週刊新潮、やっと入稿終了

毎月の使用額だけが明らかになっただけの官房機密費。1歩くらいは前進したという見方もありますが、自分でも6千万円ずつ使ってしまっているのですから、民主党も実態を明らかにすることはしないのではないか。
たいした情報や駆け引きをしているとは思えない日本に「機密」があるとは私はどうしても思えません。
野党であったときに、当時の内閣から「キャッシュ」を貰った仲間が沢山いるので(もしかして平野官房長官本人も)、公開することができないのではないか。
もしかしたら、自民党と同じくこれから高級背広をふくむ高額ブランド品や国家と何ら関係のない高額飲食やワイン代に使いたいと思っているのかもしれません。外遊した際の現地スタッフへの土産代や帰国の際の家族への土産代にも使おうと思っているのかも。
「野党時代、我が党の○○議員も貰ったように機密費は国会対策、選挙対策、そして高額品購入に使われていた」とはっきり公開すればいいだけのこと。評論家やライターが業界と癒着して便宜供与を受けている事と同じく、「純粋」でない国民は実態をある程度わかっているものです。

最初は志高かったのに、長くその業界で生きていこう、稼いでいこうと考えて方針転換してしまうのは、民主党も山本益博氏も「さとなお」さんも同じ構図でありました。
利益を追求したがる人には、公の仕事や公平な判断を必要とする仕事に就いてはならないと私は考えます。

今週発売の「週刊新潮」、明け方にようやく入稿が終わりました。飲食業界に癒着する評論家やライターを、具体的な事例を挙げて(実名は伏せています)問題提起しております。全部で5000文字弱と結構なボリュームであります。
「グルメの嘘」より踏み込んだ内容、あの還暦男性、あの関西在住の女性も登場予定。勿論、最後の方ですが30歳の方もでてきますのでご期待下さい。
即「売り切れ」でスタートダッシュに蹴躓いた感もありますが、月末には増刷分が刷り上がってくる予定ですので、「グルメの嘘」の販売促進に効果がでることを願っております。

最近訪問した店 短評編 46

今週は今年一番のマスコミ露出となる友里征耶であります。
まずは週刊誌。「女性自身」にお約束のミシュランネタでコメントを出しております。コメントを寄せている他の人が横川潤氏にわぐりたかし氏ですから、「女性自身」も懐が広いといえるでしょう。横川さんはさておき、わぐり氏のこの業界での立ち位置、ずいぶん高くなったようです。ミシュランへの接近も素晴らしい。数年前までの実態を知っている身としては複雑な思いで彼を見守っております。

もう一冊は「週刊新潮」。ヨイショライターに対する問題提起の内容で、コメントではなく2?3ページの記事になるはずです。ちょっと方向性が変わりましてまだ原稿が仕上がっておりませんが、両週刊誌ともお買い上げよろしくお願い申し上げます。

そして毛色の変わったと言いますと怒られるかもしれませんが、月刊誌の「裏モノJAPAN」。
https://tetsu692.securesites.com/xoops/html/modules/bulletin/
家族がいらっしゃる方は自宅への持ち帰りを控えた方がいいかもしれませんが、内容はなかなか面白い月刊誌です。
編集者と有名タレントのお店(名前貸し含む)4店を訪問した探訪記にコメント出演しております。
友里掲示板で話題になった「花畑牧場」系列では、青山の「ホエー豚丼亭」にも行っております。こちらも家庭環境が許す限りお買い求めいただければ幸いです。

あとはいつもの「日刊ゲンダイ」。連休で水曜だけの露出でありますが、予告をさせていただくとパリの「あい田」であります。

?さて3店です。

楽亭
大阪から結婚式で上京した知人と夜訪問。満席の上、20時頃にはホテルのコンシェルジュ紹介の外人グループが4?5人やってきました。
この後六本木の「佐世保バーガー」へ突入したのは既にブログで報告済みです。高額スシを食べた後「もつ鍋」を食べているずこ氏を揶揄した私ですが、彼のことを言えなくなる行動をとってしまいました。

イル・マンジャーレ
「キオラ」時代は好きだった鵜野シェフが働いている店。ホストみたいな接客の男性スタッフに大キャパの店内、そして内装(インドネシア調みたいに店内に幕が垂らしてある)を見る限り鵜野氏の「オーナー店」とはどうしても思えない。ビル上階に「カシータ」系列店がありましたから、関係を疑ってしまいます。
料理は特徴をまったく感じないイタリアンでありますが、悪くはありませんでした。9月で閉店した西麻布「アッキアーノ」の厨房にいた男性を見かけたのには驚きました。

飛雁閣
「めしとも」12月号の連載で取り上げるため確認で夜訪問。この月刊誌のコンセプト上いつものような「ずばりの指摘」(世は超辛口という)をしませんでしたが、MSGを使用しない上湯系の料理は食べても良いでしょう。
多分引き出しがかなり少ない料理長だと思うのですが、味付けが非常に単調と言いますか、まったく変化が少ない料理が揃っております。つまりすぐ飽きてしまうのです。
料理長が替わらない限り、フカヒレや蒸し鮑の料理をささっと食べて帰るのが一番の利用法。夜の集客に苦しむ現状は、現在の厨房スタッフを交替させない限り改善できないと考えます。
間違っても「四川麻婆豆腐」を頼んではいけません。街の中華料理店にも劣るとも勝らない麻婆であります。

「店評価ブログ」を更新しています

昨晩はサラリーマン時代の同期の連中と2年ぶりの会合。同期と言っても新入社員の研修期間わずか2ヶ月足らずの「同じ釜の飯仲間」なだけで配属先はバラバラ。そろそろ「役職定年」の文字がちらつく立場、つまり入社30年経ってもこんな集まりをしているのはおそらく我々だけでしょう。昨晩はその研修時期の指導員(既に定年退社)も参加して多いに盛り上がりました。
銀座のとある欧州料理店、地元に忠実な味とは思えませんでしたが、昔話が盛り上がりワインのピッチがあがりました。

その会合場所へ行く前にちょっと立ち寄ったのが中央通りにある大手書店「福家書店」。昨日発売の「ミシュラン 東京版」を買うのと「グルメの嘘」の売れ行き状況をチェックするのが目的でした。
やはり出版業界は懲りもせず大々的に「ミシュラン売り出し」に精を出しておりました。店先には専門の宣伝レディーが声を張り上げ、店内ではなんと「ビブちゃん」が着ぐるみのまま愛敬を振りまいておりました。ミシュランガイドでこんなことする国、世界広しと言えども「日本」だけでしょう。
ちょっと高かったけど仕事(副業)には欠かせないツールですので1冊購入、ミシュラン専用のビニール袋がちょっと気恥ずかしかったです。

1階部分の新書コーナーには「新潮新書」が置かれておらず、グルメコーナーにも拙著が見当たらない。売れているようには見えない「次郎」の新書や「小十」の単行本はありましたが、どうやらミシュラン批判の急先鋒である友里本は敬遠されているようです。
2階の目立たない場所に新書コーナーがあったのですが、新潮新書の場所に今月新刊の4冊のうち2冊が全く見当たらないのです。

?「日本辺境論」(内田樹 著)と「グルメの嘘」の2冊がない!

どうやら「売り切れ」のようでオーダーしても10日間くらいかかるとのことでした。
アマゾンを見てもこの2冊は「在庫切れ」で配達まで3週間以上かかるとか。これでは注文が入るわけがなく両書ともランキングが急降下しておりました。
今月末には二刷目が出来上がるそうですから、それまで購買意欲が持続しているか心配です。

さて「店評価ブログ」に、「野田岩 パリ店」と大阪のフレンチ「ラ・ベカス」をアップしています。
ピエモンテの濃厚郷土料理を食べ過ぎたせいか無性に「醤油系」の味が恋しくなってパリで訪問してしまった「野田岩」。行かなければわからなかったことですが、日本人には行く必要のない店であると感じました。東麻布の「本店」がはるかに美味しく感じる食後感と言えばおわかりいただけるでしょうか。

ぜひお立ち寄り下さい。

?店評価ブログ

http://tomosato.net/weblog2/