久々に映画館で映画を見てきました。もちろん今話題の2本。本日は友里的なレビューであります。
【ジェイソン・ボーン】
好きなシリーズでしたが、4作目の出来はイマイチかな。
ネタバレしないように書くのは難しいのですが、ストーリーがないというか
前3シリーズとの違いは父親のスタンス(トレッドストーン作戦への関与度)が逆転
くらいか。
トレッドストーンに変わる新しい極秘プログラムが稼働するとの話でしたが、その実態は最後まで明かされず、ボーンがひたすら刺客と戦いながら、缶コーヒーの変な外人を追い詰めると言うだけ。
確かにベガスでのカーアクションなど迫力あるものがありましたが、前3シリーズのような
1本骨が通っているものではない
ボーンの接近戦の場面も少なかった。
まあ、今回初めてMX4Dで見たのも問題だったかなと。
タダでさえハンドカメラなのか画面が揺れるカットだらけの映像に加え、座っている座席が揺れるどころか
背中を小突かれ、尻を突き上げられ、顔に水しぶきがかかり、フォラッシュをたかれ、変な臭いをかがされる
これでは落ち着いて鑑賞なんてできやしない。
本日の結論は、
わざわざ追加料金払ってのMX4Dでは、まともな映画は見てはいけない
であります。
【怒り】
こんなに重苦しいというか、観後感の悪い映画とは思わなかった。
素性の知れない3人の男性(千葉、東京、沖縄の3箇所)の周辺を、整形した残忍な殺人逃亡犯に重ね合わせて同時に進行させるストーリー。
友里はこの3男性がいずれリンクするのかと思っていたのですが、まったく関係がなかった。
3人の1人が真犯人なのですが、それだけではストーリーが成り立たない(中身がない)ので、他の関係ない2男性の話を付け加えただけではないか。
敢えて感心したところを挙げるとしたら
整形後の手配社写真が、3人の男優のどれとも似ていると感じる
というもの。
つまりその手配写真、松山ケンイチ、綾野剛、森山未來のどれにも似ているように見えるんですね。
後は、妻夫木と綾野のゲイ同士の絡み合い(他にも大勢のゲイの絡みが出てくる)、米兵の婦女暴行描写、宮﨑あおいの薄幸女性演技、など悲しくて観後感だけではなく観中感も悪いもの。
3箇所の場面ですが、1つ1つはまったくひねりもなく、沖縄問題やゲイ問題も中途半端で何を主張したいのかまったくわからない、
後味悪いただ暗いだけの映画
でありました。