ザガットサーベイの存在意義は?

私はミシュラン批判で、「調査員各人の嗜好や意見が見えないので参考にならない」と言ってきました。
嗜好はその人それぞれなので絶対はありません。ですから、評価をしている人の発言や評価傾向をみて自分に合うかどうかで参考にするしないを決めることが重要だと思います。顔を出していなくて覆面でもいいのですが、どんな嗜好や意見の持ち主かわからない人が合議で評価しても、意味ないのではないか。そう言う意味では、東京版だけではなく、本家も含めて本当は役に立たないガイドであったかもしれません。ミシュランについては後日詳しく述べてみたいと思いますが、今日は同じく評価人の嗜好などがわからない「ザガットサーベイ」を取り上げます。
こんなことを書くとまた敵を増やすことになるかもしれませんが、「ザガットサーベイ」は「ミシュラン」より使えないのではないか。
まずは評価する人の嗜好、意見がミシュラン同様まったくわかりません。また、評価する人の数が店毎に違う点も問題です。分母の桁が違った平均点の比較など意味がないのではないか。一般客参加型ですから、店側の「サクラ」など組織票が紛れ込んでいる可能性も否定できません。
それに一般客参加型の店評価システム、ネットではタダでチェックできてしまいます。口コミグルメサイトです。「アスクユー」や「食べログ」がありますから、「ザガットサーベイ」の存在価値が薄れてきていると考えます。
口コミサイトでは、各人の意見が載っております。彼らの嗜好や評価傾向がわかりますから、自分と同じような嗜好の人の評価を参考に出来ますので、これは顔がわからない「ザガット」よりはるかに使い勝手がいいと言えるでしょう。
おそらくアメリカでこの手のガイドが産まれたときはネットの口コミサイトがなかったのでしょうが、今となっては情報量や掲載店数ふくめて一般客参加型の店評価システムでは、出版本はネットのサイトにまったくかなわないと考えます。

「モウラ」更新しています

3連休でたまっている原稿を書き上げなければならなかったのですが、はまってしまったTV番組の過去ものを見まくってしまってあっという間に終わってしまいました。
「ルーキーズ」、週末に家族が見ていたのをチョイ見して年甲斐もなく感動、ネットで動画視聴があったので最初からじっくり見てしっかり感動してしまいました。
水戸黄門ほど単純ではないですが、結果が予想できるもののついついジーンとなってしまうんですね。ついでに最近買った「医龍」のDVDも見てしまいました。
「カシータ」のオーナーのDVDは未だに見ていませんけど。
しかし最近のドラマ、コミックネタばかりなんですね。私の尊敬する「島耕作」も何回かドラマ化されましたが、あれほど主人公のキャラが際だつと、誰がやってもイメージが重ならないです。田原俊彦がでてきたときは、プロデューサーご乱心かと思ったくらいです。
さて「モウラ」に日本一予約が取りにくいと思われる3つ星フレンチ「カンテサンス」をアップしています。
ミシュラン調査員も一般客とおなじくこの予約システムで再調査したのか、特別待遇で再訪問しているのか、それとも訪問しないで来年度版の3つ星のするのか。ぜひお立ち寄りください。
http://tomosatoyuya.moura.jp/

今年になって訪問した店 短評編 14

燃え上がった「モウラ」のコメント欄に対応していて、昨日予定していた「短評編」のアップを忘れてしまいました。
しかし、あの執着パワーはどこからくるのでしょうか。私が自称料理評論家やヨイショライターに執着して批判していると言っても、人の土俵へ乗り込んで暴れることはしません。そんなことしても自分に何ら役に立たないからです。自分のブログで意見を展開していけば、出版や取材の依頼がくることもあるのですから、ホント、お疲れ様としか言いようがありません。
「悲しい人」、「そんな人間になりたくない」とまでこき下ろしている友里にここまで執着して過去の掲載のコメント欄まで遡って書き込むパワー、その源泉を質問しているのですが、これに関してはいっこうにお答えをいただいておりません。この手の人は、他人の言動の分析はするが、自分を冷静に顧みることはしないのでしょうか。
有名人の芸名をHNに使っているのでここではっきり書けませんが、「ドン○西」さん。その無限のパワーを飲食業界の進展のために振り向けられたらと残念でなりません。
さて3店です。
龍吟
それほど活況感はないのか、数ヶ月先でなくても予約が入りました。
今回の訪問で気がついたのは、あの「創作料理」が目立たなくなり、王道な皿が主体となっていたこと。
相変わらず天然ウナギはでてきますが、常連に小さな切れっ端をだす「重よし」と違ってもっと豪快でありました。
やはり天然ウナギは「龍吟」か「小十」で直焼きを食べたいものです。
鳥よし 西麻布
相変わらず盛況です。ここは予約ができないので並ぶしかないのですが、その使い勝手の悪さも関係ないようです。
しかしこの店の「喫煙者優遇」にはいつも困ってしまいます。よくまあこんなに喫煙者が居るものだといつも感心してしまいます。
焼き鳥は、表メニューは「瀬良田」に及びませんがまずまずか。裏メニュー(内臓系)は「酉玉」より上でしょう。
焼き鳥好きには喫煙者が多いのでしょうか。
宮葉
主人が喫煙者だとかのネットの書き込みがありましたが、私の訪問時、喫煙している客を見た記憶はありません。
タネ質はトップレベル、仕事もいい。酢飯も酢は強くありませんが「風味」というのか、ジワーっと余韻が広がります。
そして支払額もトップレベルか。食べ過ぎ、飲み過ぎかもしれませんが、「さわ田」レベルであります。
でも、「さわ田」より使い勝手もよく、食後感も良いと思います。もっと高い「次郎」とは比べるまでもないでしょう。