冗談じゃないぜ、石原慎太郎都知事に大手広告代理店の「電通」。
まともな頭の人なら最初から無理とわかっていた2016年オリンピックの東京招致運動。その最初から無駄な運動に作られたわずか10分のPR映像の制作費が5億円だというのが昨日小さく報道されておりました。
勿論作ったというか元請けしたのは電通。石原一家と電通の仲の良さは前から聞いていたのですが、人の金だと思って、自分の金だと思わないで、よくこんな無駄遣いをすると怒りを超えて呆れてしまいました。
映像は5回会場で発表されたと言いますから、好意的に考えても1回の映写に1億円もかけています。制作費はなんと1分5000万円、1秒80万円であります。
あり得ない無駄遣い。
私はあまり好きではありませんが勝谷誠彦氏がメルマガでかなり怒っておりました。
彼によりますと、新聞社など大手マスコミの取り扱いは小さかったと。詳細に書いているのは朝日だけで中には「電通」の名を出していない新聞社もあるとか。
貴重な広告を持ってきてくれる「お客」(電通のこと)に遠慮しているようですが、これでも新聞社の各員はジャーナリストと自称できるのか。
電通は5億円の半分以上(2億7000万円くらい)が海外ロケの撮影費と編集費だと言い訳しているようですが、日本のPR映像に何で海外ロケが必要なんだ。
まず5億円というか人の金だから高額請求ありき。そのボッタクリ請求費の体裁を整えるため、わざわざ海外ロケを強行したと考えます。
石原慎太郎氏のようにファーストクラスを使ったかどうかはわかりませんが、JOCの役員派遣のように無理に大勢で海外へ行ったのは確実。役職者はビジネスクラスに乗ったのではないか。実際の制作は下請けに丸投げしたと思いますが、電通の幹部含めたプロパーも人の金に便乗して物見遊山で海外旅行をしていたと考えます。
勝谷氏のメルマガによりますと
?ちなみに朝日新聞本紙に載っていた記事によると07年に封切りされた邦画407本(そんなにあったの・驚)の平均制作費は2.6億円。キー局主導で作る大がかりな映画でも4億円程度で出来るという。こちらはご存じのように120分程度で、しかも俳優のギャラがかなりを占めるはずだ。電通の映像は著名人へのギャラはないと言っている。
おいおい、高額なギャラが必要な俳優を使っても5億円かからないではないか。人の金だと思ってここまで汚い真似をするものなのか。商売の域を超えた詐欺まがいの行為ではあると私は考えます。
電通は警察官僚OBから日銀OBまで多くの元高級官僚を顧問などで招き入れる優遇をしていました。天下りに近い人たちに個人秘書や個室、車の3Kを与え、昔ほどではないですが好待遇の役員や社員を抱える高コスト体質を維持するために、血税をボッタくって許されるはずがありません。
電通と言えば自称鳩山ブレーンの「さとなお」さん。いや最近は電通の広告塔なのか顔や実名を自ら露出させていますが、鳩山氏に助言する前に、この詐欺まがいの行為をする自分の会社を更正させる方が先決ではないか。
?
ボッタクリ体質の会社の人に政府へ関与してもらいたくないと思うのは友里だけではないでしょう。
彼の性格から考えて、この問題に関して「さなメモ」では絶対スルーすると思いますが、ここはぜひ真摯に自分の会社の詐欺まがい行為について語ってもらいたいと思います。
メールで催促するのも手ですね。私もさきほどメールを出しておきました。
ここまで舐められて、善良な都民や国民が黙っていることはありません。