創価学会、もとい、公明党山口代表の中国への媚び売り発言が注目されているようです。
尖閣問題を両国で棚上げに!(要約)
中国では宗教は弾圧されやすいと聞いておりますが、創価学会は13億のシェアに魅力を感じているのでしょうか。
昨日から出張に出ておりまして、ホテルで久々に大嫌いな日経新聞を読んでしまいました。ナニゲに3面を見たら
規制改革・TPP要望
との大きな見出し。アメリカを利するTPPに反対の友里がすぐに目を通したのは言うまでもありません。何でも
産業競争力会議(安倍さんが議長)
なるものができたようで、関係閣僚と10人の民間議員で構成された会議だとか。その中には竹中平蔵と名乗る
スーツの下に星条旗柄のシャツとパンツ
を着用している地方税未払い逃げの人までいるではありませんか。
メンバーを見ますと、いわゆる勝ち組というのでしょうか、規制緩和やTPPで儲けられる人ばかり。その中でも驚いたのが坂根コマツ社長の提言であります。
勝ち組になる既存分野に重点投資。弱者を救済し、強者をむしばむゾンビ企業を創出しないように
最初友里は
強者を救済し、弱者をむしばむ・・・を創出しないように
と読み過ごしていたのですが、間違いで逆でありました。
このコマツ社長、友里の読解力では
弱者を切り捨てて、強者だけ生き残ろう
と主張しているのか。その他のメンバーも
ローソン社長:同一労働同一賃金、解雇規制の緩和
みずほFG社長:大規模農業市場の創出(農協解体か?)
住商相談役:TPP、日韓FTA、東アジア地域包括的経済連携の同時推進。官民でアジアの鉄道・道路整備を
楽天社長:外国人の就労・移民手続きの見直し
など、友里に言わせると、己の事業に有利になるだけの提言で
正に我田引水
でも方向性としては
世界の迷惑であるアメリカ化に一直線
ではないか。
そこで友里は安倍政権に声を大にして言いたい。
前回の選挙で、誰が日本をアメリカにしろと頼んだんだ!
このメンバーに俺を選べ!
でも彼ら民間議員は意思統一がなされていないようです。
たとえば、日本の農業をアメリカ的に大規模化してしまうと
農家の見栄を利用して、一家に一台と無駄な農機具を売り込んで儲けていた農機具メーカーのビジネスモデルが崩れる
最近は海外で儲けている農機具メーカのコマツやクボタでありますが、アメリカ的農業になると
国内の販社は大きなダメージ
をうけると友里は考えます。
しかし彼ら(勝ち組だと思っている)の根本的思想は
俺たちだけ儲けられればよい。他の奴は野となれ山となれ
そんな自分勝手なメンバーたちに友里は好きな言葉をおくりたい。
人間万事塞翁が馬
現在の勝ち組もこの先どうなるか、保証はありません。
さて日本の経済界をダメにした(正確には大企業の雇われ社長を甘やかした)日経新聞の一面トップは
東芝・GE 火力で合弁
震災後のブログで何回か書きましたが、東芝はGEとライバルだった米原子力大手のウエスチングハウスを子会社化して
経営資源を原子力に集中
させておりました。これからの世界は原子力発電が主体と読んで
原子力で儲けたるで~
だったはず。IHIと大規模な工場まで合弁で造ってしまったのですが、震災の原発事故で世界の動向が激変。どうやら
原発はダメそうだから、今度は火力(コンバインドサイクル)で儲けたるで~
と真逆に舵を切ってきたようです。
日経によりますと、埋蔵量多く廉価なシュールガスの台頭でガス市場が安値安定の結果、ガスタービンと蒸気タービンを併用したコンバインドサイクル(火力発電)の世界的建設需要が
今後25年で7割も増える
とのこと。肝心の原発は、アメリカで4基程度しか認可を受けておらずこの先の見通しも明るくない。トルコやルーマニア、アラブ産油国では未だ原発のニーズがあるとの見立てもありますが
世界の流れは完全に火力発電
になってしまったということでしょう。
友里がメーカーサラリーマンの現役時代は、GT(ガスタービン)とST(蒸気タービン)のCC(コンバインドサイクル)の最高出力は30万KWくらいだったと記憶しておりますが、GSの大型化開発によって
原発並みにCCは1基100万KW級
まで出来そうな気配。以前のブログにも書きましたが、建設コストの比較だけでも
原発:何千億円(日本では4000億円くらい)
CC:何百億円程度
使用済み核燃料の処理費用(現状では完全処理できない。原発はトイレのないマンションと揶揄されている)を想定すると廉価なシュールガス革命の恩恵で相場が安くなった天然ガスを使用する
火力発電(CC)が安全性、イニシャルコスト、ランニングコスト、操作性などすべての面で有利
になり可能性があるのです。
このような世界の動きをみたからか、日立と三菱は昨年中に火力で提携統合を決定済み。東芝も遅ればせながら火力でGEと合弁会社設立に至ったわけです。
電力会社は燃料費が安いから見かけ儲かると原発志向でありました。(廃炉や使用済み核燃料の処理費用を見込んでいない)
経済界は、建設コストが膨大で波及効果が多い(ゼネコンまで)から儲けられると原発推進でありました。
しかし長い目で見てCC火力がすべてで有利(結果的に電力会社が儲けられる)と国内電力会社が判断したら、
一気にCC火力に舵切り
してくるのではないでしょうか。
黙っていても原発ニーズがなくなるかもしれない日本。友里の本業や関連会社はこれから正念場となるかもしれません。