「さとなお」さんはブレていない?

今朝早く起きて(毎朝です)TVを流していたらビックリ。どこかで聞いたことがある声だと画面を見たら、なんと山本益博氏がサプリの宣伝に出ているではないですか。かなり昔に見た記憶があるベージュだかカーキ色のジャケットで、「DHA」というサプリメントをさかんにすすめていたのです。
10人ほどの方が「宣伝マン」として出ていまして、あの徳光アナウンサーも10番目に登場。それほど体に良いものなら私も飲んでみたいものですが、ここまで電波ジャックのように長々と宣伝されているとかえって引いてしまいます。本当に良いものなら、こんなにお金かけて宣伝しなくても売れるんじゃないかと。
連日満席の料理店はマスコミで宣伝しないんですけど、サプリ業界の場合は違うのでしょうか。
さて月曜、火曜と6/9付「さなメモ」を通して、「さとなお」さんのスタンス変更に対する弁解について私の考えを書きました。
友里掲示板で、「さとなお」さんのスタンスは一切ブレていない、一貫しているとの書き込みがありました。内容に至極納得しましたので、とりあえず結論のような形でここに引用させていただきます。

さとなお氏はどうやったら受けるか、売れるかを重視するという面ではスタンスが一貫しているのではないでしょうか。ジバランにしても他にも理由はあるのでしょうが、インターネット普及の初期に一般人の本音批評をやったら注目されるという計算があったと思います。実際、のちに出版化に成功しています。
さとなお氏はジバラン団長の肩書を利用しつつ、「恐るべきさぬきうどん」で話題になりつつあった讃岐うどんに手を出し出版化に成功、これも人気のコンテンツ、沖縄で出版に成功、とステップアップしていきます。

一方、ジバランは他のメンバーのテンションが低下、書き込みが激減して廃墟化していきました。
実際にはスタンス変更するまでもなく、自然消滅していったわけですが、ジバランが注目されるための方便だとすればそれで一向に構わないし、スタンス変更など本人にとっては大した問題ではないわけです。とはいえ、食べ物系の本の売れ行きはそこそこレベルで、本格的な成功は最新刊の「明日の広告」です。

これにはさとなお氏の売るための手法のエッセンスが詰まっていますね。

?「広告はラブレター」というコピーライター的キャッチ

?広告関係で働く人が経費でも購入できるテーマ設定

?「スラムダンク」という強力なコンテンツの力を借用

?パイが縮小して今後間違いなく苦しくなる広告業界が何とかなるというポジティブシンキング

(あるいは綺麗事、お花畑)で何かにすがりたい人々にアピール列挙していくと、さとなお氏は生まれながらの広告マンに違いありません。ところが、さとなお氏は自分は広告マンらしくないと主張しています。
小泉元首相、関谷女史、小山薫堂氏などの扱いを見ると、少なくとも何が真実かということには関心が無い人だと考えます。

己の上昇志向に素直に従い、ジバランを踏み台に、流行りそうなものにはすぐ首を突っ込み、本丸である広告の世界でのし上がって行ったというものです。
現に昨晩は、お友達の松井官房副長官の配慮なのか、鳩山さんとの居酒屋巡りに成功したようです。
「さなメモ」でいつ人脈自慢をしてくるか、見守りたいと思います。
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6/9付「さなメモ」を読んで その2

昨日は6/9付「さなメモ」の「関谷江里さんの宣伝」部分について述べました。本日は、彼が店へのスタンス変更の理由を述べている点について書いてみたいと思います。

1990年代後半、ボクは、店と結びついて店から特別待遇を受けるレストラン評論家たちを批判し、いろんなガイドブックやマスコミに対してもその視点を批判してきた。その挙げ句そういったものへのアンチテーゼとして「ジバラン」という自腹覆面レストランガイド(1996〜2005)を主宰したりしてきた。でも、いまは「いろんなガイドがあっていいんじゃない?」というスタンスだ。

理由を要約しますと

世の中に流れる情報量とメディア環境が激変したので(世の情報量が急増した)、レストラン評論家の記事が大きな影響力を持たなくなった。よって彼らの記事の欠点を批判し代替策を提示することが必要でなくなった。レストラン評論家の影響力は低下した。

という事らしい。有害な情報に騙されないリテラシー(難しい外国語をわざわざ使うな)を個人個人が持てばばいい、と言っております。
彼の言を借りれば、色々と良くない噂があり、店で大はしゃぎして迷惑がられている関谷江里さんを推薦し賞賛してしまう「さとなお」さん、リテラシーでもって読み飛ばし、無視するべきブロガーの第一目標ではないでしょうか。
そんな脇の甘いブロガーのブログが、カウンター3000万以上を誇っているのですから、一般読者に「リテラシー」を期待するのは時期尚早以外の何物でもないということが、おわかりいただけると思います。
料理評評論家の影響力がなくなってしまったというなら、今でも掌をスリスリして料理評論家やフードライターに媚び売っているシェフや店主は何なのか。
タダ飯を提供しているのではないか、高額なワインをタダで提供しているのではないか、請求額に手を加えているのではないか、特別料理を出しているのではないか、といった一般客や読者の疑問が渦巻き、彼らのサヤ抜き食事会のため「特別料理」を造って場所まで提供する「媚びへつらい」、影響力がないのにまだこんな事をしているとしたら、シェフや店主は単なる「アホ」でしかありません。
マスヒロさんにレストランのプロデュースを依頼した経営者もいました。この人はマスヒロさんの影響力を期待したはずですが、この経営者もアホなのか。
「さとなお」さんは、飲食業界はアホばかりだと言うのでしょうか。
影響力があり純粋な客を一時的でも呼び込んでくれると考えるから、シェフや板長は今も必死に媚びへつらっているのです。
私が思うに「さとなお」さんのスタンス変更は、自分の人生の後半を考えた狡猾なものであると。
電通とはいえ一サラリーマンが宣伝業界で長く食べていくには(他に潰しはきかないタイプでしょう)、どんな分野にでも「敵」を造ったらダメと悟ったのだと思います。
将来フリーになって儲けたいと思っているかもしれませんし。
抑えられなくなった上昇志向により、田原俊彦風に言わせていただくと人生の後半部分にさしかかり自分が「ビッグ」になりたくなったと言うことでしょう。
自分を高く売るには、まずまわりの人を高く評価しなければならないからです。
「さとなお」さんは国会議員、有名?バレエダンサー、有名?作家(ムツゴローさん)など純粋読者ウケする人との交流を度々ブログで公開しています。友里がいうところの「人脈自慢」なのですが、自分の原点である「ジバラン」関係者を取り上げることがあるでしょうか。せいぜい同じく脇が甘いと言われている伊藤章良さんくらいしか記憶にありません。
オールアバウトのガイドなど活躍している有名な人は他にいるはずですが、私には「ジバラン人脈」を封印しようとしているようにも見えるのです。
上昇志向の強い人ですから、自分の仕事や人生に役に立つ人しか目に入らなくなったのかもしれません。
「世の中に流れる情報量とメディア環境が激変したから」と詭弁を弄したスタンス変更理由、私はとうてい納得できません。
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6/9付け「さなメモ」を読んで その1

友里掲示板で、読者の方から「さとなお さんが自分のレストラン批評、ガイドについて珍しく長文で述べたブログに友里はまったく反応しなかったのが不思議だ」とのご意見をいただきました。
確かにそのようなブログを読んだ記憶があるのですが、取るに足らずというかいつもの「自己陶酔」だろうとほとんど目を通していなかったのです。別に黙殺したわけではありません。
そこで遅ればせながら本日と明日の2回にわけて、「さなメモ 6/9」について私の感想文を書かせていただきます。まずはその「さなメモ」をご覧ください。
http://www.satonao.com/archives/2009/06/_216.html
この日の「さなメモ」の主体は関谷江里さんの赤本「京都 美味案内」の宣伝です。
彼は関谷さんと何回か食事をしたことがあるようで、

独特の雰囲気を持った方で、とにかくひたすら楽しく明るく食べる。ここまで明るく食べる人って他に知らない。一皿ごとに「おいしーおいしー」と大騒ぎする。でも、よく観察していると、実は料理のイイトコロを上手にすくいあげて騒いでいる。料理に対して肯定から入るタイプ。これって逆に経験値が高いからこそ出来る技。ほら、人間にたくさん会ったヒトほど人間に肯定的になるでしょ(性格にも寄るかもだけど)。それと同じ感じ。

と関谷さんを評しています。以前のブログでも

あるフレンチに3人で食べに行ったのだが、とてもおいしかったせいもあって、江里さんひと口ごとに「踊っていい? 踊っていい?」「卒倒するー。倒れるー」「叫んでいい? もうだめ。叫ぶ」などとおいしがる。こっちもだんだんそのペースに巻き込まれていって、思わず笑顔で叫びたくなる。彼女と食べているとシェフが作った料理が倍おいしく感じられる。食べ方で人を幸せにするのは素晴らしいことだ。

と書いてありました。
私に言わせると、「さとなお」さんは人を見る目がないというか、自己中心的というか。私も関谷江里さんに2回ほど店で遭遇したことがあります。1つは中野坂上時代の「さわ田」、もう1回は「カメレオン」です。
わずか5席の鮨屋のカウンターで隣に座られてえらい迷惑。まず非常にうるさい。そして主人へ媚びうるため「褒めまくる」。ついでにこの友里の悪口まで言っていました。
「カメレオン」の時は横柄さが目立ちました。出版社の編集者らしき人と一緒だったようですが、刷り上がった雑誌に「カメレオン」を載せていたようで、シェフを呼んで大きな声で自慢しておりました。
周囲の客から見れば、彼女はうるさくて邪魔な存在だけなんですね。「さとなお」さんも彼女と一緒になって騒いでいるというか、他の客への迷惑に気がついていないことに驚きました。まわりの客への迷惑を自覚できないというなら、彼も放送作家や文化人と同じ「有名人病」に罹患したと推測します。関谷さんと一緒に食事をするほど親しいなら、まずは彼女に自制を促すべきではないでしょうか。
関谷江里さんは、京都のある店で揉めたとも聞いています。他の客の迷惑関係なく料理の写真を取りまくり騒いだようで、主人も見かねたのでしょう。他の客が帰ってから注意をしたのが気にくわなかったようで、決裂したとか。そのお店、オープンして間もないのですが連日満席の人気店にもかかわらず、関谷さんのブログではほとんど触れられなくなりました。
関谷江里さんには他にも変な噂を聞きます。
赤本を店先に山積みするように店にお願いに回っている?
出版の際に協賛金を要求した?
東京から京都へ拠点を移した際、店主に「引越祝い」のようなものをそれとなく要求した? などなど。
ここは一方的な情報を信じるのではなく、ご本人に取材せねばとこの件について関谷江里さんへ2回メールで質問したのですが、予想通りと言いますか返事をいただけなかった。
小泉元首相といい関谷江里さんといい、「さとなお」さんの人を見る目は友里とはかなり乖離しているようです。その人の上辺だけを見て喜び、真相への追求には興味がない「さとなお」さん、人を煽る「宣伝屋」ですから仕方ないかもしれませんが、友里とはまったく合わない人であることは確かなようです。
明日に続く。
友里掲示板
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