先日久々にあるグランメゾン(グランドメゾンと書かないと怒る人がいますけど)へ行ってきました。
結論から言わせてもらいますと、大変美味しく感じる料理だったのですが店側の経営姿勢にがっかりというか残念な思いで店を後にしたのです。
週初めでその夜の客は我々を入れてわずか3組だというのに、メニューにある
仔羊が品切れ
と言われたのです。肉料理は、イベリコ、子鳩、鴨、牛と仔羊だけ。仔羊は調理法の異なる2種がメニューにあったのですが、正確にはフルムダンベールソースの仔羊が
ハーフ2人前かフルポーションで1人前
しかないとのこと。こんなこと言われたら、残り物の食材と気づきますから頼む気はしません。
二本足を好んで食べない友里、牛はイマイチ、イベリコも脂が多い部位と言われて頼むものが正直ありませんでした。最終的には膀胱包みの小鳩にしたのですが(これが美味しかった)、メートルの言い訳は
昼に仔羊が出過ぎて・・・
苦しい言い訳ではないか。
夜がわずか3組で昼が盛況とは思えないのですが、昼客のオーダーだけで品切れになるくらいしか仔羊を仕入れていないのか。本当は客が少ないので最初から仕入れが少ないのではないか。今HPで調べてみますと
5400円、6600円、7500円、1万円のランチコースに仔羊の料理はない
のであります。
昼に、フレンチの代表的食材であるといっても、品切れになるほどアラカルトやコースの食材変更で仔羊を指定する客がいるとは思えません。
料理が美味しいのに客より閑古鳥の方が多かったのは、経営方針に問題があると私は考えたのです。
ライバルのアピシウスと違って活気がない。全体に暗いんですね。照明ではなく接客が。料理が皆美味しかっただけにまことに残念でありました。
最後に、チョイスが良かったこともありますが、ワインも美味しかったことを付け加えさせていただきます。
さて今年もあっという間にもう10月。あの7月28日にビールだけで追い出された「鮨 嘉瑞(かずい)」から2ヶ月経ちましたが、いっこうに
提訴状
が届きません。代理人の弁護士(いるのかな?)からも何の連絡もありません。人ごとながら、友里ブログに
先週関西の知人から、昨年「あら輝」を慕って上野毛へ大阪から移転してきた「鮨 まずい」、もとい「鮨 嘉瑞(かずい)」が7月一杯で閉店する
と書いただけで、名誉毀損だかなんだかわかりませんが裁判所への提訴を請け負う弁護士がいるのかどうか逆に心配してしまいます。一時は金欠の身で提訴されるのは
まずい(これNGワードかも)
と夜も寝られなかったのですが(ウソ)、このままの宙ぶらりんの状態で越年しなければならないのか。
京都・祇園への移転話もトンと聞かなくなりました。
「鮨 ○ずい」の現状をご存じの方、一報をいただければ幸いであります。