今回の欧州旅行で気づいたこと

昨日のブログで取り上げたJALリピート客優遇サービスの件。優遇サービスの目玉の1つが廃止されることについて残念と書きましたが、読者の方から早晩ANAも同じように廃止の発表をするのではないかとのご意見をいただきました。

成田空港からのタクシーお帰りサービスも、JALとANAは互いに相手がやめないので年々延長しつづけております。我慢比べみたいなものですから、このアップグレードポイント廃止もJALだけ遂行するとは考えられないとのご意見に友里も納得であります。実際は

裏で話し合いが出来ている

と考えるのは読み過ぎでしょうか。ほぼ同時に発表すれば「談合」と批判されるでしょうから、ある程度の時期をずらして(もしかしたらANAは1年遅らせるかも)発表するのではないかと推測します。

さて今回の旅行もそろそろ帰り支度にはいる時期になってきました。そこで本日は、ちょっと気づいた点(といってもとりとめない)について書いてみます。

☆外人のカメラは一眼レフばかりだ
現役時代の長嶋茂雄氏、アメリカへ遠征に行った時の

さすがアメリカだ。外車しか走っていない。

との迷言は有名であります。今回の欧州旅行、友里にとっては周りにいる人たちほとんどが外人だったわけですが、その観光客たちが持っているカメラは

ほとんどが一眼レフ

なのに驚いたのです。最近は日本でも一眼レフが見直されてきて売れてきていると聞きますが、まだまだコンパクトカメラが主流ではないでしょうか。
ところが外人?の観光客が持っているカメラ、ほとんど首からさげている一眼レフでして、日本の主流であるコンパクトタイプは見かけないのであります。
カンノンが多いようですがあとはソニーがありましたか。ナイコンはあまり見かけておりません。
かくいう友里はコンパクト一眼レフ(ミラーレス)なのですが、このような中途半端なカメラも見かけませんでした。
嵩張るので旅行には向いていないと思うのですが、より画質を重視する外人?が多くなったということでしょう。

☆喫煙者が結構な割合で存在している
パリもそうでしたし、ベルギーでも喫煙しながら歩行したり、行列に並んでいる外人が多いんです。
大晦日のカウントダウン時、ごった返している広場でも平気で喫煙していましたら呆れてしまいました。煙いし危ない。喫煙しない人にとってはホント迷惑なことであります。

☆やっぱりダイナースは使えない
ダイナース、カード決済の草分けの会社だと聞いたことがあるのですが(創業者が食事の際現金の持ち合わせがなく困ったことから考えついたとか)、ホント使い勝手が悪いカードであります。
欧州では使えない店やレストランがなんと多いことか。それに比べてアメックスは使えるのですから驚きであります。同じように高い手数料だと聞いておりますが、ダイナースは営業力(ブランド力?)が弱いのでしょうか。
昨日の航空会社ではないですが、1年前から一兵卒として友里はアメックスに入りました。ダイナースを拒否されるのが続いたのと付随のサービスがあまりにプアなのに痺れを切らしたからであります。またアメックスの場合は昨年決済で苦労した

ピンコード入力

を要求されず、サインだけというのもその理由の1つでありました。年会費が高いのが難点でありますが、現時点では満足しております。

☆ネット接続が遅い
一応どのホテルでも

ハイスピードワイヤレス

とか表記しておりますが、日本に比べてかなり遅いのではないか。結構ストレスがたまります。
しかも日本の外資系ホテルと同じで、1日の接続料が2000円前後と高い。こんなもの無料にすべきものではないでしょうか。
現在のホテルは、1時間6ユーロ、1日12ユーロながら

2日以上は20ユーロでおしまい

と連泊ならかなりお得感があります。

☆バターやクリームの使用に回帰しているかも
パリやベルギーの2ヶ所をちょっとまわっただけですが、3つ星含めて味付けが重めになってきたのではないか。
カンテサンスと違ってソースは当然存在しておりましたし、火入れも低温ローストのような「生焼け」は見かけなくなりました。
誰がやっても失敗が少なく同じような結果が得られる

ソースなし
低温ロースト

が飽きられてきたのではないかと勝手に思い込んだ今回の欧州訪問(と言ってもイタリア入れてわずか3カ国)でありました。

今年もJALを使用し続ける意味があるのか?

今年度、欧州の冬はあまり寒くはないようです。昨年度(特に‘10末)は大寒波に見舞われ、友里もフライト欠航や大遅延で散々な目に遭ったのですが、今年度は温暖とまではいきませんが寒さは厳しくなく、フライトなども今のところ順調であります。
昨日ようやくラテンの国、今回の旅行最後の訪問地へ入りました。フレンチ系の食事が続いたため胃に負担がかかったのか食欲が落ちていたのですが、イタリアンに変わってまた復調の傾向にありホッとしたところであります。 

さて昨年末、読者の方からJALの顧客サービスに関して以下のような情報をいただきました。

JALは来年度(2013年度)からアップグレードポイント廃止する

アップグレードポイントとは、利用の多い客を対象に、区別したカテゴリー毎に毎年配布されるポイントでありまして、国内線や海外線ではこのポイントを使用してワンランク上の座席クラスに変更が出来るものであります。
この制度はマイレージ使用(アップグレードにも使用可)のいわゆる特典航空券と違って、ベースとなる航空券(エコノミーなりビジネスなり)を購入する必要がありますが、家族にマイレージを振り分ける立場の人や、ショッピングマイルに参加していない人には利用価値があったのではないでしょうか。

かくいう友里もこの制度を使ってアップグレードしていたのですが、それが来年度から廃止されると聞いて椅子から転げ落ちそうになるほど落胆したのであります。

http://www.jal.co.jp/cms/jalmile/ja/jmb_1409.html

毎年せっせとフライオンポイント(搭乗したらくれるポイントでマイレージとは計算方法が異なる)を貯めて最上レベルのカテゴリー(噂ではメタルというもう1つ上のカテゴリーがあるとか)を維持していたのですが、玉石混淆なこの優遇サービスの中で、このアップグレードポイント制度が

一番利用価値がある

と思っていただけに、この制度を廃止するJALの考えが私には理解出来ないのであります。

ファーストクラスカウンターチェックイン、ラウンジ使用、専用セキュリティーゲート使用、マイル有効期限廃止、優先空席待ち、優先搭乗

などの特典より、このアップグレードポイントとダイヤモンド特典航空券(特典席に空席がなくてもマイルを通常の倍払えば利用出来るもの。これも来年度から廃止される可能性有り)が一番のウリのはずであります。 上記のサービスのほとんどは、アップグレードすれば(ビジネスやファーストになれば)誰でも受けられますので。

二社談合でANAも来年度からこのアップグレードポイントを廃止するというならわかるのですが、JALだけが廃止したとすると、果たして機内のサービス向上程度でリピート客を納得させることが出来るのかどうか。
機内サービスがANAより傑出しているわけではなく、目玉の特典がなくなっては、せっせとJALを利用する意味があるのかと考える客がほとんどではないでしょうか。

今思えば、あの時(JAL破綻)にANAへ変更しておけば良かったと後悔している方も多いのではないかと思います。この友里も、今現在では悔しているのですが、

1年間ステータスを捨てて一兵卒で通す
JALで貯めたマイルを放棄する
クレジットカードを変更する

などの手間でANA乗り換えを躊躇してきだけに、今回はどうしたものか。
これら航空会社の特典に詳しい方、もしくはJAL関係者の方にご意見を披露していただければ幸いであります。

思いかえせば破綻してから年々サービスが低下してきたと感じるJAL。

貧すれば鈍する

とJALがなってしまうのか。答えは来年にも出るかもしれません。

今年の抱負

大晦日(現地で昨晩)のカウントダウン、話のタネに近くの広場に出てみました。世界で最も美しい広場(サンマルコ広場ではない)だそうですが、広場に入るのに警官の荷物チェックがあったりと、かなり混み合ってごった返しておりました。

大きなクリスマスツリーや周りの建屋の雰囲気は良かったのですが、若い男性(女性なし)が獲物を狙うように群れをなして徘徊しているような様に眉をひそめたのであります。
家族連れ、男女カップル(同性同士も)なら理解出来るのですが、この祝いの時期になんで男性だけのグループでつるむのでしょうか。彼女がいない、いや彼女をもつ余裕がないのか。目が血走っているようにも感じたのです。

イタリアやスペインに限らず、この国にも不景気の波が押し寄せているのかもしれません。あるメール配信(有料)にありましたが、「金を持った年寄り」が逃げ切りをはかり、「仕事がない若者」が取り残されたという構図でしょうか。
年齢的には年寄りに近くなった友里、蓄えがないので逃げ切ることができませんが、幸いなことに本業や副業がありますので、今年も地道になんとか頑張っていきたいと思っております。

さて掲題に移ります。元旦にさいして、今年1年の抱負を考えてみました。とりとめのないことかもしれませんが、披露させていただきます。

1、友里征耶活動の維持
本当の事をつい言ってしまう(書いてしまう)からでしょうか、アンチをはじめ敵が多い友里、わずかな読者と相変わらずの孤立無援状態が続いております。
本業や個人の情報暴露だけではなく、昨年は本業の取引先にまでコンタクトするぞといった営業妨害を示唆する人(「ずこ」こと大石昌雄さん)まで出てきてしまいました。飲食店関係者ではなく、単なる食べ歩き好きの一般人(現在失職中?)がなぜそこまで友里に執着するのか、不思議であります。
山本益博さん、門上武司さん、関谷江里さんなどと違って、友里は飲食店業界と癒着、もとい、親しい関係がないだけに、店評価や店紹介という仕事だけで生業を立てていくわけにはいきません。黒字化したいと頑張っておりますが、今のところ副業は大赤字であるだけに本業におんぶにだっこ状態。
つきましては、今年もまずは頑張って本業に勤しむ所存であります。その合間をぬって、友里征耶活動をより充実させていきたいと思っております。

2、変換ミスなどケアレスミスをなくす
友里の専売特許といってしまえばそれまでですが、変換ミスなどケアレスミスが目立つブログや掲示板への書き込み。今年はより慎重に対処して、これらの間違いを根絶する努力をしたいと思います。

3、新店、未訪店への突入を増やす
昨年は「絶品レストラン」(鉄人社)の出版に際し最終確認をする必要から、掲載店(既訪店やリピート店)への訪問を優先してしまいました。よって新店や未訪問の店への入店が少なかったため、あまり物議を醸すことがなかったと思っております。
今年は初心にかえって、物議を醸すよう、もとい、よりインパクトある辛口評価を復活してみたいと思っております。
過大評価店や勘違い店の情報をお持ちでしたらどうぞお気軽にご連絡ください。出来る限り対処したいと思っております。

4、フレンチやイタリアン、和食以外の経験も増やしたい
本場、郷土色などの単語を多用しそれらの要素のない店を指摘するからには、友里自身もその経験を増やさなければなりません。
友里が最も弱いとされているのが中国料理。香港はわずか1回だけ、本土にはまったく足を踏み入れていないだけに、この経験をなんとか積み上げる機会を持ちたいと思っております。
また、イタリアの郷土色については細かいのに、フランスの地方には疎いこと(でもパリ以外にも何カ所か行っております)も解消したい。今年は好きなアルザス料理を食べに、ストラスブールを初訪問してみたい。勿論、予算と時間が許されるならイタリアの郷土料理の幅も広げたいと思っております。

5、出入り禁止の店の扉をこじ開けたい
現在友里征耶が出入り禁止になっている店は、

新ばし しみづ
鮨 嘉瑞(すし かずい)

の2つしかないと思います。カンテサンスもちょっと危ない気もしますが、同伴者の予約なら大丈夫でしょう。
昨年のブログに書きましたが、「鮨 嘉瑞」のその後の消息ははっきりしません。そこで今年はなんとか「しみづ」へ入店する術はないかと考えたのであります。
別に術など関係なく、「あら輝」の荒木氏や「青空」の高橋氏のように、清水氏が

それなりの度量の持ち主

なら再訪できるのですが、どうもそうではない方のようであります。
ツマミや握りを否定したのではなく、むしろ好意的に書いたつもりでありましたが、同業者によいところ見せたくて友里征耶に一発かまそうと本業の会社に乗り込んできた清水氏。友里不在で鉛筆殴り書きの書面を置いていったため、お礼にその後日の昼、逆に友里に乗り込まれてしまって、満席でないのに(実際はその時客ゼロ)予約台帳を広げるフリをして伏し目がちに

予約で一杯

と入店を拒否。その15分後にフリで訪問した客(読者)があっさり入店できた様をブログで暴露したのはもう昔のこと。お互いに、水に流す時期に来たのではないかと勝手に思っております。
女将さんもいらっしゃるようですから、ここはぜひ友里にも門戸を開いていただきたいものであります。
「鮨 嘉瑞」の主人とも、東京地裁ではなくいつオープンするかわかりませんが、新店でお目にかかりたいと思っております。