「店評価ブログ」を更新しています

詳しくは来週以降のブログで書くかもしれませんが、レストラン情報で面白ネタを3ついただきました。
まずは自称オーナーの去就についてです。
友里は以前から

オーナーと自称しているだけで実態は違うだろ

とオーナーシェフ、オーナーソムリエを自称するレストランに問題提起してきました。

実際は雇われシェフ、雇われソムリエに等しい地位、もしくは担保を一切入れずスポンサーからの資金提供主体で店をオープンしているとしたら、オーナーと称して客集めするのは

誇大広告

になるのではないか。
今回いただいた情報の店は、昨年オープンしたばかりの銀座の自称グランメゾンのオーナー支配人の件であります。

京橋のフレンチから独立したと言われていましたが、実際の出資者(画廊関係)と揉めたのかはわかりませんが

なんとオーナー支配人が離職

権利を売り渡してのオーナー退任ではないそうです。

お次は銀座の3つ星和食関係ネタ。主人の名前を冠した分店は

なんと多店舗展開している「画像検査・診断専門クリニック」が出資している

と漏れ聞いてしまいました。

そして最後は橋下大阪市長なら憤慨もののレストラン情報です。

なんと右腕にタトゥーを大きく入れた女性シェフの店が人気

だというのです。
サロンパスのようなテープで隠しているようですが、左手薬指にも指輪代わりなのか小さなものが入っているそうです。

海外では入れ墨に偏見はないようで、サッカー選手なんてほとんど入れているのではないでしょうか。シェフでも入れている人はいると思いますが、さすが日本では少ないのではないか。
臨場感あるカウンターの場合、タトゥーを見ながらの食事は更に迫力が増すと考えます。

さて「店評価ブログ」に、東麻布の自称ドライエイジングビーフを提供するステーキハウス「ワカヌイ」と、大阪並のスパイス感ないスープカレーを提供している「札幌DOMINICA」をアップしております。

お立ち寄りください。

http://tomosato.net/weblog2/?m=20130126

 

 

インフレ政策で廉価店はやっていけるのか

急激な上昇に対する調整なのか、最近は足踏み状態の日本株式市場。苦節4年、塩漬け株がなんとか含み益に転換した友里、この停滞がもどかしい。
あのまま上昇を続け、一気に2倍、3倍になると期待していたからであります。(こんな甘い見通しだから大損するんですね)

しかし株式市場の過熱感に比べて、市井の景気は上昇しているのか。
一昨日の大阪出張の際、ブランド店ラッシュの御堂筋から一本脇へ入った心斎橋筋を歩いて感じたこと、それは

インフレターゲットを設定してもデフレは終息しないぞ!

まずは心斎橋筋の写真をご覧ください。

心斎橋筋

表の御堂筋と違ってこの道はかなりディープ。下着やAKBルック?の洋服などの店があるのですが、ただでさえ安い上代価格なのに

80%オフ

なんて店までありました。とても安倍政権が望んでいる

インフレ政策→デフレ脱却→景気上昇→雇用拡大&所得増加→更なる景気拡大

なんて起こる気配を感じません。
またこんな廉価の店が閉店に追い込まれていたのですから驚きであります。

わての唐揚げ 閉店

 

そこで友里は考えたのです。東京では価格破壊と言われている「俺フラ」や「俺イタ」が人気でありますが、アベノミクスでユニクロを代表とする

安売り店の今後はどうなるのか?

昨日のブログでも書きましたが、安倍政権のブレーンたちは己が儲けたいからか

弱者切り捨て、強者優遇

の思想の持ち主たち。インフレターゲット政策と円安で早速

便乗値上げ(円高の時は値下げ反応しない)

が高級品を中心に見られるようになりました。
確かにインフレ政策のお題目の下、大企業などは売値を上げて(仕入れはそう簡単に上げない)利益が拡大(増収増益)することでありましょう。
しかしその結果は

役員報酬(特にシャチョー)は上がっても、平均社員給与は上がらない

のではないか。その理由は、産業競争力会議(ノーセンスのネーミング)のメンバーが、TPPはじめとする

規制緩和に積極的

であるからです。彼らが目指す規制緩和は、関税撤廃や新規参入障害の排除だけではありません。

解雇規制の緩和
外国人就労・移民手続きの見直し

早い話、年間給与が高い中堅やベテランの社員を解雇しやすくし

安い賃金の若者や外国人を積極的に雇用

して人件費を圧縮しようと考えているのではないか。
インフレで値上げできて、しかも人件費が圧縮できる。仕入れ価格も上げないですむかも。
まさに一石二鳥、いや一石三鳥でして

大会社ボロ儲け→配当増大→役員報酬貰い放題

というまさに

勝ち組の勝ち組による、勝ち組のためのインフレ政策

であると友里は考えます。

見栄張る勝ち組の欲望解消のため景気が良くなる業界はあるでしょうが、それはごく一部。巷の人には縁遠い高額店やブランド店くらいではないでしょうか。
知人から聞いたのですが、銀座のクラブでは

これからは私たちの時代だ~

と雄叫び、もとい、雌叫びをしているお姉さんも多いとか。またあの超ブランド店

HやHW

も今頃は「皮」を数えているのではないでしょうか。
しかしそんな所で散財できる人はごく一部。多くの人は、心斎橋筋を例えに出すまでもなく、

物価高で苦しみながら、所得は減ることはあっても増えない

という状態が続くのではないか。
星条旗をまとった竹中平蔵の日本売り渡し改悪のおかげで

社員を犠牲(給料抑制)にして利益を上げたら、己の収入を天井知らずに出来ると知った大企業の雇われシャチョーたち

が出てきてしまった現実。今後もこの傾向は続くと思います。

よって友里は勝ち組になれないマジョリティ向けには

大規模廉価店はなくならないどころかより繁盛する

と考えるのであります。
ユニクロを代表とするこの手の大規模廉価店。ユニクロは雇われではなく創業オーナーだと思いますが、これら大規模廉価店のシャチョーや役員たちも

笑いが止まらない

のではないか。

勝ち組でない客層(はっきり言うと負け組)を踏み台にして儲ける大規模廉価店経営者(彼らは勝ち組です)

という構図。
日産のゴーンがポルシェに乗っていたように、大規模廉価店の幹部連中が

彼女にHやHWをプレゼント
自分にはPやL&Sの腕時計
一晩のディナーで何百万円

と豪快な生活をしていたとしたら、割り切れない思いであります。

 

 

久々の原発ネタ含めた床屋談義

創価学会、もとい、公明党山口代表の中国への媚び売り発言が注目されているようです。

尖閣問題を両国で棚上げに!(要約)

中国では宗教は弾圧されやすいと聞いておりますが、創価学会は13億のシェアに魅力を感じているのでしょうか。

昨日から出張に出ておりまして、ホテルで久々に大嫌いな日経新聞を読んでしまいました。ナニゲに3面を見たら

規制改革・TPP要望

との大きな見出し。アメリカを利するTPPに反対の友里がすぐに目を通したのは言うまでもありません。何でも

産業競争力会議(安倍さんが議長)

なるものができたようで、関係閣僚と10人の民間議員で構成された会議だとか。その中には竹中平蔵と名乗る

スーツの下に星条旗柄のシャツとパンツ

を着用している地方税未払い逃げの人までいるではありませんか。

メンバーを見ますと、いわゆる勝ち組というのでしょうか、規制緩和やTPPで儲けられる人ばかり。その中でも驚いたのが坂根コマツ社長の提言であります。

勝ち組になる既存分野に重点投資。弱者を救済し、強者をむしばむゾンビ企業を創出しないように

最初友里は

強者を救済し、弱者をむしばむ・・・を創出しないように

と読み過ごしていたのですが、間違いで逆でありました。
このコマツ社長、友里の読解力では

弱者を切り捨てて、強者だけ生き残ろう

と主張しているのか。その他のメンバーも

ローソン社長:同一労働同一賃金、解雇規制の緩和
みずほFG社長:大規模農業市場の創出(農協解体か?)
住商相談役:TPP、日韓FTA、東アジア地域包括的経済連携の同時推進。官民でアジアの鉄道・道路整備を
楽天社長:外国人の就労・移民手続きの見直し

など、友里に言わせると、己の事業に有利になるだけの提言で

正に我田引水

でも方向性としては

世界の迷惑であるアメリカ化に一直線

ではないか。
そこで友里は安倍政権に声を大にして言いたい。

前回の選挙で、誰が日本をアメリカにしろと頼んだんだ!
このメンバーに俺を選べ!

でも彼ら民間議員は意思統一がなされていないようです。
たとえば、日本の農業をアメリカ的に大規模化してしまうと

農家の見栄を利用して、一家に一台と無駄な農機具を売り込んで儲けていた農機具メーカーのビジネスモデルが崩れる

最近は海外で儲けている農機具メーカのコマツやクボタでありますが、アメリカ的農業になると

国内の販社は大きなダメージ

をうけると友里は考えます。

しかし彼ら(勝ち組だと思っている)の根本的思想は

俺たちだけ儲けられればよい。他の奴は野となれ山となれ

そんな自分勝手なメンバーたちに友里は好きな言葉をおくりたい。

人間万事塞翁が馬

現在の勝ち組もこの先どうなるか、保証はありません。

さて日本の経済界をダメにした(正確には大企業の雇われ社長を甘やかした)日経新聞の一面トップは

東芝・GE 火力で合弁

震災後のブログで何回か書きましたが、東芝はGEとライバルだった米原子力大手のウエスチングハウスを子会社化して

経営資源を原子力に集中

させておりました。これからの世界は原子力発電が主体と読んで

原子力で儲けたるで~

だったはず。IHIと大規模な工場まで合弁で造ってしまったのですが、震災の原発事故で世界の動向が激変。どうやら

原発はダメそうだから、今度は火力(コンバインドサイクル)で儲けたるで~

と真逆に舵を切ってきたようです。

日経によりますと、埋蔵量多く廉価なシュールガスの台頭でガス市場が安値安定の結果、ガスタービンと蒸気タービンを併用したコンバインドサイクル(火力発電)の世界的建設需要が

今後25年で7割も増える

とのこと。肝心の原発は、アメリカで4基程度しか認可を受けておらずこの先の見通しも明るくない。トルコやルーマニア、アラブ産油国では未だ原発のニーズがあるとの見立てもありますが

世界の流れは完全に火力発電

になってしまったということでしょう。

友里がメーカーサラリーマンの現役時代は、GT(ガスタービン)とST(蒸気タービン)のCC(コンバインドサイクル)の最高出力は30万KWくらいだったと記憶しておりますが、GSの大型化開発によって

原発並みにCCは1基100万KW級

まで出来そうな気配。以前のブログにも書きましたが、建設コストの比較だけでも

原発:何千億円(日本では4000億円くらい)
CC:何百億円程度

使用済み核燃料の処理費用(現状では完全処理できない。原発はトイレのないマンションと揶揄されている)を想定すると廉価なシュールガス革命の恩恵で相場が安くなった天然ガスを使用する

火力発電(CC)が安全性、イニシャルコスト、ランニングコスト、操作性などすべての面で有利

になり可能性があるのです。

このような世界の動きをみたからか、日立と三菱は昨年中に火力で提携統合を決定済み。東芝も遅ればせながら火力でGEと合弁会社設立に至ったわけです。

電力会社は燃料費が安いから見かけ儲かると原発志向でありました。(廃炉や使用済み核燃料の処理費用を見込んでいない)
経済界は、建設コストが膨大で波及効果が多い(ゼネコンまで)から儲けられると原発推進でありました。

しかし長い目で見てCC火力がすべてで有利(結果的に電力会社が儲けられる)と国内電力会社が判断したら、

一気にCC火力に舵切り

してくるのではないでしょうか。
黙っていても原発ニーズがなくなるかもしれない日本。友里の本業や関連会社はこれから正念場となるかもしれません。