キャビアの食べ比べに挑戦

本日は前から予告しておりました

キャビア食べ比べ(ブラインドテイスティング)

の報告であります。
まずは用意したのは5種のキャビア。

 

1、イラン産天然ベルーガ      ¥105,000-
2、よさこい ベステルチョウザメ   ¥12,000-
3、ドイツ産チョウザメ         ¥3,500-
4、アメリカ産天然ヘラチョウザメ    ¥1,980-
5、シンポフーズのヘラチョウザメ    ¥2,256-

 

自称イラン産天然ベルーガと「よさこい」(高知春野産)は表参の「メゾン ド キャビア」からの購入。
その他の3種はアマゾンよりの購入でありました。

 

 

それを身内に頼んでアトランダムに盛り付けたのがこれ。

 

これをゲストと共に友里がブラインドで食べて、上記のいずれかを当てるというゲームであります。

まずはその結果のご報告。
アンチは泣いて喜ぶかもしれませんが、

友里は全数ハズレ

つまり5種のうち、1つも当たらなかったのであります。
恥を忍んで書きますと

1をドイツ産チョウザメ
2をアメリカ産のヘラチョウザメ
3をシンポフーズのヘラチョウザメ
4をよさこい
5をイラン産ベルーガ

と回答してしまったのであります。

それでは言い訳としてその理由を述べさせていただきます。

盛りつけの写真を見るとわかるのですが、左の真っ黒ではない灰色のキャビア2種が高いキャビアだと最初から思い込んでしまった。

友里ちょくマガに書きましたが、その昔、イランで食べたゴールデンキャビアなる本物と色が同じだったからなのですが、実はヘラチョウザメのキャビア(4と5)でありまして、これを1と2の高価なキャビアと考えてしまった。
この最初の段階ので判断ミスで、すべてがおかしくなってしまったのであります。

更なる言い訳になりますが、昨秋パリで食べたこのキャビアの写真を見てみてください。

 

有名な「キャビア カスピア」の600ユーロほどした3種盛りなのですが、手前の灰色の大粒が

養殖ベルーガ

なのであります。
灰色キャビアが高いベルーガと判断した友里、誤理解いただきたい。

残る3種の1つドイツ産キャビアの3、普通よく店で出てくるものと味がそっくりだったので、これをシンポフーズのヘラチョウザメと勘違い。

「よさこい」は若布や昆布といった変な味がしたので、

一番安いキャビアに違いないとアメリカ産ヘラチョウザメ

としてしまったのであります。

残るは唯一の本物と自称するイラン産ベルーガ。これがあまりパッとしなかったので、ドイツ産で妥当かなと・・・

でもゲストは友里と違って「よさこい」はハズしていなかった。
それは

これはキャビアとはいえない(悪い意味で)別ものだから日本製だ

との理由。

外観(色)にだけ頼って味わいを二の次にした友里の完敗でありました。

よって今回のブラインドテイスティングで得た結論は

日本製キャビアは場外
自称イラン産天然ベルーガもたいしたことはない
ヘラチョウザメで素人は十分

同じベルーガでも、2年連続で食べたパリの「カスピア」の養殖ものの方がはるかに美味しかった。
また、銀座や赤坂の店で提供されたベルーガやオシェトラもこの表参のベルーガより質ははるかに上ではないか。

最近でも結構食べていると自負する友里でもまったくわからなかった

キャビア食べ比べ

でありました。

 

 

冷凍(コンビニ弁当メーカー)vs京都和食店の手造り お節食べ比べ

元日の昨昼、年寄り身内などを交えてTV通販で釣られてしまったタツヤ・カワゴエと京都和食店のお節の食べ比べをしました。
まずはプリンチペの名前貸しお節の全容です。

タツヤ・カワゴエ お節

 

三段重にイクラの瓶付きでお値段は2万1000円。
支払い済みかと思っていたのですが代引きでありまして、年末に一気に保有現金がなくなってしまいました。
冷凍お節でありましして、受け取り後(12/30)ただちに冷蔵庫で解凍に入りました。
テイスティングは2日後でありましたが、原材料票を見ると調味料(アミノ酸等)だけではなく酸化防止剤など添加物がてんこ盛りだったので、数日では傷まないとの判断からであります。

 

そしてこちらは元旦10時までに届いたお節。二段重でありました。

京料理店 お節

 

それでは各お節写真の公開です。
まずはプリンチペのお重とイクラ瓶をご覧ください。

 

タツヤ・カワゴエ お節 1段目

 

 

タツヤ・カワゴエ お節 2段目

 

タツヤ・カワゴエ お節 3段目

 

タツヤ・カワゴエ お節 イクラ瓶

 

1段目はロブスターを真ん中に添え、2段目はアワビ、そして3段目はローストビーフと、純粋無垢なド素人ミーハーにはウケる食材を配置した見た目も派手な盛り付け。

 

そしてこちらは和食店の二段重です。(価格は4万5000円)

 

京料理店 お節 1

 

 

京料理店 お節 2

 

見た目はプリンチペと違ってかな~り地味でありました。

 

それでは食後感。
まずはプリンチペ、タツヤ・カワゴエのお節。
誰が最初に発したか忘れましたが、煮物を食べた瞬間

コンビニ弁当の匂いがする

友里はこの数十年、コンビニ弁当を食べた記憶がないのでよくわからないのですが、なるほど食べた感想は

(添加物の多用で)安定した一般ウケするお味

イクラもわかりやすい、廉価な店で遭遇するお味でありました。
(実は、知人からいただいた自家製イクラ(無添加)も同時に食べ比べていたのであります)

そこで添付書類にあった製造者をネット検索したのであります。

http://www.tukeshin.com/index.html

株式会社 漬新

予想通りと言ってしまえばそれまでですが、業務用食品をコンビニなどへ卸している関西の会社。
この手の造り置き料理は

十八番中の十八番

であったのです。
本家(プリンチペのイタリアン)の料理もデパ地下惣菜と遜色ないレベルでありますから、名前貸しのお節がそれ以上のレベルにあるはずがない。
でも食べた誰もが述べていたように

思ったより不味くはなく、逆の意味で期待ハズレ

大衆ウケを狙っているだけに、添加物の味はしても無茶苦茶な味わいにはしないのでありましょう。

 

お次は京都和食のお節。
塩はしっかり効かせておりましたが、小さい頃、大阪の親戚で食べたお節に比べると

色も味も薄め

特に棒鱈など友里が好まなかったものも、それなりの薄味で食べることが出来ました。

どちらのお節も4人前でありましたが、この試食会に参加したのは年寄り入れて4名のみ。
当然ながら一度にすべて食べきることは出来ませんでしたが、数時間後に両お重を確認したところ

タツヤ・カワゴエお節はほとんど残っていた

のであります。
友里も数種類味見しただけでやめておりました。

う~ん、いくら検証のためとはいえ、来年はこの手のお節を頼むことはやめようとの結論に達したのであります。

最後にオマケ。
実はお雑煮ではないのですが、白味噌椀を友里が造っておりました。
写真を出すのは勘弁でありますが、前日に数時間かけて茹でた海老芋に、聖護院大根、金時人参をいれ、出汁もしっかり引いて山利の白味噌を添加したのですが、はっきり言って

白味噌入れすぎで塩強すぎて失敗

出汁を慌てて追加して薄めてなんとか飲みきりました。

昨年関西の知人からもらった山利の白味噌、

いくら入れても味が決まらず(薄くて頼りない)大量投入

した記憶があり、今年も最初に適応に投入したら、直ぐに味が濃くなってしまった。
今回は青山の紀ノ国屋の売っていた山利の白味噌を使用したのですが、

もしかしたら去年の白味噌とは別もの(大阪人向けの濃い味)

だったのかもしれません。

謹賀新年

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

2013年の年初目標だった

名誉毀損敗訴と出禁を回避しながらのスタンス不変の店評価

はなんとか達成できました。
昨年は新たな出禁は皆無。そして名誉毀損の訴えもありませんでした。
いっとき、婦人画報の出口由美編集長から法的対応をほのめかされたことはありましたが・・・
今年もこの状態で頑張っていきたいと思いますので、ご支援、ご助言のほどお願い申し上げます。

さて予定では正月明けから新書の原稿書きに没頭することになります。順調ならば、3月の出版となるからでありますが、まだ完璧に構成案が完成しておりません。
これで間に合うのか、ちょっと心配であります。

もし順調に出版できましたなら、友里征耶としては8冊目。
いやその中で1冊はケーシー・オカザワとの共著となる愚著でありましたからカウントにいれないと7冊目。
そこで考えたのが、これで最後の出版の可能性もあることから出版パーティーでもしようかなと。(売れないと次に声がかからない)

はじめて出版できた毎日放送プロデューサー・本郷義浩さんも出版パーティーを開いたくらいですから、友里も一回くらいはやってみたい。(アマゾンを見る限り売れているようには見えません)

http://p.tl/eGj7

https://www.facebook.com/yoshihiro.hongo

会費制のパーティーだったようですがこの友里も彼を真似て有名人を発起人にすれば参加者は集まるかもしれないからです。
まずは

「新ばし しみづ」の清水氏
「鮨 嘉瑞」の堀内氏
「カンテサンス」の岸田氏
「料理 川口」の川口氏

という友里出禁四人衆を中核として

山本益博氏
門上武司氏
カオリン(船井香緒里氏)

の3名も抑えておきたいところ。
それから友里のブログ内容を事実無根の誹謗中傷と知人にイチャモンをつけた宅配ピザのピザーラで有名なフォーシーズが経営する

ジョエル・ロブションの渡辺雄一郎エグゼクティブシェフ

にも加わっていただきたい。

http://p.tl/t8gP

ところでこのブログで

フォーシーズの淺野CEOは友里と同年代のはず。(同時期に大学を卒業したようです)

と書きましたが、友里の後輩から正確な表記ではないとの指摘を昨年末に受けました。
正確には

大学の卒業年は同じ(1978年)だけど、小学校(天現寺)の入学年は友里の2年前

ここにあらためて修正させていただきます。
まあこの手の空白数年間、天現寺出身者にはよくあることであります。

 

さて最後は元旦恒例の、名誉毀損裁判で友里が高裁逆転敗訴した

芝浦工業大学教授(当時)・古川修氏へのイヤミ

で〆させていただきます。

あれは2009年の5月でありました。東京地裁では順調に完全勝訴した友里でありましたが

東大出の年配・・・

との表記が古川さんだけではなく、この名誉毀損裁判を担当していた

東大出の定年間際の高裁裁判長の逆鱗

に触れたのでしょうか。東京高裁で逆転敗訴が確定した時のことであります。

よほど勝訴確定が嬉しかったのでしょう(勿論友里は逆に口惜しかったですけど)、古川教授(当時)は代理人を通してメディア関連(ママ)に友里の実名入り(本名ですよ)で以下のような内容を含んだコメントを送付したとブログで公開してきたのです。

このたびの判決を今後の評論活動の修正を示唆するものであるとして真摯に受け止め,社会ルールを勉強し直して再起を図られることを期待いたします。

原文のURLを以下に添付します。

http://superlife.at.webry.info/200905/article_15.html

敗訴を機会に、友里征耶の活動抹殺を狙ったかのようなメディア関連(ママ)へのコメント送付であります。
しかし友里、何度も書いておりますが

再起を図る

という文言に疑問を持ったのであります。再起を図るとは一度地に落ちた状態からのこと。

でも敗訴確定から現在まで友里は、古川さんはじめ料理評論家(山本益博氏)、フードコラムニスト(門上武司氏)、そして多くのフードライターのように

店ヨイショや料理人&生産者との癒着といった「社会ルール」

を身につけないにもかかわらず、しっかり副業を維持してきているのであります。
一度も地に落ちていない。

友里の活動抹殺を目論んでメディア関連(ママ)へ送ったコメントは、まったく功を奏さなかったのではないでしょうか。
負け惜しみではないですが、

名誉毀損が確定してもどうってことなかった(あくまで古川氏との間のこと)

逆に古川教授(当時)自体の活動がかなり不活性になってしまったのではないか。
ブログも実質閉鎖状態、発信頻度が重要なツイッターもそれほどではないご様子。

読者数や知名度、飲食店業界(特に高額店)の認知度もどんなものやら。
古川教授(当時)の埋没状態が逆に心配になってきている今日この頃であります。

今年も1年、古川修さんの願いはかなわず、初心忘れずスタンス不変で更に友里征耶活動に邁進していく所存であります。