あっという間のパリ&アルバ訪問でありまして、これから帰途につくことになります。
昨日のアルバ旧市街、トホホとまではいきませんが、危うく頼まれた土産物などを買えずに帰国する羽目になるところでありました。
いつも購入しているワインショップの地下セラーで、お値打ちのバローロ(30年代から70年代まで)を物色していたら、
突然停電
になってしまったのです。
最初はこの古い店の電気系統の故障(ヒューズが飛んだ)かと思ったのですが、一帯が停電してしまったんですね。真っ暗な地下セラーから、懐中電灯でなんとか脱出しました。
さすがイタリアと感心したのは
すぐに復旧しない
ということ。幸いなことに予約をしていたサヴォナ広場のレストランは停電になっていなかったのでランチをとって戻ってみたのですが停電は直っていない。
これではカードリーダーも作動しませんから
ワインの決済が出来ずに帰国
かと最悪を考えてしまった。
計器も作動しないから、白トリュフの店も開店休業となっていましたね。
迎えの車の待ち合わせ時刻を延ばしまして待つこと数時間。15時頃にやっと復旧しまして、目的のブツの購入を無事終了したのであります。
このまま手ぶらで帰国したら
何しに行ったのかわからない1週間
でありました。
さて本日の実名店は、今回の旅行で最高の食後感(CPも良い)だったアルバ近郊の山中のある
Locanda dell’Arco
お任せコースで45ユーロ。白トリュフを2皿に掛けての追加が50ユーロと、お財布にも優しいお店であります。
まずはうさぎのサラダ。
黒トリュフが掛かっておりましてウサギのクセはありましたが美味しい。(クセがなかったら使う必要なし9
そして野菜のフラン。キノコの風味でこれはすごく美味しかった。
そしてタヤリン。
メインは牛のバローロ煮込みであります。
これが絶品だったんです。(マスヒロさんは絶品と言うのをバカにして逸品と言うらしいですが、どっちだって構わない)
バローロ煮込みやバルバレスコ煮込みは酸味が目立つことが多いのですが、これはタマネギ、ニンジンなど野菜が溶け込んでツメもしっかりしており、今まで食べた中で最高に美味しかったかもしれません。
そしてティラミスとパンナコッタ。
これまた普段甘いのを食べない友里も、ペロッと食べ終わるほどのものでありました。
ワインの値づけも安くて
’85のバローロ 畑名付き(ジャコモ コンテルノ)が380ユーロ
なぜか持っているカードがすべて読みとられず、持ち合わせ現金でギリギリの決済となったのですが、非常に満足して店を後にしたのであります。
3回目の訪問でしたがいずれも満足。
アルバへいかれる機会がありましたら、ぜひ行っていただきたいお店であります。
当日は金曜、白トリュフ祭りの期間中だからか超満席でありました。
予約が必須な店であります。