落選議員が弁明する「力不足」とは何だ?

昨日から、TVでは盛んに落選議員(特に大物と言われる人)が敗戦の弁を語る様を放映しております。
仙谷さん、田中真紀子さん、藤村さんなどが語るその言葉には必ず

私の「力不足」で・・・

との文言が入っております。
友里はこのお約束のフレーズ、「力不足」の意味がよくわからないのであります。強いて考えてみますと

盆踊りする回数が足りなかった
祭りなど地域イヴェント参加が足りなかった

橋下さんの言を借りるならこんなところでしょうが、ヘソが曲がった友里は

投票する人(有権者と書かないところがミソ)への利権誘導が足りなかった

ではないのか。
大物落選議員だけではなく、普通の落選議員もこの「力不足」を皆さん使用しておりますが、友里は声を大にして言いたい。

議員時代に個人レベルで力を発揮(投票者だけに利益誘導)されてたまるか

民主主義であるかぎり選挙区が限定されますから、その中での人気取りになってしまいます。
小泉さんのように、圧倒的な人気があれば別ですが、普通の議員(候補者)なら

力(利権誘導)を発揮する
力(利権誘導)を発揮すると思わせる

と訴えなければ当選できない民主主義。独裁国とは違った

利権の存在

は必要悪なのでしょうか。
独裁、民主主義と完璧クリーンな国家体制はあり得ない。

これを書くと暴論と怒られるかもしれませんが、以前から言っておりますが、日本を本当に変えるには

革命しかない

と考えます。

友里の予想以上に善戦してしまった民主党

昨日から選挙結果が気になってしまって今朝は寝不足であります。日刊ゲンダイの原稿は本日が締め切りなのですがまだ出来上がっておりません。
選挙結果はもうご存じの通りでありまして、TVなどでは

民主党が大惨敗

と報じておりますが、友里としましては

50を超えるとは思わなかった

という大善戦。だいたい現在の体たらくを導いた張本人である

野田、岡田、前原、玄葉、安住、枝野

などが選挙区で当選してしまった現状。
これらの選挙区の有権者民度が低すぎると言ってしまえばそれまでですが、TVやマスコミの露出度やしがらみで投票する有権者が存在する限り、日本の未来は暗いといっても過言ではないでしょう。

選挙区で圧勝だった自民党ですが、比例では獲得数が延びなかった不思議。

選挙区では民主が嫌いで自民党に入れただけ

自民党の政党支持率は政権を奪われた前回選挙時より落ちていると聞きますから、誠に摩訶不思議な選挙でありました。

上述の民主6人衆の顔は今後も見なければならないでしょうが、

平野、仙谷、藤村の元官房長官たちと寺田、手塚の元補佐官

といった暑苦しい、または生意気な顔を見なくて良くなったのがせめてもの救いでありましょうか。

自民党勝利で為替は円安に進んだようです。金融緩和、原発再稼働も更に進むのではないか。長く塩漬けになっていた保有メガバンク株式でありますが、

含み損が減るどころか大きな含み益になるかも
原発関連商売もしばし安泰かも

と友里個人的には悪くないかもしれませんが、果たしてこれで日本の将来は安泰なのか。
どこの政党がどんな経済対策をとっても

景気はなるようにしかならない

が持論の友里。3年前は

自民党をぶっ壊し(中途半端だった)

今回の選挙では

民主党をぶっ壊し(これまた中途半端)

しかし友里は一度

現在の官僚制度をぶっ壊す

ことによって、日本がどうなるかを見てみたい。
良くなるか悪くなるか、試してみたい人は結構いると思うのですが、友里が生きている間には、革命でも起こらないかぎりみることは出来ない夢であると思います。

日本未来、マスコミの予想通り惨敗でありました。せっかく無罪を勝ち取ったのに

小沢氏もこれにて一丁上がり

となることでありましょう。今朝のTVでも繰り返し嘉田さんの

エンピツ持ったら○ー○ー○ー○(候補者名)

の応援演説が流れておりました。こんなアフォなパフォーマンス、

こいつらに任せたらアカン

と思った有権者は多かったのではないでしょうか。
嘉田さんを代表に担いでしまったのが

小沢一派の終わりの始まり

であったと思います。

 

最近訪問した店 実名短評編 2012-44

本日は全国的に衆院選の投票日であります。投票結果は日が変わる前にはっきりすると思うのですが、果たして

固定電話だけ
投票先は自民か民主かその他の党かとしか質問しない

と言われている大マスコミの世論調査と一致するかどうか。

東京は天気がよいようですが、天気に関係なくとにかく投票することが、ごく一部の組織票に支えられた政党の影響を排除する唯一の策であります。

有権者総数の中で、割合の少ない支持者によって選ばれた政党が政権をとるという矛盾

がないよう、投票率をとことん上げなければなりません。
組織票がしっかりしている自民党や民主党(連合)、そして公明党の選挙現状は

限られた常連客だけのレビューで高得点をあげている食べログ過大評価店と同じ

特別待遇(タダ飯招待など)されない一般客による店評価、つまり利益誘導を考えない一般有権者が選ぶ衆院選にしたいただきたいものです。

さて本日の実名店は、ドイツはデュッセルドルフのアルトビアホール

IM FUCHSCHEN

地元では赤い狐のマークで地元では有名なようです。

IM FUCHSCHEN

この手のビアホール、店オリジナルのアルトビール(デュッセルドルフを中心とした上面発酵の黒褐色のビール)を出すのですが、提供システムが面白いのです。

ホールスタッフはあらかじめ10杯ほどのグラス(200ccほどの小さいもの)もお盆乗せてホールをまわり、手を挙げた客に置いていきます。その際、コースターなどに線を書いて、頼んだ杯数を記録して最後の会計時に料理代に加算するのです。

アルトビールとコースター

日本に帰ってきてもまた飲みたいと思うほど美味しかったアルトビール。1杯がわずか

1.6ユーロ

の安さですから驚きであります。
しかしこの黒褐色ビール、ドイツの白ビールと違って日本で提供する店はないのではないでしょうか。

店内の客はほとんどこのアルトビール飲んでツマミや料理を食べています。ワインなんて飲んでいる客はいなかった。最後にキルビッシュとかいう薬草味のスピリッツ?を飲む人はいましたけど。

2日にわけて色々食べましたが、いくつか挙げてみます。

ザワークラフト

 ザワークラフト。これが2.95ユーロなんです。これまた安い。味もまずまずでありました。

グーラッシュスープ

グーラッシュスープは6.1ユーロでしたが、豆含め量が多かった。

 

生豚肉 METT

 

そして初めて食べた豚の生肉であるMETTです。8.25ユーロでしたが、これまた量もたっぷりでありました。

牛のユッケと違って、かなり粘り感がありましたが、味的には目を瞑って食べたら豚だとわからないかも。

シュヴァイネハクセ

そしてシュヴァイネハクセという、日本では焼きアイスヴァインと言われる豚すね肉。
これで14.3ユーロなんですから驚きの物価安であります。それなりに美味しかったです。

アルトビールも安ければ、他のツマミや料理も激安のデュッセルドルフ。かなりアルトビールを飲んで料理を食べても、一人当たりの単価は

2000円前後

ではないでしょうか。

日本では客単価数千円の「俺のフレンチ」や「俺のイタリアン」などの立ち食い屋の鼻息が荒いようですが、

デュッセルドルフでは座って食べられる店でもっとCPが良い

ということがわかった次第であります。

日本ではデフレ脱却とか言っておりますが、ドイツもパリ(ビストロなど)も

日本より物価が安い

という現実。
インフレターゲットなどより、首都機能移転など日本の統治機構(勿論官僚制度も)を根本的に変え、不動産価値などの考え方も変えるという、根本的な荒治療が日本に必要なのではないでしょうか。

来年以降もデュッセルを訪問する予定ですが、現地では2年前にミシュラン掲載店訪問(何軒も)で懲りているだけに、この手のビアホールで充分満足すると思っております。