先日ブログで新丸ビルの「自由ヶ丘グリル」での小学生入店お断りについてちょっと取り上げました。
本日はなぜ店側が小学生の入店を断るのか、その理由を推測し考えてみたいと思います。
1、店内で騒ぎ他の客が迷惑する
まず一番に考えられる理由であります。確かに小さな子供は自制がきかず店内ではしゃぎ回るところをファストフード店やファミレスで見たことがあります。
しかし小学生、とくに高学年でそんなに羽目を外す人が居るでしょうか。単にうるさい、迷惑という客なら、大人でも沢山いるはずです。
芸能人やお笑いタレント、決してお行儀がよい人ばかりではありません。放送作家もしかり。カウンターの店でも大声で「口説く」など他の客に迷惑な行動をとる人をかなり見てきました。
友里掲示板では、あの双子の映画評論家が高額イタリアンで店に迷惑な行為をしていたとの書き込みもありました。
寿司屋でコハダだけを食べ尽くす迷惑な女流作家も居ましたっけ。
このような人たちを野放しにして、小学生だけを無条件で排除することに私は矛盾を感じます。
2、食べるマナーが悪い
騒ぐという理由の次はマナーを問題にしているかもしれません。
しかし私は言いたい。小学生よりマナーが悪い業界人や文化人も多いのではないか。TVを見てみて感じるのですが、箸遣いが出来ていない芸能人や文化人のなんと多いことか。
また、食べ方が汚らしい人も結構居ます。
山本益博さん、以前ブログで取り上げましたが「舐め箸」を推奨しておりました。
過食のオコチャマ・来栖けい氏もTVを見る限り、食べ方がかなり邪道。箸使いはじめ基本から作法を学び直した方が良いのではないか。
ある寿司屋で遭遇した女性フード・ジャーナリスト、予想通り箸遣いが心許なかった。
小学生より作法の悪い大人はやはり大勢いるようです。
3、その他
うるさい、作法が悪い、以外に小学生を排除する理由を考えてみましょう。
「小さくて1人前食べないから売り上げが減る」
確かに低学年だとその可能性がありますが、高学年だとどうでしょうか。最近の小学生を見ると、来栖けい氏より大きな子供は沢山います。
彼ほどバカ食いはできないでしょうが、一人前くらい食べるのは当たり前ではないか。
バーやクラブといった食事が主体でない店ならいざ知らず、「洋食」で小学生を排除する正統な理由があるとは私にはどうしても思えません。
小学生を排除するなら、うるさい芸能人や業界人も入店拒否したらどうか。マナーの悪い料理評論家やヨイショライターも拒絶したらいいではないか。
要は客が永久に殺到して行列が続くと勘違いし、それなら効率の悪い(お酒も飲まず客単価が上がらない)子供の入店を拒否してしまえ、との安直な狙いであったと考えます。
客足が落ちても引っ込みがつかないので訂正できないのでしょうが、店内で食べている客は、通りがかりの人たちから、「あっ、紳士淑女たちが食べている」と見られることに気恥ずかしさを感じるのではないでしょうか。
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「小学生入店お断り」の理由とは?
閉店情報ではなく本日は閑散情報
世間(2ちゃんだけかも)では「閉店情報の友里」と言われているようですが、本日は閉店のお知らせではなく苦戦している店のお話です。
9月号の「めしとも」の取材のため集中的に食べ歩いている友里、先日久々に昼の新丸ビルへ行ってきました。
場所柄(東京駅に近い)、観光客と勤め人という再開発ビルの主要客がもっとも集まりやすいビルなので、唯一「勝ち組」であると思っていたのですが、この中の飲食店も集客は厳しくなっているようです。
飲食店が入っている3フロアを見て回ったのですが、客が良く入っているのは「四川豆花飯荘」と「ヌーヴェルエール」くらいではないでしょうか。ただし、「ヌーヴェルエール」はドアを閉めて「本日は満席」と張り紙を出しているだけなので、実態はわかりません。
「満席偽装」をしていた「フェアドマ」の例がありますので。
さて厳しいのは客が結構入っている「四川豆花飯荘」も例外ではないようです。チェックの際、「このビルにお勤めですか」と聞かれたのでその訳を聞いたところ、ビルの勤め人だとお茶のチャージ代(この店は昼でも勝手にお茶のチャージ代294円を請求する)をタダにするというのです。
ビルの勤め人へのサービスは、「遊牧」という焼き肉屋でも10%オフをうたっておりました。こんな限定優遇は初めてみたのですが、頼みの観光客も減ってきて計算できる勤め人に頼るしかなくなったのでしょう。新丸ビルの飲食店もかなりピンチなのかもしれません。
どの店も行列は皆無。店外に並べてある椅子の数々がかえって空しさを感じさせてくれます。
一時はすぐ売り切れを出していた「レストラン 大宮」も外人スタッフが呼び込みをしていました。
最初から無理があると思っていた和食の「笹岡」も客が少なかった。
客が入らず3つ星との提携を解消して、ただのイタリアンになった「アンデル」、なんと1000円ランチまで用意していましたが、結構空席が目立っておりました。かなりのスペースを借りていますから、これでは大変でしょう。
オープン当初は長蛇の列だった「自由が丘グリル」も空席が目立ちます。それでもオープン当初からかかげている、「静かに紳士淑女の落ち着いたひと時を楽しんでいただくため小学生以下入店お断り」の張り紙は健在でした。
海外の3つ星や日本のグランメゾンでも小学生を受け入れるのに何を勘違いしているのかと以前問題提起した洋食屋であります。しかし、この「自由が丘グリル」自体の実態があるものなのか。名前から自由が丘で長く営んできた洋食屋の支店と思ってしまいますが、そんな店はないのではないでしょうか。
今さら張り紙を引っ込められないのでしょうが、この店の「勘違い度」もかなりのものだと考えます。
オープン数年で完全に落ち着いてしまった新丸ビルですが、当初の思惑通りモトが取れた店はあるのでしょうか。
価格を抑えた店を集めてもこの現状ですから、他の再開発ビルへ入っている高額志向の店は推して知るべし。
今後も再開発ビルがどんどん建つようですが、飲食店経営者の賢明な判断を願うばかりであります。
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久々に道頓堀近辺を歩き回った
先日、難波の日本料理店を訪問する前、時間が余ったので道頓堀近辺を1時間以上歩き回りました。
関西出張が多いのですがなぜか難波辺りでの会食の機会がない友里、
久々の散策で街の雰囲気がかなり変わっているのに驚いたのです。
あの「くいだおれ」の人形が復帰していたのも意外でしたが、その隣には「たこ焼き」店だけのフードコートがあるではないですか。
「大阪城」を「だいはんじょう」と読ませる看板には笑ってしまいました。そう言えば都内に「なんとか劇城」という3000円のラーメンを出す店もあるようですね。
この近辺は、たこ焼き、串カツ、焼き肉の店がほとんど。お好み焼きの店は少ないように感じました。
私の好きな行列ですが、「日本一 大タコ」というところが凄い。たこ焼きの味にそんなに違いがあるとは思いませんが、行列が行列を呼んでいるのだと思います。
ところでここで純粋な疑問。難波では「串カツ」とありましたが、いわゆる「串揚げ」と同じものなのか違うものなのか。ディスプレーを見る限り、限りなく私の抱いている「串揚げ」に近いと思うのですけど。
さて、更に驚いたのは「しゃぶしゃぶ」です。確か「風風亭」という店名でしたが、5種(カレー出汁、寄せ鍋出汁、すきしゃぶ出汁、チゲ出汁、昆布出汁)から2色のしゃぶ出汁を選べて、肉が食べ放題でなんと1980円。
私の常識から完全に逸脱した価格設定。どんな肉が出てくるか、怖いもの見たさもありますが、機会がないので今後も訪問できないでしょう。
その他、焼き肉の食べ放題3800円の店もあるようで、アンチの方には「食べ放題好きな友里は難波へ活動拠点を移せ」と言われそうであります。
ディープな街並みで安い値付けの店が多いようですが、ちょっと脇を入るとシャッターが下ろされたままの店も結構あります。
不景気は銀座の高額店だけを直撃しているのではないようです。
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