いよいよ明後日、30日に旧防衛庁跡に「東京ミッドタウン」がオープンします。
以前のブログで露出が少ないと書きましたが、予想通り今月発売の「東京カレンダー」は特集で大きく取り上げてきております。
ザ・リッツ・カールトン東京はじめブランドショップに飲食店と掲載ページはかなりのものであります。
飲食店ではいの一番に「可不可」。前にも書きました暗闇坂宮下グループの新店。あのヒラマツグループの「ボタニカ」を制しての飲食店トップ掲載です。料理人の顔が見えず、宮下氏とインテリアデザイナーの片山氏、アートディレクターの佐藤氏の3人が前面に出ていて料理の写真が1枚もない不思議な和食。いったい何を客に提供しようとしているのか。おいしい和食を望んでいる客にはこの3人に必要性を感じないと思うんですけど。その他「ユニオン・スクエア」や「山の上」もありましたが、グラナダの蕎麦屋や「ダノイ」は一部の料理がちょこっと載っているだけ。えらい差であります。宮下氏はアクセス・パブリッシングに相当なコネでもあるんでしょうか。
あの異端児シェフと名乗る「ハル ヤマシタ」は私の探したかぎり索引のようなところに掲載されているだけしか見当たりません。アクセス・パブリッシングへの売込みが足りなかったのか?
私の不得意なジャンルであるスウィーツでは、ヨロイズカの出店がかなり大きく取り上げられていました。日本人で初めて3つ星店でシェフパティシエになった事がウリの人気者であります。恵比寿の店では客が長蛇の列を造っています。私も並んで買って食べた事がありますが、修業が足りないのか他の有名店との違い、傑出さを感じ取れませんでした。
昨日は朝のワイドショーでも大々的に「東京ミッドタウン」を取り上げていました。「六本木ヒルズ」との比較をしていましたが、シナリオどおりだとは思いますが、女性アナウンサーがミッドタウンに肩入れし、男性アナウンサーがヒルズの弁護にまわる番組構成、どうみても視聴者には「ヒルズ不利」にしか見えませんでした。
観光客はじめ人は移り気です。Qサイトでコラムをはじめた頃六本木ヒルズを取り上げた時にも書いた記憶があるのですが、新しい箱モノができたら客はそちらへ流れるものです。これだけの至近距離に、大きな再開発ビルが2つは必要とはならないでしょう。
ミーハーな客は当然ミッドタウンへ行きたがります。このミーハーを自認している友里がいうのですから間違いありません。また、ヒルズなど再開発ビルへわざわざ行く人は、観光客かミーハーな客がほとんど。
よって、六本木ヒルズはオープン以来お金を落とす客が少なかったのに更に客足が遠のいてしまう結果になるでしょう。ただ、ミッドタウンにはシネコンがないようなので、その利用客は逃がさないと思います。
しかし、いつまでもミッドタウンに客が入り続けるというものでもない。やがて飽きられるまで、もしくは再開発ビルが都心に出来るまでと考えます。
アークヒルズ、ガーデンプレイス、六本木ヒルズなどオープン当初は駐車場も満車でしたが今はほとんど待たずに駐車できます。人の気持ちというのは飽きっぽい、永遠なものではないということです。
まだ計画はしていませんが、ミッドタウンのいくつかのレストランへ行ってみたいと考えております。友里よ、この店へ行ってみろ、というものがありましたら、お店関係者でカメラ持って訪問を手ぐすね引いて待っている方以外のリクエストも受け付けたいと思います。
東京ミッドタウンが大攻勢
「店評価ブログ」更新しました
神奈川県には県外からわざわざ客が通うという鮨屋がいくつかあると言われています。いわゆる、「信者」が多いということです。
新子安の「八左エ門」、長谷の「以づ美」に今回の「鮨 渥美」の3店だそうです。以前は移転前の「次郎よこはま店」も含まれていたとか。
往復3時間をかけて訪問した友里の結論は、県外どころか近辺でなければわざわざ行く必用がないのではないか。
お立ち寄りいただければ幸いです。
送信不能アドレスへの返事(長文ブログです)
先日、この友里へ厳しいご指摘と質問のメールをいただきました。
ホットメールだったのですが、HNではなく実名にも思える送信者名でしたので真摯に返事を書いたのですが、案の定送信不能でメールが跳ね返ってきてしまいました。
厳しいご意見をされたなら普通、相手がどう対応するか見たいはずです。書きっぱなしでメール受け取り拒否では、面白くないのではないでしょうか。
私は批判している山本益博氏、犬養裕美子氏、来栖けい氏などの反論を見たいのですが、スルーされているので残念に思っているくらいです。
今回のメールでは、正に色々なお考え、意見、見方があることがわかりました。友里は味がわからないと言われるのには慣れていますが、店と「癒着」していると考えられたのは想定外でした。
そこで、今日はそのメールへの回答などを載せさせていただき、お暇ならば読者の方々にお考えいただきたいと思います。メールをいただいた方の個人情報を考えて、送った返事(跳ね返ってきましたが)とは若干修正させていただいておりますが、ほとんど同じ内容であります。
まずはいただいたメール全文です。
お初にお目にかかります。
友里さんのブログをみて、初めて、ああいうフードライターの方がお店と癒着があると知りました。
普通の読者はそんなこと、全く想像もしませんから、気づきもしません。一般人でも、料理が美味しかったら、感じのいい店だったら何度も足を運んでしまうことはありますし、お店の人に、美味しいからまた来たんです、とかいろいろと話し掛けてしまったりすることもあります。また、よく行けばお店の人に顔を覚えていただけたりする事だってあります。
質問は、
ライターの人は、そういうことをしてはいけない、ということなんでしょうか?お店の人と面識を持ってしまっては、何らかの感情が生まれてしまってはいけないということなんでしょうか。気に入ったお店があったらそれを世の中の人に公開するのが彼らの仕事であり、一般人もその情報を楽しみにしていると思うのですが・・。
そうなると、必ず友里さんのブログでは、店との癒着、とか書かれてしまいそうです。
また、彼らを擁護しているわけではありませんが、そのような内容のメールを送れば、この人はあっち側の味方なんだろう、と言われてしまいます。
友里さんが美味しいとブログに書いたお店に行って、美味しくないと感じた人がいれば、その人にとっては、友里さんが店と癒着している、と感じることもあります。
要するに、友里さんがやっていることも、他の方がやっていることも、結局は同じだということです。友里さんのスタンスから見えてくることは、自分の考えが一番正しい。自分の考え方に相反するものは徹底的に叩く。ということです。
証拠に、どんな抗議を受けても素直にその意見を取り入れることなく、反論しています。
コチラから見れば、抗議の論点から全くずれているところで反論していたり、問題点を摩り替えていたりと、その反論は苦しいだろう、と思うところも多々あります。ご自分でもきっと分かっていらっしゃると思いますのであえて具体例はあげません。
友里さんのように、この世界の矛盾点、お客をお客とも思わないような店があることをずばりと指摘する人はなかなかいませんので、とても参考になりますし、鋭い切り口で指摘されるのは素晴らしいことだとも思います。ただ、そのような稀有な存在の人が、偏った考え方ではもったいないとおもうのです。もう少し自分に正直に、心を広くもってみてはいかがですか。いつも読んでいると2チャンネルのスレッドをおもだしてしまいます。
自分の意にそぐわないものは徹底的に叩く。それは精神的に成長できていない人のやることです。
自らのホームページ、ブログでそれを露呈してしまっている友里さん、もったいないです。
また、ブログ上で反論しろ、というのも違いますよね。
それはあくまでもあなたのスタンスです。
あなたと同じスタンスの人もいれば違うスタンスの人もいる。これは全人類が同じでなければならないスタンスではありません。
あくまであなた基準であって、世の中の人の基準では決してないということ、そしてあなたの考えは、必ずしも世の中で常識として捉えられているものではないこと、
頭のいい友里さんですからそんなことお分かりになっているかとは思いますが、それをあえてご自分のブログでおっしゃるなんていう稚拙な行動をとられていることに驚きましたのであえて言わせていただきました。
このメールに対する私の返事を以下に載せます。
ご指摘有難うございます。
私への質問や問題提起、真摯に受け止めさせていただき、お答えや考えなどを述べさせていただきます。
友里さんのブログをみて、初めて、ああいうフードライターの方がお店と癒着があると知りました。
今ではかなりの方が癒着に気づいていると思います。
有名どころでは山本益博さんですね。お店のプロデュースもしているようです。角館からでてきた銀座の「ゲンテン」が最近では有名です。まったく流行っていませんが、しつこいくらい自分の記事で絶賛して宣伝しています。また、犬養裕美子さんも所属の会社(彼女も取締役)がお店のコンサルをやっています。つまりお店からお金を貰おうと考えているわけです。評価をする立場の人が、対象者の便宜をはかっているのですから、他の業界では考えられないことです。
また、森脇慶子さんや来栖けいさんも、店の料理人と個人的に親しくして特別待遇をしてもらっているのを自慢しています。
店宣伝をしていると自分で言っていればいいですが、「店評価」をしていると彼らが言っている以上、これはミシュランとはまったく違うスタンス、つまり癒着しながら評価しているので私は「評価ではないでしょ、ただの宣伝」と言っているわけです。
普通の読者はそんなこと、全く想像もしませんから、気づきもしません。一般人でも 、料理が美味しかったら、感じのいい店だったら何度も足を運んでしまうことはありますし、お店の人に、美味しいからまた来たんです、とかいろいろと話し掛けてしまったりすることもあります。また、よく行けばお店の人に顔を覚えていただけたりする事だってあります。
そうでしょうか。結構彼らの評価に疑問を持っている人は多いですよ。癒着に気づいている読者も多いです。もともと、食通を自任している人は、彼らをまったく信用していません。友里を信用しているとも言えませんけど。
私にもそういう「好きな」店があります。親しい店、常連の店は誰にでもあっていいのですが、それを店評価者が公の場で自慢するのは良くないと考えます。
また、その特別待遇をなんの説明もなく評価してしまっては、一般の読者の訪問時とまったく違う対応ですから、読者を混乱させるだけです。
質問は、ライターの人は、そういうことをしてはいけない、ということなんでしょうか?お店の人と面識を持ってしまっては、何らかの感情が生まれてしまってはいけないという ことなんでしょうか。気に入ったお店があったらそれを世の中の人に公開するのが彼らの仕事であり、一般人もその情報を楽しみにしていると思うのですが・・。
そうなると、必ず友里さんのブログでは、店との癒着、とか書かれてしまいそうです。
お店の紹介は、hanakoや東京カレンダーなどその手の紹介雑誌で充分だと思います。
自分の舌は絶対だと、マスヒロさんや犬養さん、来栖さん、古川さんが自慢しています。純粋な読者は、彼らが褒めていれば、いい店だと思ってしまうわけです。
しかし、実際は店のコンサルやプロデュースなど深く関わっている、実際は高級和食を知らず居酒屋レベルしか知らない、もしくは一見客や一般客が受けられない食材やサービスを受けている人たちであるわけです。自覚がないですが実は経験不足で視野が狭い、または店側の視線で見ている、など読者が行ったときとはまったく別の待遇を受けているのです。
裁判官が被告や原告と親しくするはずがありません。スポーツの審判も、節度を守っていると思います。公平性を保つためです。マイナーしか知らない人がメジャーを語って信憑性があるでしょうか。
なぜ、料理評論ライターだけ店と親しくていいのか、ましてコンサルなどでお金までもらっていいものなのか。
これは、彼らが「料理店評価コメント」を厳正な「評価」と思っていないからです。
店や生産業者と親しくしているところを読者に見せれば、「さすが・・・さんだ、顔が広い」と読者の信用を得やすいと考えたのでしょう。尊敬されると思っているわけです。
これが私には幼稚な発想だと思うんですが、その矛盾に私は切り込んだわけです。
彼らは未だに明確な弁解を誰もしていません、というか絶対出来ないでしょうけど。
私も名前バレしている店では特別待遇されます。
シェフは気合入れて料理を造りますし、ワインもリスト外のものなら、いいものを安く提供してくれている可能性があります。個人的にはありがたいですが、これは特別待遇なので、これをそのまま評価して書いてしまっては読者が混乱するわけです。同じ料理、サービスは一般読者に提供されません。
誰でもわかると思いますが、ミシュランの調査員が顔バレしていたら、現在の地位と信用を築いていないと思います。
また、彼らを擁護しているわけではありませんが、そのような内容のメールを送れば、この人はあっち側の味方なんだろう、と言われてしまいます。
そんなことはありません。まだまだ、私の本当の考え、意見が世に浸透していないと力不足を痛感した次第です。
友里さんが美味しいとブログに書いたお店に行って、美味しくないと感じた人がいれば、その人にとっては、友里さんが店と癒着している、と感じることもあります。
論理の飛躍しすぎです。私は彼らと違って店との親しさをまったく言っておりません。自慢していません。私のスタンス、つまり覆面に徹している、日頃の評価を信じていらっしゃる方はそうは思わないでしょう。
私が嘘を言っていれば別ですが、普通は、自分と違う食後感を抱いたなら、友里の舌はおかしい、または自分と好みが違う、と思われるはずです。私の読者のほとんどは、「癒着」だとは思わないでしょう。
ただ、ある和食屋を褒めたとき、彼の修業店からは「癒着しているだろう」と言われたと聞きました。滅多に褒めない友里なので、妬みあったと思います。
要するに、友里さんがやっていることも、他の方がやっていることも、結局は同じだということです。
なぜこう結論付けてしまうのか、不思議です。まずは結果ありきでしょうか。
理論がかなり飛躍していると思います。私がマスヒロさん、犬養さん、来栖さんと同じことをしていると信じるなら別ですけど。
友里さんのスタンスから見えてくることは、自分の考えが一番正しい。 自分の考え方に相反するものは徹底的に叩く。 ということです。 証拠に、どんな抗議を受けても素直にその意見を取り入れることなく、反論しています。
なぜ、抗議をうけても私が素直に受け取らないとお考えなのでしょうか。私に以前抗議されたのでしょうか。私のところへは滅多にクレームやネガティヴな意見はきません。多分、反論されるのを怖がっているのだと思います。
それより、料理人やライターたちのほうが素直に意見を取り入れていないとはお考えにならないのですか。
意見が違うから叩くのではなく、彼らが理論的に矛盾しているから問題提起しているんです。
タミフルの調査で中外製薬から援助してもらっていた審査員が問題になっていますね。同じことです。自ら宣伝マンと言えば私は文句を言いません。
しかし彼らは、「自分はこれだけ食べ歩いて舌は確かだ。何千軒も行っている。」など自慢して店のランク付けや評価をしています。
スケートの審査員が特定の選手にアドヴァイスしてお金もらっていたとしたら、それでも貴方はその審査を信じますか。
ライターたちが料理人と飲み食べ歩く、アドヴァイスするのも同じことです。この実態を知ったら、信じる人がいるのでしょうか。
コチラから見れば、抗議の論点から全くずれているところで反論していたり、問題点 を摩り替えていたりと、その反論は苦しいだろう、と思うところも多々あります。ご 自分でもきっと分かっていらっしゃると思いますのであえて具体例はあげません。
友里さんのように、この世界の矛盾点、お客をお客とも思わないような店があることをずばりと指摘する人はなかなかいませんので、とても参考になりますし、鋭い切り 口で指摘されるのは素晴らしいことだとも思います。ただ、そのような稀有な存在の人が、偏った考え方ではもったいないとおもうのです。もう少し自分に正直に、心を広くもってみてはいかがですか。いつも読んでいると2チャンネルのスレッドをおもだしてしまいます。
自分では偏っているとは思っておりません。ライターやある種の料理人が「偏った」考え方をもっていると考えます。
ただ、人には色々なスタンス、考え方があり、永遠に相容れないところもあるわけです。私はそれでも問題提起しつづけているので、そう思われると考えます。
自分の意にそぐわないものは徹底的に叩く。それは精神的に成長できていない人のやることです。
自らのホームページ、ブログでそれを露呈してしまっている友里さん、もったいないです。
長いものに巻かれる、おかしいと思っていても黙って見過ごす。
こういう悪い意味での日本人的な発想が私にはありません。
でも、それが精神的な成長とは関係ないと思います。同じ意見を繰り返し発信している人はみな成長していないというのでしょうか。
確かに私も幼いかもしれませんが、マスヒロさん、犬養さん、来栖さんはもっと稚拙だと思います。
また、ブログ上で反論しろ、というのも違いますよね。
それはあくまでもあなたのスタンスです。
曲解しないでください。ペンを捨て、反論せず、これ以上批判をさせないように牽制するために「内容証明」を送る愚挙を揶揄しただけです。
確かに自分のブログ上で反論する、反論しない、は自由です。私は必ず反論しろとは言っておりません。ただ、本も出版し、有名自動車メーカー勤務から現在は大学で教鞭もとっていて色々な会合に参加して有名人との人脈自慢をしている副業ライターが反論せず、内容証明では情けないではありませんか。出版やネットを通して自分の考えを伝えている人が、反論しないで即、内容証明。これがおかしいと言っているのです。言論の世界で生きているなら、内容証明だして牽制する前に、まずはペンで立ち向かうのが筋でしょう。それが出来ないなら、尻尾を巻くべきであります。裏取引に値する、当事者しかわからない「内容証明」は不透明であります。私がこの事実を公開することは想定外だったと思いますけど。
あなたと同じスタンスの人もいれば違うスタンスの人もいる。これは全人類が同じでなければならないスタンスではありません。
あくまであなた基準であって、世の中の人の基準では決してないということ、そしてあなたの考えは、必ずしも世の中で常識として捉えられているものではないこと、 頭のいい友里さんですからそんなことお分かりになっているかとは思いますが、それをあえてご自分のブログでおっしゃるなんていう稚拙な行動をとられていることに
驚きましたのであえて言わせていただきました。
貴方こそ、完全に決め付けがきついと思います。
確かにスタンスは前述したようにみな違います。しかし、それは貴方にも言えることです。貴方の書き方では、貴方のスタンス、考えが世の基準のように受け取れますが、もしかしたら、友里がスタンダードで貴方のスタンスがレアだという可能性もあるということを少しはお考えでしょうか。
色々な考え、意見が世にはあります。それをぶつけ合いしないでどうするのでしょうか。
今後もご意見、ご指摘をお待ちしております。
友里征耶