友里征耶の週間食日記 2011-30

讀賣グループ内の清武の乱、あのヘタレだった自民党の加藤の乱と同じくあっさり収束してしまいそうです。昨日の臨時取締役で清武氏、簡単に解任されてしまいました。

世の嫌われ者・ナベツネに批判が集まって有利に交渉できると思ったのでしょうが、さすが押紙をカウントしているとはいえ世界一の発行部数を誇る読売新聞。その影響力を恐れて自称識者たちが讀賣援護に回ってしまったこともあり、わずかな週刊誌の記事だけでは世論を味方につけることが出来なかった清武陣営でありました。

このまま加藤氏と同じく埋没してしまうのでしょうか。こういう場合、「肉を切らせて骨を断つ」ことが必須でありますが、ナベツネの骨を断つ術があの記者会見だけだとしたら、同席した弁護士はまったくの

無策

としか言いようがありません。清武サイドは法的対応をちらつかせておりますが、見城幻冬舎社長の「タダ飯批判」を受けた山本益博氏を例に出すまでもなく

口に出して提訴に踏み切る人は皆無に近い

だけに、このまま世から消滅してしまう可能性が高いでしょう。そういえば、同じく友里に法的対応をほのめかした

鮨 嘉瑞

もう4ヶ月になりますがまだ何の連絡もありません。勿論、京都か大阪かわかりませんが、新店の案内状も来ておりません。
蛇の生殺しといいますか、友里が枕を高くして寝られるようになるのは何時になるのでしょうか。

さて店評価ブログに、四の橋のフレンチ「ラビラント」と麻布十番の和食「幸村」をアップしております。ぜひお立ち寄りください。

それでは週間食日記です。

月曜日
夜:銀座の鮨屋
この地へ移転したのはよかったのかどうか。たまにですが何時行っても盛況感がありません。移転前は悪くないと思っていたのですが、この客入りだからか「可もなく不可もなし」の食後感でありました。

火曜日
夜:銀座の和食
この時期の旬ものといえば松茸。丹波ものではありませんでしたがそれなりに楽しみました。

水曜日
夜:1万円和食
この価格でなぜ「丹波の松茸」が出せるのか不思議。とはいえ、先にいわれなければ岩手か長野か丹波かわからない友里でありますが、丹波産と書かれた箱に入った松茸をふんだんに食べまくりました。
店に言わせると、この時期は「感謝セール期間」だとかで出血営業とのことでした。

木曜日
夜:台東区のフレンチ
半年ぶりの訪問。3回目の訪問でしたが、前回飲んだワインを店側が覚えていたのが不思議でありました。顔バレしているのかもしれません。

金曜日
夜:港区の和食
この週が松茸のピークでありました。今年はいつもに増して食べる機会が多かったと思います。松茸料理以外も美味しかったです。

土曜日
夜:内食

日曜日
夜:内食

白トリュフをつかったフレンチ2皿

本日のブログは今回の旅行中の食べた自慢であります。
ここ数年、パリの3つ星でメニューに白トリュフを使用した料理を見るようになりました。白トリュフ、本来はイタリアがホームのはずで具を入れないタリオリーニ(タヤリン)やリゾットか、半熟玉子にシンプルにスライスを振りかけるもの。玉子料理は別にして、フレンチではどうなのかと敬遠していたのですが、昨年からちょっと頼むようになりまして今年は2店でチャレンジしました。その結論は

高いだけで頼むほどのものではない

ランブロワジーではしっかり「アルバ産」とありましたが、どちらの店の白トリュフも香りが緩い。ソースなどに絡まってしまうため更に存在感をなくしていると思います。
白トリュフを使用した皿はかなり付加価値をつけられるので(100ユーロを優に超えている)店にとっては打ち出の小槌でありますが、イタリアで食べる機会がある人には必要ないものではないでしょうか。

今回の旅行で食べた2皿の写真をアップします。
まずはランブロワジーのドーバーソールです。158ユーロでしたが、大きな壺のようなものに入っていた白トリュフ、香りは最初から緩かったです。

ランブロワジー ドーバーソール

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続いてブリストルの玉子料理です。これは厨房で白トリュフを玉子の周りに貼り付けて出てきました。振りかけたものではないようです。湿気を含んでしまいますから当然香りは立ちにくい調理法だと思います。
110ユーロですが食材は玉子のみ。白トリュフの価格を考慮に入れても良い商売していると思います。(アルバではキロ3000ユーロから4800ユーロでした)

ブリストル 玉子 1

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そして中身はどうかとナイフを入れた写真です。

ブリストル 玉子 2

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やはり本場ではないですから、日本ほどではないかもしれませんが白トリュフはフレッシュではありません。今後この時期にパリなどを訪れたとしても、白トリュフ料理を頼むことはないでしょう。

言論界のドンが名誉毀損とは笑止千万、ナベツネ

讀賣ジャイアンツの清武の乱、孤立無援で収束かと思ったのですが、まだまだくすぶり続けているようです。
本日発売の週刊新潮と週刊文春、新聞広告ではありますが、この問題を大きく取り上げているようです。しかもそれが?

讀賣新聞

でありますから驚きです。広告紙面には

ドーカツ ゴーマン 老害

の文字。人を批判しても己の批判は許さないナベツネこと渡辺恒雄氏。今までだったら、新聞広告(讀賣)で自分に都合の悪い文言は

白抜き

で消していたはず。今回のクーデター事件の顛末も、讀賣TV系ではオンエア寸前で上からの指令で中止にされたと漏れ聞きますから

社員全員ヒラメ(上ばかり見ている)ばかり

の讀賣グループ内で、いくらかの変化がでてきたのでしょうか。
昨日発売の日刊ゲンダイによりますと、今年6月、讀賣はナベツネに次いでの実力者であった讀賣新聞グループ本社の内山社長と東京本社の老川社長、そして巨人の滝鼻オーナーの退任を決行したとのこと。その理由とは

経営陣の若返り

と聞きますから悪い冗談というかお笑いであります。内山氏は76歳、ナベツネはなんと

85歳

どちらが年寄りかは、小学生でもわかるのですが、惚けたのかナベツネや讀賣グループは

76より85の方が数は小さい

と判断したようです。彼らは小学校から出直しした方が良いのではないか。
単なる「雇われ会長」であるのに、死ぬまで最高権力者として君臨したいというのは完全な会社私物化。コンプライアンス違反は明らかであります。
それなのに、ナベツネは以下のような反論をしているのですから呆れるばかり。

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/111112/bbl11111220060027-n1.htm

これは(江川氏招聘)構想段階ゆえの企業機密であるにもかかわらず、球団専務の清武君が代表取締役社長たる桃井君にも無断で電撃記者会見を開き、公表してしまったため、“江川助監督”を直ちに実現することは困難になってしまいました。
今回の清武君の行動は、会社法355条の「取締役の忠実義務」違反に該当すると思います。

TVのコメンテーター(弁護士)も清武氏の忠実義務違反を指摘していましたが、私は該当しないのではないかと考えます。
取締役が忠実義務をどんなことがあっても守らなければならないとしたら、遵法ではない事項が取締役会で決定されそうになっても、会社(実際は他の取締役)の肩を持たなければならないということになってしまいます。

オリンパスの問題を思いだしてください。問題を表面化したのは解任された元外人社長。取締役は退任後も守秘義務があるはずでして、会社の不利になることなどは他言してはいけません。表面化してオリンパスは大変な事態(株や信用の暴落など)になりましたが、誰も

?元外人社長は守秘義務違反

と問題視していないではないか。遵法(今回がそれに当てはまるかはわかりませんが)より取締役の守秘義務が優先するはずがないのは誰でもわかるはずです。会社の実力社長が取締役会をコントロールして

反社会的行為

をしようとしていた場合でも、取締役は

忠実義務を果たすべき

と主張する人はいないでしょう。そして取締役は忠実義務だけではなく、「善管注意義務」も果たさなければならないのです。
さて本日のタイトルである名誉毀損問題。ナベツネは

私が大王製紙やオリンパスの経営者と並ぶコンプライアンス違反をしているという表現がありますが、両社のケースは巨額の金銭の私物化や経理の不正操作に関する刑事犯罪的事案であって、巨人軍の人事問題とは次元の異なるものです。これを同列に扱うのは、読売新聞社、巨人軍、私個人に対する著しい名誉毀損であって、清武君に謝罪を求めます。

と言っているようですが、例えで挙げたオリンパスや大王製紙の問題が刑事犯的案件であると問題をすり替えております。清武氏が会見で例えたのはあくまで

コンプライアンス違反

についてであります。肝心のコンプライアンスを意図的にスルーした逃げでありましょう。

そして名誉毀損だと抗議している点はさらに問題であります。普段から気にくわない相手には罵詈雑言に近い批判や揶揄を続けているナベツネ(讀賣社説も)。本日の週刊文春ではその

ゴーマン言行録

が載っているようですが、自分はいくら人を罵倒しても良い、しかし己を批判されるのは許さない、というのは

自分勝手

としか言いようがない。マスコミに従事する身の人が、己を批判されただけで

名誉毀損だ

と大声出したら、新聞はニュース報道しか書けなくなるではありませんか。言論界にいるならば、名誉毀損だとわめいて司法に頼るのではなく

ペンや言葉

で対応するのが筋だと友里は考えます。政治と金であれこれ言われた小沢一郎氏、ナベツネと同じ考えでしたら、数え切れない名誉毀損裁判を讀賣相手にしなければならないでしょう。

しかしナベツネ、千鳥ヶ淵の超豪華マンションを所有していると漏れ聞きます。何億もするマンションですが、息子さん一家も同じマンションに部屋を持っているそうですから、購入資金はどれだけ膨大だったことか。

元共産党員で、単なる雇われシャチョー(カイチョー)やその息子が簡単にそのサラリーの可処分所得で購入できるとは思えない

のですが、いかがでしょうか。

本日のブログ、決して清武氏を援護しているものではありません。この清武氏も社内では

ミニナベツネ

とか揶揄されている権力欲強く独裁思考の持ち主だとか。友里的には大嫌いなタイプでありますことを、最後に付け加えさせていただきます。