昨日からTVではさかんに三浦雄一郎氏のエベレスト登頂を快挙として報道しております。
確かに80歳を超えた体で高い山を登るのは疲れて大変だと思いますが、友里は敢えて言わせていただきたい。
大金かけて山に登って何の意味があるんだ
装備や随行員を見る限り1億円以上のコストをかけていると思いますが
単なる個人の自己満足ではないか
マスコミは最年長での登頂記録更新と煽っておりますが、このチャレンジ、日本国民がわざわざ三浦氏に頼んだことなのでしょうか。
家族の後ろのボードを見る限り、
大手のスポンサー
がついているのがわかります。つまりはっきり言ってしまうと
個人の自己満足のため、最終的には一般消費者にしわ寄せが来る
のであります。
80歳を超えてエベレストに登ったとして、日本国民は何か得になるのか。
株が上がるのか。デフレから脱却できるのか。北方領土が返ってくるのか。
高齢者に希望を与える、なんて擁護する声があるかもしれませんが、友里は言いたい。
個人の自己満足である登山で希望をもらったと思う老人が本当にいるのか
今話題になっているバリアフリーだけではなく保育所問題など日本にはやらなくてはならない事が山積み。
こんな個人の自己満足につきあう余裕のお金はない
と友里は考えるのです。友里は三浦一家に言いたい。
エベレストに登りたいなら、人に頼らず己の可処分所得だけで行ってこい
本日のイントロは久々の友里暴言でありました。
さて本日の本題は友里の本業関連のことを書きます。
零細企業でありますが、友里が経営する会社にもわずかでありますが社員がおりまして、中途採用も実施しております。
ところがここ数年
中途採用した社員がハズレっぱなし
いい歳してまったく使いものにならないんですね。これ、実際に社内で本人たちに直接通達している評価でありますので(本当の事ですし)、このブログに書いても問題ないと判断しております。
さすがに友里の我慢も限界になりまして、友里が直接乗り出すことにしたのですが、それには今までの選考方法を見直さなければなりません。
今までの選考方法とは
良いとこ(ウソも多い)しか書いていない履歴書や職務経歴の書類審査
人生で一番頑張る面接選考
最近は個人情報の問題もあり、書類にあるウラを取るのが憚れる時代であります。
また面接も、ありきたりな質問では社会人人生でピークにもってきて臨む就職希望者の実力を判断するのは一般の社員や役員では無理ではないか。
そこで今回友里が考えたふるい落としが
ペーパーテストの導入
面接は友里一人で対応し、ディベートに持ち込んで化けの皮をはがす
でありました。
何か使えるペーパーテストはないかと調査し、管理職登用の判断に使用していると関連会社の人事担当役員に教えてもらったのが掲題の
SPI2テスト(リクルート社)
であったのです。
果たして中途採用で使用できるかどうか、検証精神に富む友里が考えたのは、
今いるダメポの社員に試してみる
ということ。公平性を保つため
友里自らも一緒にテストをする
という条件ですぐ実施したのはいうまでもありません。
件のテストは社内でやるタイプなのでマークシート方式。
社員と並んでテストをしたのですが、ペーパーテストなんて
ソムリエ試験以来
であっただけにちょっと緊張してしまいました。(ウソ
二択やイエス&ノーの回答をしていくのですが、回答をはじめて直ぐ、
こんなテスト、アフォみたいで使えないではないか
と憤慨してしまった。例を挙げてみましょうか。
A 書くことが得意だ B 話すことが得意だ
上から目線で申し訳ないのですが、
俺は両方ともトップレベルだ
まだまだ意味ない質問はあります。
A 攻めに強い B 守りに強い → 俺は両方ともはるかに強い
A まず本で調べる B まずやってみる → 俺は瞬時に調べて即実行するぞ
A 慎重に考える B 素早く考える → これも同じなのですが、俺は両方同時に出来る
A 行動力に優れている B 思考力に優れている → 毎度の事ながら、俺は両方ともトップレベルだ
などなど。そうなんです、この手のテスト、
過度の自信過剰な人間には通用しない
んですね。
またイエス&ノーの問題では、同じような事や反対のこと(細かいことを気にしない、慎重である、など)を、微妙に表現を変えて何回も聞いてくるんです。これは
自分を良く見せよう(実態と異なる)とする行為を見抜くトラップ
であるのですが、その引っかけ箇所が全部わかっちゃうんです。
自分が望む理想のタイプの結論に導くよう回答することは簡単。
でも正直がウリの友里、細かいことは原則気にしないながら、細部まで瞬時にわかっちゃうので
引っかかるとわかっていながら両方ともイエス
など、テスト的には矛盾することも自分には相当するので素直に回答してしまった。
また底の浅い質問も多い。
物事を悲観的に考えやすい
というイエス&ノー質問。
性格的にはネクラに判定されそうですが、経営者としては
常に最悪事態での対応も想定して判断
することをモットーにしているだけに、
これまたイエス
と書いてしまった。
では友里は何が言いたいのか。それは
まともな人にはSPIテストなんて意味がない
友里自身の結果が良くなかった場合、関連会社に
意味ないテストなんてやめろ
と圧力をかけようと考えたのであります。
果たしてテストの結果はどうなったか。ちょっと心配だった(楽しみ)己の結果は
当然ながら社員とはダンチ
極端(正直)な回答がいけなかったのか、職務適応性で「周囲と協調しあって進める仕事」と「人に気を配りサポートする仕事」が
1の最低レベル
でありましたが(本当はこれもトップレベル)、あとはほとんど5の段階。
逆に問題の社員達は
予想通り最低レベルがほとんど
であったのであります。
このSPIテスト、レベルが並以上の人の選定には無理ですが、並以下の人の
洗い出しにはある程度有効
との結論に達したのであります。
今回の検証によりまして
関連会社の管理職登用時のテスト実施は続行
弊社でも中途採用の際に実施
となった次第であります。
本日の本題、あくまで自信過剰を演じた友里のシャレとご理解ください。