明日発売の週刊現代を前に

店評価ブログに、「オオサコ」、「神田 すし昌」、「おざき」の3店を追加しました。立ち寄ってお読みいただければ幸いです。
さて、明日発売の週刊現代に掲載されるJCオカザワ氏とのグルメバトルを読み返ししていて、ありゃー、JCの発言がかなり矛盾しているな、ということがわかりました。ちょうど朝から、来週の日刊ゲンダイの原稿で、恵比寿の「フレーゴリ」を書いていたもので、それに気がついたのです。
対談では、友里がフレンチと比較して洋食を馬鹿にしているのはおかしい、と突っ込まれています。私はフレンチモドキの手をかけない洋食が、2千円も3千円もするのは「いい商売しすぎている」と言っているまでで、半値にすれば文句は言いません。同じ値段で必死に手をかけて頑張っているフレンチシェフが可哀想ってもんです。
ところで、フレーゴリを書いていて思い出したのです。共著の「グルメバトル」では、このフレーゴリの馬肉を、下町の和食系の馬肉専門店などと比較して質が落ちるなどと批判していたのは何を隠そうJCでありました。
イタリアンの魚のカルパッチョを食べて、有名寿司屋より質が落ちる、と言っても仕方ないこと。それなりの価格なのですから、そこそこ感があればいいのです。私が居酒屋に文句をつける場合も、請求が1万円和食とそう変わらない場合だけであります。
JCもこのブログの愛読者、もとい、嫌読者と聞きました。
皆さんには、その辺のところもお考えになって現代をお読みいただきたいと思います。
どうも最近は自己宣伝でブログネタ稼ぎをやっているようです。一石二鳥の味をしめている友里でした。

週刊現代に「バトル対談」掲載決定です

関西での知名度のなさを痛感した友里にいくらかの追い風が吹くでしょうか。
前々から皆さんに気を持たしておりました、特異な味評価基準の持ち主、J.C.オカザワ氏との対談の掲載日が決定しました。
来週月曜日、11月27日発売の「週刊現代」であります。内容は、「グルメバトル」で取り上げた店と若干かぶるものもありますが、二人が○、×でリストアップした店をタネにの言いたい放題、もとい、理論的な店評価となっております。タイトルは多分、「友里征耶vs.J.C.オカザワ  東京 行っていい店わるい店 有名店編」となると思います。じゃ、次は「無名店編」があるのか。現段階ではまったくその企画はありません。
対談自体は先月のとある週末の昼下がり、某ホテルの一室で2時間かけて行われました。ICレコーダーで録音するのかと思ったのですが、テープから文に起こす専門会社のスタッフが隣席してのテーブルに小さなステレオマイクを置いての本格的な録音でした。
ページとしては3ページか4ページ分だと思いますが、一から書き上げる原稿よりもはるかに楽なもの。編集者からまとめられた原稿をチェックするだけですから、これで原稿料がもらえるとしたら非常に効率的で美味しい仕事でありました。
スタート時は好調だったようですが、最近は息切れしてきているとグラフ社も心配していた「グルメバトル」。週刊現代での対談をキッカケに再び年末商戦時に勝どきをあげられるか。
「東京最高のレストラン」、「東京いい店うまい店」などヨイショ系ライバル本より内容自体は面白いと思うのですが、いかんせん知名度がないと自覚した友里よりもずっと知名度が低いJCが共著相手ですから楽観はできません。
週刊現代をお読みいただくことをお願いするとともに、「グルメバトル」、JCの生活がかかっているようなので、ご自分でのお買い上げはともかく、周りの「純粋な一般客」への購入をすすめていただければ幸いであります。

これほど知名度がないとはおもわなかった

最近友里征耶のあまりの知名度のなさを痛感した場面に遭遇してしまいました。ネタ的には面白いと思いますのでお暇つぶしにお読みください。
仕事の合間に関西のある和食屋で食べていたと思ってください。
遅れて入店してきた夫婦は東京からその日に来たようです。席に着くなり主人に、
「日刊ゲンダイで『・・・(都市名)に行くならぜひ食べにいけ』と書いてあったのでいの一番にやってきたんだ」と発言。どうやら初めての訪問のようです。しかし合いの手をうった主人の発言に、JC調で言わせていただくなら、友里征耶、もんどり打って黒房下へ転落する。
なんと主人は「あー、マスヒロさんの記事ですね」
「おいおい、それ書いたの俺だぜ、マスヒロさんは日刊ゲンダイに出ていないぜ」、と喉から出そうになるところを必死で抑えた友里。店で名乗れない宿命とはいえ、「この主人『もぐり』じゃないのか。」とも思ったのですが、知名度のなさをあらためて痛感したのでした。
日刊ゲンダイの関西版にも「行っていい店わるい店」は掲載されているのにです。
隣に書いた本人がいるのを知らない彼らがつづけてやってくれました。
「いつもは誰々が褒めていたが駄目だとか悪口ばっかり言う人が、珍しく褒めていたんで来たんです」との客に「へー、マスヒロさんがねー???」と返す主人。
主人も主人ですが、この日刊ゲンダイ読者の夫婦、コラムの作者の名前も覚えていない。コラムが面白いから読んでいただいているようですが、作者名くらい覚えておいてよ、心の中で叫んでおりました。
笑いを抑えるのに苦労した楽しい食事を経験させていただいたのでした。
しかし、東京では友里征耶に謝罪させろ、口を黙らせろ、家族をかたに脅してしまえ、客として入店した個人情報をばらしてしまえ、隠し撮りした写真もばらまいてしまえ、と物騒な事をたくらんでいる「有名料理人」が何人かいることを実際自ら確認した友里征耶。面とむかって脅す料理人は、この国が一応「法治国家」であるということをご存知なのでしょうか。
私の性格をご存知ないんでしょうね、こんな圧力に屈するほど柔ではないので、謝罪やスタンス変更、引退をきっぱりお断りしました。人はニコニコ顔の見かけによらないとはよく言ったものです。
その実名を公開してもいいのですが、店は取り返しのつかないダメージを受けるでしょうから、今のところ実害を実感していないのでとりあえずは武士の情けで伏せることにします。
まあ、東京で物騒に騒がれても、地方ではまったく相手にされていないことがわかった今回の食べ歩きでした。