祝! 「鮨 嘉瑞」 本日オープン

パナソニックが昨年度に続く大赤字(12年度通期)の下方修正をしてきました。その額、なんと

7650億円の赤字

売り上げではなく損益で1兆円近い額が逆転したのですから驚く方も多いのではないでしょうか。

1兆円近くの大損なのか

でも実際の営業利益は

1400億円の黒字予想(連結)

なんですね。
つまり7650億円のキャッシュがなくなるわけではなく、あくまで会計上の損なのであります。どんな会計処理をしたかというと

構造改革費用を4000億円ほど増額し、携帯電話、太陽電池、民生用リチウムイオン電池の3事業について、過去の買収で発生したのれん代のほか無形固定資産を減損処理し、事業環境の悪化を踏まえて繰延税金資産4125億円を取り崩す

つまり会社の財務内容を改善するためのリストラ費用や帳簿上の操作と考えた方が良いではないか。この1年で1兆円近いキャッシュがそのまま社外流出するわけではないのです。

売り上げ追求から収益重視の方針に転換

とのことですが、製造を丸投げしているアップルと違って、自前の製造工場をもつメーカーであるので果たして

売り上げを重視せず収益だけに着目して巨大な図体を維持できるのか

これがパナソニックの大きな課題であると考えます。

本来メーカー(メーカーに限らないかも)は売り上げ至上主義であります。利益を増やし続けるには売り上げ(シェア)の拡大をするのが手っ取り早い。飲食店が

多店舗展開

を目指すのと同じ考えであります。

店と屏風は広げすぎると倒れる

吉兆創業者・湯木貞一の明言と聞いておりますが、ダイエーはじめ幾多の企業が同じ轍をふんできたのを歴史が証明しているように、

売り上げ増大欲

は経営陣の金銭欲(結果役員報酬を増やせる)、名誉欲からわかっていながら陥ってしまう甘い誘惑であります。
果たして図体がデカいパナソニックが

売り上げ至上主義を捨て去ることが出来るのか

今後を見守りたいと考えます。

それでは本日のお題にうつります。関西在住の読者から

予約していた友里を上野毛の店から追い出したあの「鮨 嘉瑞(かずい)」(3つ星「あら輝」の弟子筋で大阪から上野毛へ出てきて1年余りで撤退)が11/1(木)に京都は東山区三条通北裏白川筋西入ルの地にオープンする

との情報をいただきました。
鮨 嘉瑞、友里との経緯を知らない読者もいらっしゃると思いますので、過去のブログを貼り付けておきます。

http://tomosato.net/weblog/2011/07/29/

http://tomosato.net/weblog/2011/07/30/

鮨 まずい、もとい、鮨 嘉瑞(かずい)

とネットで既に公開されていた「シャレ」をブログで書いてしまったのが店主の逆鱗に触れたのか、

店からの追い出しだけではなく、法的対応(提訴)をほのめかされた

友里、それから1年以上、特別送達の提訴状がいつくるかと毎日ビクビク(嘘)していたのですが、その提訴状より先に

京都オープンの案内状の情報

がきてしまいました。
友里への提訴より、まずは京都の店オープンを優先したのでしょうか。

その案内状の内容を漏れ聞きましたので、ここに公開させていただきます。この新店は

8席のカウンターのみの会員制

としてスタートするとのこと。おそらく慎重に厳選した送付先の人たちを会員と認定するのでありましょう。
極秘情報ですが、漏れ聞くところ大阪の天満店開業以来ちょくちょく通っていた方、一度握りの形状に疑問を呈したからか今回は案内状が届かなかったとか。

批判どころかあらゆる助言や疑問をも排除する度量の持ち主である店主

であると考えます。
そしてその会員資格には以下の条件がつけられているようです。

・ツイッター、ブログ、フェイスブックなどへの掲載禁止。またマスコミ媒体類への露出もお断り
・店内撮影はじめ写真撮影の禁止
・酒類の持ち込み禁止

不景気のきょうび、この3条件は店の経営面でかなり厳しいのではないでしょうか。

酒類の持ち込みを常とする名古屋や関西の客を排除

するこの思い切った判断。またブログだけではなく食べログへのレビューも禁止では

関東はじめ全国の自己顕示欲旺盛な客も排除

することになります。
この条件をのんだ会員に連れて行かれた客は「新会員」になれるそうですが、果たしてこの厳しい3条件を遵守して、しかも肝心の鮨は「お任せ」のみでなんと2万円(税込み)とか。

あの寿司レベルで通い続ける客がいるのかどうか

友里は疑問なのであります。

例えばこのブログの主宰者。なぜか特別に写真撮影を許可されていたようですが、京都店でも特別扱いされるのでしょうか。

http://veterinarian.blog.eonet.jp/default/cat3777704/

条件は徐々に厳しくすることは出来ますが

厳しい条件を緩和するのは体面上難しい

のは世の常。今後の「鮨 嘉瑞」の集客状況に注目であります。

しかし本日のブログ、「嘉瑞」と打とうとして、何回タイプミス(どう打ち間違えたか具体的に書くとまた怒られる)をしたことでしょうか。体と頭に染みこんでしまったようです。

 

 

 

 

アルバから無事帰宅!

パリ&アルバとなんとかの一つ覚え(アンチ曰く)の訪問でありましたが、10日間にわたる旅行、ようやく戻って参りました。
本日のブログは、長旅(大袈裟)の疲れの中、本業にも復帰しなければならないため、簡単なものにさせていただきます。

明日からは平常通りのブログアップを目指します。ツイッターも、本業がありますのでパリやアルバにいたときのように頻繁にツイートできないと思いますが、明日以降もどうぞよろしくお願いします。

ところで今回の旅行では、航空会社関係の女性たちと話す機会がありました。友里はJALオンリーなのですが、

ANAへの変更を検討してみてはどうか

とのお誘いをいただいたのです。
でも毎年築き上げてきたカテゴリーを放棄して、ANAで来年1年

一兵卒として利用する

という決断がなかなか出来ません。
ただし、JALからのお知らせ(HP上)では来年度より

アップグレードポイント制度の廃止
ダイヤモンド特定航空券制度もやめる?

という強烈なサービスダウンが読み取れます。
これらの特典(アップグレードポイント制度など)がなくなったら、最高ランクのダイヤモンド会員は

ほとんどメリットがない

のではないでしょうか。優先搭乗などかなり下のランクでも保証されていますので。
無理してセコセコと

フライオンポイントを貯める(つまりJALに乗る)意味がなくなる

というものです。
そしてその代わりというのでしょうか、新たなサービス提供のお知らせは、友里がチェックする限りまだJALから発表されておりません。

潰れて税金で助けられた会社(あくまで他航空会社社員の談)のクセに、大事なお客へのサービスも更に低下させるのか

友里はJALの対応次第でANAへの転向を考えるかもしれません。

 

ブラ村を訪問してきました!

ブラ村の生サルシッチャの存在を知ったのは一昨年のアルバ滞在時でありました。
お祭り会場で日本人女性二人に声かけられてしばし談笑したのですが、彼女らはブラ村に宿泊してアルバの白トリュフ祭りを見に来たとのこと。その時

ブラ村では生のサルシッチャが有名で美味しいけど持ち帰ることができないので、機会があればぜひ食べてみて

と教えてもらったのです。

宿泊ホテルのセカンドダイニングのシェフがブラ村出身という偶然もあって、その滞在中にブラのサルシッチャを食べる事が出来たのはラッキーでした。
昨年も、例の知人と今度はそのホテルのメインダイニングでブラサルシッチャを堪能したのですが、やはりそうなると現地で食べてみたくなるもの。
そこで今日は知人のレンタカーでブラ村へ食べに行ったのであります。

生サルシッチャが食べられるだろうと教えてもらったのが、スローフード協会(ブラはスローフード発祥の地だとか)経営のオステリアであります。

まずは人通りのないブラ村の街中です。

人通りのないブラ村

 

目指すスローフード協会がありました。

スローフード協会の看板

 

その中庭のようなところに、目的のオステリアがありました。観光客で人気なのか街中と違って店内はそこそこ盛況。我々は飛び込みでしたがしっかり入店できたのです。

OSTERIA BOCCONDIVINO

 

メニューからスローフードとしてのオススメを選択。
まずはバーニャカウダ。でも東京でよく見かけるのと違って、アーティチョークなど火入れしたものだけで見た目は地味。

バーニャ カウダ

 

そしてお目当てのブラのサルシッチャ、カルネクルーダ、ラルドの盛りあわせです。サルシッチャとカルネクルーダは変な癖なく美味しかった。

生サルシッチャなどの盛りあわせ

 

このリゾット、チーズがかなり主張していて、チーズ好きにはウケると思います。

チーズリゾット

 

スローフードと言いながら、オーダーしてワイン1杯飲んで食べ終わるのに

1時間もかからず

スローフードとは皿出しが遅い料理ではないようです。

今晩のディナーは宿泊しているホテルのメインダイニング。それまで明日の出発のための荷造りをすこし始めたいと思います。フライトが順調なら日本時間で水曜に到着となるでしょう。

今年はアルバの白トリュフ祭りで目立たなかった中国人の存在ですが、このホテルに大量に泊まっていました。昨日からの滞在のようです。
どうやらアメリカ人ガイドによるワイナリー巡りとリストランテ訪問(ピアッツァ ドゥモやトルナヴェントの名前が会話に出ていた)のツアーのようで、漏れ聞くところ木曜くらいまでいるようです。