ヨイショライターは下戸が多い?

昨日のブログを書いている時あることに気がつきました。
http://www.tomosato.net/blog/2009/10/post_905.html
来栖けい氏、門上武司氏、関谷江里氏、麻生玲央氏と俗に言うヨイショグルメライター、「あれ、みんなお酒をそんなに飲まない(飲めない)人ばかりじゃん」。
横川潤氏は知りませんが、門上氏がアルコールを得意としていないのは関西で有名ですし、来栖氏や麻生氏がほとんどアルコールを口にしないで食事が出来る(そんなに飲めない)のは彼らと食事すれば誰でもわかること。(最近は無理して人前で飲んでいるとの噂も聞きますけど)
関谷さんもブログで酒類についてのコメントがありません。「さわ田」や「カメレオン」で不本意ながら彼女と遭遇した時、いくらか飲んでいたような記憶もありますが、そんなに興味はないでしょう。
そしてあの大御所、山本益博氏。彼もお酒が体質的に得意ではないはず。有名なヨイショライター達はどちらかというと下戸が多いんですね。
ただ不思議なのは彼らが、自分は酒を飲まなくて食事が出来る、ほとんど量を飲めない、ワインをはじめ酒類の知識がほとんどない、ということを認めたがらないことです。
お酒が弱い、お酒の知識に疎い、まったく飲まなくても平気で食事が出来る、というのは別に恥ずかしいことでも何でもなく、人の体質ですからよくあることです。
でも彼らは、そんなに飲めず知識や経験も少ない酒類(特にワインが多いですか)をブログで取り上げたりしていることも多いんですね。マスヒロさんなんか誰に頼まれたのか知りませんが「日本ワイン」の普及に一時期懸命になっておりました。
なぜ彼らははっきり「自分は酒を飲まないで食事していた」、「酒に弱い体質だ」と開示しないのでしょうか。本当のことを言っても自身の舌と評価がまともなら、読者の支持を失うはずがないと思うのですけど。
西麻布のワインバー「エスペランス」に通って研鑽を積んでいるライターもいるとの噂も漏れ聞きますが、ここは昔の「きつねや」。
「ツバキ」(西麻布)と同じく、勉強や収集という地道なワインへのアプローチを端折り、ただ主人に任せて「有名高額」らしきワインを飲ませて貰って有り難がる、お勘定を気にしない人たちが集まっているだけの店。
友里的に言わせていただくと、このような店の常連で「ワイン愛好家」と自慢するほど厚顔な方はいらっしゃらないのではないでしょうか。
酒がなければ食べる気がしない友里の店評価を、お酒を飲まない方が参考にしてもまったく意味がないのと同じく、彼ら下戸に近い評論家やライターの「ヨイショ評価」が、お酒を飲みながら食事をされる人にまったく役立たないのは当たり前のことなのです。
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何の専門家というのだろうか

またまた読者に教えていただいた情報です。一昨日と同じく、日経トレンディネットで放送作家の「わぐりたかし」氏が担当している記事であります。
波乱? 順当? 新発見? 『ミシュランガイド京都・大阪2010』を専門家5人が斬る
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20091016/1029628/?P=1
タイトルがあまりに大仰というか、ミシュランを「斬る」とありますが、5人の専門家(横川潤氏、来栖けい氏、門上武司氏、関谷江里氏、麻生玲央氏)の刀は「なまくら」以外の何物でない。
誰一人、まともに「ミシュランガイド 京都・大阪版」を斬っておりません。
しかも「専門家」と紹介されていますが、何のジャンルについてなのか。これまた友里流に説明させていただくと、「店ヨイショの専門家」なだけではないか。
外食産業に君臨していた一族に育ったためシビアに飲食店を評価することが出来ない人、食べ歩くその度に「あり得ないほど美味しい」と感動しまくるだけの人、厨房でガスを使用する料理人を主体に連れ回して悦に入っている人、ギャーギャー叫んで踊りながら食べる人、そしてこの4人とその関係者に擦り寄って5人目の「専門家」に潜り込んだ人、ではないか。
私も「単なるあら探しだけの専門家」と言われるかもしれませんが、飲食店評価の「専門家」なんて今の日本に存在するはずがありません。その道で生計を立てられるほど収入を得ている人もるかもしれませんが、みんな「素人レベル」であると断じて過言ではないでしょう。
「未在」を評価している横川さん、オープン当初を知っているのでしょうか。値上げに内容がともなわずCPがかなり劣化した現在でも3つ星と言えるのか。「ます多」の料理がシンプルと言うのなら、世に味濃い加工しすぎの料理は存在しなくなります。
来栖氏や麻生氏が評価している「Hajime」、業界では単なる他店の「パクリ料理」と批判されているのを知らないのか。今後の進化を期待すると言うより、今の地位を保つには更なる「他店の研究」をしなければならないはずです。
さすがこの道で生計をたてていると思われる門上氏と関谷氏のコメントは、毒にも薬にもならないまったくつまらないものでありました。
しかしこの専門家の集団に、来栖けい氏を後継者として指名した日本の大御所「山本益博氏」がなぜ加わっていないのか不思議です。
ギャランティが合わなかったのか、わぐりたかし氏と仲が悪いだけなのか、最近露出が減っているように感じるだけに、ウォッチャーの友里としては心配です。
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なりふり構わぬあの手この手の客集め 

まだ存続しているんですね、日本フードアナリスト協会。久々に覗いてビックリしました。
なんと「2010年度 食のなでしこ」グランプリとか称したコンテストをやっているではありませんか。
http://www.foodanalyst.jp/nadeshiko.html
「フードアナリスト」の資格なんて屁の突っ張りにもならない、まったく就活に役に立たない「私企業の認定資格」だと思うのですが、それでも資格願望の人を集めて受験料や授業料を稼ぎ続けたいのでしょうか。
人の自己顕示欲を利用してこんな「コンテスト」で更なる集客を目指すこの貪欲な「営業活動」には頭が下がりますが、これに引っかかる方がいらっしゃるのですから驚きです。
横井裕之理事長の勘違いも相当なものですが、この資格取得者やこれから取ろうとする方々、いったいこの「私企業認定資格」を何に使いたいのか。何に使えると思っているのでしょうか。
単に人に自慢したいだけだと思うのですが、特に資格と縁が遠い業界のタレントが広告塔になっている現状を見ると、協会だけではなく一般人にも大きな問題があるのではないかと思ってしまいます。
しかし昨年末、この協会はアナリスト達が都内250店を格付けしたガイド本「アテナイオス」を2009年10月に発売するとぶち上げていましたが、どうなったのでしょうか。アマゾンやネットで検索しても該当する書が出てきません。
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/12/05/038/
11月発売にずれ込んだのでしょうか。
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