今年もJALを使用し続ける意味があるのか?

今年度、欧州の冬はあまり寒くはないようです。昨年度(特に‘10末)は大寒波に見舞われ、友里もフライト欠航や大遅延で散々な目に遭ったのですが、今年度は温暖とまではいきませんが寒さは厳しくなく、フライトなども今のところ順調であります。
昨日ようやくラテンの国、今回の旅行最後の訪問地へ入りました。フレンチ系の食事が続いたため胃に負担がかかったのか食欲が落ちていたのですが、イタリアンに変わってまた復調の傾向にありホッとしたところであります。 

さて昨年末、読者の方からJALの顧客サービスに関して以下のような情報をいただきました。

JALは来年度(2013年度)からアップグレードポイント廃止する

アップグレードポイントとは、利用の多い客を対象に、区別したカテゴリー毎に毎年配布されるポイントでありまして、国内線や海外線ではこのポイントを使用してワンランク上の座席クラスに変更が出来るものであります。
この制度はマイレージ使用(アップグレードにも使用可)のいわゆる特典航空券と違って、ベースとなる航空券(エコノミーなりビジネスなり)を購入する必要がありますが、家族にマイレージを振り分ける立場の人や、ショッピングマイルに参加していない人には利用価値があったのではないでしょうか。

かくいう友里もこの制度を使ってアップグレードしていたのですが、それが来年度から廃止されると聞いて椅子から転げ落ちそうになるほど落胆したのであります。

http://www.jal.co.jp/cms/jalmile/ja/jmb_1409.html

毎年せっせとフライオンポイント(搭乗したらくれるポイントでマイレージとは計算方法が異なる)を貯めて最上レベルのカテゴリー(噂ではメタルというもう1つ上のカテゴリーがあるとか)を維持していたのですが、玉石混淆なこの優遇サービスの中で、このアップグレードポイント制度が

一番利用価値がある

と思っていただけに、この制度を廃止するJALの考えが私には理解出来ないのであります。

ファーストクラスカウンターチェックイン、ラウンジ使用、専用セキュリティーゲート使用、マイル有効期限廃止、優先空席待ち、優先搭乗

などの特典より、このアップグレードポイントとダイヤモンド特典航空券(特典席に空席がなくてもマイルを通常の倍払えば利用出来るもの。これも来年度から廃止される可能性有り)が一番のウリのはずであります。 上記のサービスのほとんどは、アップグレードすれば(ビジネスやファーストになれば)誰でも受けられますので。

二社談合でANAも来年度からこのアップグレードポイントを廃止するというならわかるのですが、JALだけが廃止したとすると、果たして機内のサービス向上程度でリピート客を納得させることが出来るのかどうか。
機内サービスがANAより傑出しているわけではなく、目玉の特典がなくなっては、せっせとJALを利用する意味があるのかと考える客がほとんどではないでしょうか。

今思えば、あの時(JAL破綻)にANAへ変更しておけば良かったと後悔している方も多いのではないかと思います。この友里も、今現在では悔しているのですが、

1年間ステータスを捨てて一兵卒で通す
JALで貯めたマイルを放棄する
クレジットカードを変更する

などの手間でANA乗り換えを躊躇してきだけに、今回はどうしたものか。
これら航空会社の特典に詳しい方、もしくはJAL関係者の方にご意見を披露していただければ幸いであります。

思いかえせば破綻してから年々サービスが低下してきたと感じるJAL。

貧すれば鈍する

とJALがなってしまうのか。答えは来年にも出るかもしれません。