パレルモの市場は面白かった

本日はアメリカへの移動日でして、かなりの時差と移動距離の長さでバタバタしております。
よって本日アップのブログは写真を多用した簡単なもの(林真理子さん風)となりますこと、ご了解ください。

関西のイタリアンには郷土色がないとか日頃偉そうなことを言っている友里。数あるイタリア料理の中で(と言ってもそんなに知らない)、ピエモンテ料理の次によく食べるのが

シチリア料理

であります。ところが普段のビッグマウスと違って

本場シチリアは未訪

の友里、今回の旅行、急ぎでありましたがパレルモに泊まりまして本場物を経験してきたのであります。

パレルモの街は予想と違ってまったくのディープ。
宿泊したホテルはリゾートイメージだったのですが、街並、特に旧市街はナポリと同じような雰囲気(環境や治安が悪そう)でありました。

そんな中、面白いところがあると聞きまして午前中に行ったのがこの市場であります。
まずは市場の入り口付近。なんと1キロほどもあるとのことでした。

市場入り口

 

お店は野菜、魚、肉などの専門店が主体。パレルモでも一番大きく安い市場だとのことでして、価格は驚くべき安さでありました。

 

その中で一番目についたのはマグロ。この2ヶ月が旬だそうですが、今年何かトラブルがあって売れなくなり価格は急落したそうです。

マグロ

トロ部分(赤身が主体ですが)と赤身はすべて同じ値段だとか。しかし見た目の判断ですが、あまり良さそうな赤身ではない気がします。

 

そして一番驚いたのがこの食材。最初はなんだかわからなかったのですが(ピーナッツかと思った)、なんと

小さなカタツムリ

カタツムリ

 

アップで撮りました。

カタツムリ アップ

臭みがあるのでニンニクやトマトソースで煮込んで食べるそうです。おそらく家庭でしか食べない代物でありましょう。

 

魚さんです。タコやイカ、ハタ、スズキ?のようなものの他、太刀魚らしきものまでもありました。

魚屋さん

 

最後は肉屋さんです。仔羊、豚、牛、鶏などがありましたが、レストランでよく食べられるのは仔牛のようです。

肉屋さん

最後はオマケの写真。
ナポリからカプリ島に足を伸ばし、40年ぶりに青の洞窟を見てきました。

青の洞窟

学生時代と同じく、日頃の行いが良かったからか

今回も一発

で見ることができました。

 

 

最近訪問した店 実名短評編 2013-23

本日(現地時刻)は南イタリアからアメリカへの移動のため経由地に一泊します。
目的地はアメリカといっても地方都市なので、南イタリアから3回乗り継がなければ到着できない。若い頃なら強行できましたが、この歳では疲れが残りそうなので大事をとっての決断であります。

とここまでは用意していた原稿なのですが、ローマの空港で朝から何かトラブルがあったようでフライトが大遅延。5時間以上遅れてやっとホテルにたどり着きました。

さて本日の実名店は海外ではなく5月に行った東京は白金のイタリアン

ロマンティコ

であります。
ネットで愛想の悪い主人との予備知識をもって訪問しましたが、その主人の対応は予想以上のものでありました。
1名遅れたのはこちらの問題でしたが、全員が揃うまで前菜さえもオーダーを受け付けないのです。しかも前菜、パスタ、メインと最初に全部決めなければならない。
いくら主人一人の店だといっても

他の客は1組のみ(2名)

融通が利かないというかまったく使い勝手の悪い店であります。我々はビールやワインのみで遅れた連れを20分ほど待つはめになったのであります。
おそらくこの店主なら、事前通達したとしても、乙武さんの予約は受け付けないのではないでしょうか。(店は狭い階段使う2階)

では食べたものをササッと短評で。

 

 

カツオのマリネ

カツオのマリナード。アスパラソバージュ付きで味は濃いめ。わかりやすい味でした。

 

活穴子のフリット

活穴子のフリット。モッツァレラと甘めのトマト付き。
バジルソース(ペースト)と穴子は悪くはなかったけど、モッツァレラは固くてフレッシュさなし。

 

トリッパ

トリッパ。これも可もなく不可もなし。

 

アマトリチャーナ(ピチ)

アマトリチャーナ(ピチ)。これまたよく言えば万人ウケ、はっきり言うと特徴なし。

 

ゴルゴンゾーラのニョッキ

ゴルゴンゾーラのニョッキ。これは頼まなくて良かったかも。

 

 

オッソブーコ

オッソブーコ。ボリュームはあったけど(シェアできる)4500円は高すぎではないか。
可もなく不可もなし。

 

イベリコロースのボッリート パン粉揚げ

イベリコロースのボッリートのパン粉揚げ(4800円)。
ボリート(煮込み)と揚げの併記で何かと思ったら、煮込んだ肉を更に揚げたものでした。
大阪人にはウケる(味濃い)一品であります。これはそれなりに面白かった。

総論を言わせていただくと、郷土色を感じない和風(自己流)イタリアンではないかと。
この雰囲気(愛想悪い)やこの手の調理が好きな人は好きなんでしょうが、一般ウケせず、さりとてディープさ(本場嗜好)を求める客にも難しいイタリアンであると考えます。

 

 

本場ナポリでマルゲリータを食べたぜ!

こんな状態で参院選を乗り越えられるのか、アベノミクス。
まあ友里にとって自民党が勝とうが負けようが知ったことではないのですが、日経平均にインパクトあるユニクロみたいな変な株を上げないで

友里所有の株だけ上がってくれ

と異国の地で日夜願っている次第であります。

さて本日は友里ブログ久々の店訪問記であります。
フランクフルトで乗り継いで夜中にナポリに入ったのですが、聞きしに勝る

ディープというか見るからに治安が悪そうな街並み

にビックリ。ここを拠点にしようと思っていたのですが、1泊で逃げ出すことを決断したのであります。
ただしせっかく来たので本場のピザを食べないわけにはいかない。そこで翌日ホテルをチェックアウトして移動の合間に行ったのがこの

Brandi

というお店。

Brandi 本店

 

どの店に行こうかネットで検索して評判が良い店は他にあったのですが、ホテルに近かったことに加えて

マルゲリータ発祥の店

とのキャッチで訪問を決断したのであります。
12:30のオープンと同時に導かれたのは通りの反対側にあるアネックスでありました。

Brandi アネックス

 

この店はホテルから15分くらい歩いたところなのですが、とにかく周りがディープ。人通りは多いのですが街並みは

ジャッキー・チェンが走り回っていた香港の裏町

みたいなイメージ。アパートの窓には洗濯物が干してありますし、何しろ道が狭くて坂が急。
夜にはとても歩けないと感じました。後で知ったのですが、スペイン人地区だそうです。

スペイン人地区

 

同じくスペイン人地区

 

他の客に習ってまずは前菜を頼まなければと選んだのはイワシのマリネ(8.8ユーロ)。

イワシのマリネ

これが無茶苦茶に酸っぱいんですね。いわゆる〆過ぎか。
日本人にとっては

完璧なペケ

でありました。

続いてほとんどの客が食べていたマルゲリータ(7.5ユーロ)の登場です。

マルゲリータ

予想通りミミも柔らかく塩が効いた生地は美味しかったのですが、上にかかっている

トマトペースト(ソース?)は東京のサルヴァトーレと大差なし

まあ所詮ピザですからこんなものでしょうか。
最後に本館にあるピザ窯の写真を撮ろうとしたら、ピザ職人がポーズをとってくれました。

ピザ窯の前で

 

もう二度と来ない可能性が高いナポリ(でもカプリに行くにはここに泊まらなければならないかも)でのランチ記でありました。