ディナー開始時刻が早いアメリカ人はオコチャマなのか?

昨晩遅く帰国しました。といっても台風の影響で着陸先は関空になってしまいました。台風が来ているなんて知りませんでした。
今回のアメリカ訪問、大きなトラブルもなく(着陸地点が違っただけ)無事に終わったのですが、長旅と塩気が強すぎる料理の連続からか、ちょっと体調を崩しかけてしまいました。食欲や飲欲には影響しなかったので毎日食べ飲みまくり事は出来たんですけど。

さて今回、ダラスは初めての訪問でしたがここのところ毎年のニューヨークでの滞在(短いですけど)で2つの疑問というかアメリカ人の習性をあらためて感じ取ったのであります。
本日はその1つ目、前から感じてはいたのですが

なんでアメリカ人は夕食のスタートが早いのか

イタリアやフランスでは20時頃からディナーが始まるといいますか、店の予約はその辺りでないといれられません。スペインに至っては21時ころからのスタートも珍しくない。
東京だって18時頃に入店したら、「シェ・イノ」以外はほとんど客がいないのではないか。

ところがアメリカでは、ダラスもニューヨークも19時過ぎに入店したら店内はほぼ満席で、しかもデザートを食べている客が多いではないですか。
逆算すると

アメリカ人は17時頃からディナーを始めている

と推測します。プレコンサートの食事ならわかりますが、ダラスの高級ステーキ店でも同じような光景でしたから、後が控えての早い食べ始めではないでしょう。
アメリカ人は

日本のオコチャマ並に早く夕食をとる習性

があるのではないかと友里は考えるのです。
この時期だとサマータイムをとっていても、日が暮れるのは20時前後。つまり着飾った男女カップルは辺りがまだ明るいうちに夕食を食べ終わってしまうのであります。

その後どう時間を潰すのか、それともオコチャマのように解散するのか知りませんが、明るいうちにディナーを終えるということに違和感をおぼえるのは友里だけなのでしょうか。
アメリカ滞在経験のある方にその辺りを伺いたいところであります。

しかし今回行ったNYの3つ星店では、ある寿司屋を除いて満席で2回転以上しておりましたから、20時や21時からディナーを始めるカップルやグループの存在もあるわけです。
早番、遅番と同じアメリカ人でも生活習慣がまったく違うのか、友里は大きな疑問を抱いた今回のアメリカ訪問でありました。

 

 

 

NYのイタリアン2軒

今回のアメリカ出張も最終日。本日帰途につきますので、明日からは平常通りのブログを再開する予定です。
さてダラスがメインだった今回のアメリカ訪問でありましたが、いくつか案件処理のためNYにも立ち寄っておりました。
本日は今回はじめて訪問した「おもしろイタリアン」2軒を簡単に紹介します。

NELLO
宿泊先からマディソンアヴェニューを北へ散歩していてみつけたお店。63rd手前で昼下がりだというのに超満席の店が目にとまったのであります。
アッパーイーストの店の中でも客層(服装含めて)がちょっと違う雰囲気なんです。こんなに混んでいるのは美味しいからに違いないと勝手に思いこんで飛び込んでしまいました。

NELLO

1席空いていたのでかろうじて着席。渡されたメニューをみて驚いたのであります。
前菜類が20ドル前後、パスタが30ドル以上と普通の店の倍近い値付け。慌ててネットで店名をいれて検索したところこの店は

セレブ御用達のイタリアン

http://www.pecopecony.com/tokushu/019.html

要はちょっとオシャレな雰囲気で値付けを高くして成功した店なんですね。
スティル、スパークリングとも水を頼むと

1本なんと15ドル

シーザーサラダは21ドルで下記写真の自称シチリア風リガトーニが

38ドル

 

NELLO パスタ

 

デザートのティラミス21ドル、グラスの赤ワインに至っては

37ドル

と、料理は2皿のみ、水2種、それにコーヒーいれただけで支払額は勝手にGRATUITYを20%乗せられて200ドルを超えていたのであります。

恐るべし、セレブ御用達イタリアン

でありましたが、翌日も前を通ったら満席。この世界的な不景気だというのに、オーナーは素晴らしいビジネスモデルを構築してしまったようです。

さてもう1軒はブロードウエイのマジェスティック劇場近くのイタリアン。店名は

Carmine‘s

外観は高級そうに見えたのですが、中に入るとただのビストロみたいな雰囲気に一変してしまった。ミュージカルを見に来た観光客用のイタリアンであったのです。
やはり混んでいて待たされること10分、2階に案内されて他の客が食べている皿を見てまだ座っておりませんでしたが友里、椅子から転げ落ちそうになったのであります。

一皿のボリュームが半端ではない

以下の写真はパスタ一人前なんですが軽く5人前はある量。しかしお値段は

25.5ドル

と一人分に換算すると5ドルくらいになる計算。NELLOとはまったく異なる雰囲気のグループ客が多い理由がわかったのです。

5人分はあるパスタ

 

お味はまずまずだったのですが、当たり前ですが7割方残して店を後にしました。

 

世にはメデタイ人がいるもんだ!

友里掲示板に面白い書き込みがいくつかありましたのでご紹介させていただき、都度見解を述べさせていただきます。

だが、そのモデルは、語彙が乏しく、味の感想や悪口の内容は毎回同じ様な表現だし、他人様が一生懸命作った物を 粗探しして貶していれば副・・もとい生業になるんだからクレームを気にしない傍若無人さと財力さえあれば、これほど頭と労力を使わない楽な仕事はないと私は考えます。
考えます、という通り すべて私の主観ですので、近い職業の方がいても、どうかお気になさらないようお願いします。

この方、気が小さいのか毎回必ず「自分の主観」とわざわざ最後に書いてくるんですね。あくまで主観を述べているだけだから、名誉などを毀損したことにはならないとの「逃げ」を打っているつもりでしょうか。でも実際本気でやられたらこの「逃げ」は通用しないということをご存じか(常識)。それとも文字数を多くしたいがためにわざと書いているのでしょうか。
しかしこの方、本当に純粋無垢であります。

他人様が一生懸命作った物

が大前提になっているようですが、世のレストラン、料理人はみな一所懸命作った物ばかりと本気で信じ込んでいるのか。
経験がないゆえの妄想だと思うので仕方がないんですが、この手のような経験不足を棚に上げての書き込みも「傍若無人」と受け取られることはご存じないようです。
本気で「ヨイショ」と同じく「辛口」が頭を使わずに出来る仕事と思っているのか。そんなメデタイ人がいるとしたら驚きです。

確かに。この御仁は何も生み出さない。批評とは名ばかり。ただただ消費するだけ。そこに文化はない。拡がるのはただの荒野。不毛。
フランソワシモンやマスヒロなどは旨いし頑張ってるけど客が少ない店(料理人)を取り上げて、「陽」を当てたりしてる。「育てる」とでも言おうか。
評論家というのもピンキリだ。

これまた偏ったお考えの方のようです。

頑張っているけど客が少ない店(料理人)に陽を当てたりしている。「育てる」とでも言おうか。

本気で山本益博氏がそんな高い志を持っていると思っているとしたら、この方もオメデタイとしか言いようがありません。
アクセス少ない友里掲示板に匿名で書き込むのではなく、知人や食べ仲間(いるとは思えない)に面と向かってこんな「青い」意見が言えるのでしょうか。
この方もこう言っては申し訳ないのですが、外食とは縁遠い方であると思います。

育てる かァ。評論家の社会的な意義としてはソッチのほうが有りそうだな!
ま、俺がモデルにた人は、一般人の参考になるように って目的らしいから、金に任せて件数多く食い散らかして旨いマズい評価すりゃ、嗜好が合うやつにはさんこうになるだろうが、 ハナから目的やスタンスの違う、益博なんかを『ヨイショライター』とか『楽な仕事』とかバカにすんのはおかしいよな!
一つの方向からしか物事をみられねえから、業界の発展にも貢献しねえだろうし、批評も 偏った感じになるんだろうな!主観だが。
こういう人は、なれない土地に何日も滞在すると、評論の内容がうす~くなっちまうんじゃねえかな。いや、例えばの話だが。
全部主観なんで、当てはまる部分のある方は、御容赦ねがいます。

ヨイショ店紹介も「一つの方向だけ」だと思うのですが、この方にはそれを感じ取る能力がないようです。
褒めることだけが業界の発展に繋がると本気で考えているのでしょうか。

偉そうに悪口評論家を名乗ったところで、ヨイショ評論家と大差ないのでは?
ヨイショ評論家はタダ飯でも成り立つけれど、悪口評論家は自腹でなければ成り立たないから自腹にしているってだけのことでしょ?褒めるだけ、悪口を言うだけ、どちらも頭と労力を使う必要がないのだったら、褒めた方が何百倍もマシですね。
悪口を信頼して店に行かなければ良いところを知る機会がなくなってしまうけれど、褒められていれば、訪問した店の長所を発見することができる。それが「育てる」ことにつながるのかもしれないですね

 

ヨイショはタダ飯でも成り立つと了解していながら、何の疑問も持たない方。おそらくマルチ投稿している人だと思うのですが、なぜ「褒めた方が何百倍もマシ」と言えるのか。この方も外食好きの知人(そんな人がいるとは思えない)にマジでこんな意見が言えるのでしょうか。

悪口を信頼して店に行かなければ良いところを知る機会がなくなってしまうけれど、褒められていれば、訪問した店の長所を発見することができる。

 この方こそ一つの方向からしか物事をみられない、完全に「偏向」した考え方。その店に良いところがほとんどない、長所がない、というケースを想定していないのですから、これまたオメデタイ人だと思ってしまいます。

本日のブログ、出張中で時間がなく掲示板へ書き込む内容をブログで書かせていただきました。「手抜き」と言われても仕方がないのかもしれません。