里だけでしょうか。

あくまで選手ですから勘違いしても結果が伴えばまだ許せるのですが、引退した身でまだまだ格好をつけている中田氏。銭儲けに勤しんでおりますが、完全埋没も間近ではないかと予想します。

しかしサニーサイドアップ(中田がマネジメント契約している会社)もしぶといようで、為末選手や上田桃子選手だけでは手薄と考えたのか

“世界一の朝食”をつくる男

と自称する、「bills」をオーストラリア・シドニーで経営する世界的レストランター、ビル・グレンジャー氏とマネジメント契約を締結したようです。

?http://www.ssu.co.jp/showcase/case05.html

なにやらスクランブルエッグが有名なようですが、勉強不足だからか私は「bills」もこのビル・グレンジャーなる人もまったく知りませんでした。
日本で無名のこのレストランター(こんな言葉があるとは知らなかった)を

世界一の朝食
ハリウッドセレブを魅了したスクランブルエッグ

と無理に煽って売り出したいようですが、サニーサイドアップは日本の食事情をご存じないのか。
朝食やスクランブルエッグだけで店が成り立つはずもなく、そんなレストランターに興味を抱く人が多いとは思えません。百万が一スクランブルエッグが美味しかったとしても

まともなディナーが造れるのか

と突っ込みたくなります。

山梨出身者に続いて、このオーストラリア人で二匹目のドジョウを狙っているとしたら、次原シャチョーは甘すぎると友里は考えます。

【友里征耶の暴論】 出て行けるものなら出て行ってみろ トヨタ

トヨタのシャチョーが株主総会を通して日本政府に要求を出したようです。

六重苦がある。為替、環境対応、自由貿易協定(FTA)、法人税、労働環境、電力状況だ。限界を超えている。理屈上は、(国内での)ものづくりは成り立たないと申し上げてきた

自分たちにとって邪魔な規制や問題を解決しないなら、日本から出て行くという恫喝でしょうか。しかしトヨタは勘違いしていないか。何も規制や縛り、許認可で己の商売が都合良く出来ないのは

トヨタなど自動車業界だけではない

のであります。ちょっと考えただけでも

談合記者クラブが顔を利かすマスコミ、事実上独占である発送電事業、海外参入を拒む建設業や上下水道業界、許認可がうるさい医療・医薬品業界、宗教上の問題で海外進出できない畜産業などなど

理不尽な規制を受けているのは自分たち(トヨタ)ばかりではないのです。他にも沢山の会社や人たちがうまく利益を上げられないだけではなく

参入そのものを拒まれている

のであります。自動車業界なんて結構自由ではないかと思うんですね。海外の国々も懐深く受け入れてくれていますし。
海外が受け入れてくれない業界もあるから自分たちはまだ恵まれている、との大人の判断が出来ないトヨタの狭量さ。そこで私はトヨタに言いたい。

やれるものなら全部海外へ移転したらどうか

海外進出にはリスクが伴います。法律(税法ふくめ)がコロコロ変わる中国、日に何回か礼拝で仕事がストップするイスラム、そして政情不安な国も沢山あります。日本ほど停電の少ない国はないのではないか。
日本に拠点を置いているから、いや置けるから、新興国へも生産拠点を安心して広げられるのであります。

また肝心のトヨタ幹部やその家族、王様のように振る舞える三河、いや中京を出て海外で生活する勇気があるのか。チヤホヤされている彼らですが、一歩中京を出れば

ただのケチな田舎のお金持ち

ではないかと言ったら怒られるでしょうか。
そしてその大マーケットである中国、ロシア、インド、ブラジルなども

日本に勝るとも劣らない各種の規制(行政の腐敗も含めて)

があるということをなぜわざと無視しているのか。なんだかんだ言っても日本では、国産メーカーは恵まれていると友里は考えるのです。

我々の日本脱出を避けたいなら、我々の都合の良いようにしてくれ

と政府に要求する「トヨタの甘さと傲慢さ」、私は感心しません。
私は前から声を大にして言っております。人口がこれからどんどん減少する日本、

理屈上は、どんなことしても物づくりは成り立ちにくくなる

のであります。
六重苦が解消されても、肝心のマーケットがシュリンクするのですから、日本に生産拠点を置く限り苦しくなるのは当たり前。
まして自動車にステイタスを見いだす客層の減少もあります。機能だけを考えて、小型車、軽自動車で良いという英断を下す人の増大も避けられません。
成熟してしまった(ピークを過ぎた)マーケットにトヨタはこの先何を期待しているのでしょうか。
こんな簡単な「理屈」も、アホウ学部、もとい法学部で学ばなかったというならば、慶応大学も怠慢すぎるというしかありません。
私はもう一度言いたい。家族共々ぬるま湯である中京の地を

出て行けるものなら出て行ってもかまわない

生産拠点だけすべて海外へ移転し、幹部や家族は中京の地に留まるつもりだとしたら、甘すぎるというものです。

【速報】
なでしこジャパン、PK戦制し、世界一!

最近訪問した店 短評編 2011-24

新聞の社説、皆様しっかり読んでいらっしゃるでしょうか。私は家に来る新聞が嫌いな読売ということもあり、見出しをちょっと見るくらいであります。
実は幼なじみも社説論者の一員なのですが、それも読み飛ばしております。昔から頭が難いというか、ちょっと変わっておりまして文章が面白くない。思考も読売的(そうでなければ雇われない)で考えが合わないからであります。
本日の読売社説、見出しだけ読んでいつも以上に違和感を覚えたので、珍しく中身を読んでしまいました。

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20110716-OYT1T00953.htm

細かい内容について突っ込むのではありません。私は問題提起というか、読売が財政危機の収束を急げと投げかけている先が

欧米当局

であることに笑ってしまったのです。
純粋無垢で何も疑うことを知らないお目出度い日本国民を相手に、時の権力のために世論のミスリードに血眼になっている大マスコミ。
記者クラブというぬるま湯につかり、押し紙という制度を未だに維持している極東にある島国の新聞社の提言など

欧米がいちいち相手にするはずがないではないか

これは純粋無垢な人を信奉させる常套手段でありまして、とにかく権威あるもの(今回は欧米)に提言するフリ(実際には届かないというか存在も知られていない)をして己の権威付けをしているだけ。

さすが読売。欧米当局にも物言っている

とアフォな読者を勘違いさせたいだけでありましょう。こんな紙面でいくら吠えても、欧米が気にするはずがありません。

さて3店です。

魯山(新宿伊勢丹)
アメリカ出張で手配が出来なかった中元を手続きしたついでに立ち寄りました。不景気の真っ最中だというのに、相変わらずいわゆる「伊勢丹的富裕層」でカウンターは満席でした。
この店のスタッフの役割ですが、一番偉いはずの店長はカウンターの「お好み客」に対応していないんですね。せっせとテーブル席の「お決まり」を、切り置いた別質のタネを使って握っております。
カウンターは、中堅といいますかトークがうまい職人が奥の常連席を担当。比較的若い職人数人がその他のカウンター客を相手にしております。
友里の定説の一つ、鮨の修業は長期間必要ない、をいつも証明してくれております。
いつものことですが、伊勢丹的富裕層をウオッチングしながら、海鮮系寿司を食べました。

USHIO(六本木)
週刊文春で、自称遊び人の外車ディーラーが、味で20点満点をつけていた浜松風お好み焼きです。六本木の交差点近くの雑居ビルにあります。
特徴は、油と山芋を使わず、フワフワに仕上がった生地の食感でしょうか。そしてお好み焼きの中身が、

田舎焼→沢庵
イタリアン→トマト、チーズ、ウインナー
アメリカン→生卵にハンバーグ

と変わったものばかりであります。
美味い不味いは個人の嗜好で大きく変わりますから敢えて20点満点をクソミソに批判しませんが、わかりやすいというか、今の若い人にウケる

大味

なお好み焼きでありました。
この自称遊び人、プロファイルでは30歳代だったかな。今後この人の店評価は、さとなおさん(佐藤尚之氏)と同じく「濃い味好き」のフィルターをかけて受け止める必要があるでしょう。

二戀(西麻布)
友里が買うと下がる、売ると上がる株と同じく、オススメしたら客が離れるのでしょうか。週末とは言えこの日の客は我々だけでありました。
安い1万数千円のコースを頼んでいればそうは間違いないと思うのですが、この日がたまたまなのか、いつも集客に苦しんでいるのか。
最近はオーナー(ビジュアル的な女性)が店に出ていないとのこと。彼女目当ての常連男性客が来なくなったのも原因の1つかもしれません。