中国の経済力に恐れ入りました

年末年始とニセコへはじめてスキーに行ってきました。世界最高レベルの雪質(パウダースノー)という宣伝文句に釣られての初訪問だったのですが、期待したほどパウダーではなく湿っぽくて結構重く感じました。滞在中の過半が天候の問題でゴンドラが運転されず、欲求不満で終わった今回のスキーでありました。
時期的に悪かったのか、たまたまだったのかわかりませんが、レストランで言うところの「過大評価」か、シェフの「体調不良」のどちらかだったようです。

さてその滞在中に感じたのは、ニセコが国際色豊かと言うより、中国色豊かであったということです。ニセコ=オーストラリア人というイメージを持っていましたが、オーストラリア人や日本人より遥かに中国系の人の数が多いのです。満員のエレベータで、私以外すべて中国系の人だった時もありました。
インストラクターの話では、つい2週間前くらいまでは宿泊客の95%が中国系だったとのこと。
ニセコは中国からの訪問客なくしてもう存続出来ないのかもしれません。

?しかしどうしてこう何年もGDPの伸びが高く経済成長を続けられるのでしょうか。
GDPは人口が多いほど大きくなると聞きましたが、国を家庭に置き換えてみるとそれは当てはまりません。
子供が沢山いる大家族、確かに全員が外部で働いて収入を得て、バンバン買い物などをすれば数字は上がるでしょうが、収入がなければそうはいきません。借金で一時的に買い物はできるでしょうが、収入がなければいずれ破綻します。
日本と違って他国から借金している国がGDP云々といっても、経済学の素人である私にはどうもピンと来ません。素人的には、消費が増えて結果GDPが増えたといっても、その消費は他国からの投資でまかなっているように感じるのですけど、こんな事を言うとアンチから「素人は引っ込め」と言われてしまうでしょう。
とにかく張り子の虎(砂上の楼閣?)かどうかわかりませんが、今のところ富裕な中国人が多いのだけは事実のようです。

最近訪問した店 短評編 2010-1

友里掲示板で、正月番組の「やらせ」についての書き込みがいくつもありました。「芸能人格付けチェック・・・」という番組だそうですが、数年前に私も見たことがあります。
どこまでが演出でどこまでが「やらせ」なのか、明確な定義はないようですが、TV番組はほとんどが限りなく「やらせ」に近いと私は思っております。

元旦の夕方にNHKで女優2名のハワイ島自転車巡りをやっていました。正確には、コナ→ヒロ間を4日かけて自転車で走って都度現地の人との触れ合いを紹介しようとした番組であります。
しかし女優の服装には真剣度を感じません。自転車のベテランであるあの谷垣総裁でさえ転けて怪我するほど自転車は危険であります。私も昨年、調子に乗って買ったばかりの自転車で転倒してしまいました。
それほど危険であり、しかも自動車の走る道の脇を走るというのに、ヘルメット以外のプロテクターを彼女らはしていないのです。一人は肩まで露出したノースリーブでした。あくまで推測ですが、撮影の場面だけ自転車に乗ってあとは車で移動、夕方にはコナのホテルへ毎晩帰っていたのではないでしょうか。
フラのスクールへ通う途中の女学生達に話しかけて一緒に数時間もフラのレッスンを受けたのも事前打ち合わせの賜でしょう。普通はこれを「やらせ」と思うのですが、演出と弁解するんでしょうね。最初から「打ち合わせ通り」と言ってしまうと視聴率がとれないのだとしたら、数字を支える視聴者のレベルはかなり低いと考えます。

さて3店です。年始めですので、しばらくは昨年末の訪問店となります。

阪川
久々の訪問です。良くも悪くもこれが「割烹」と言うのでしょうか、単品注文をその場でさっと調理して出してくれます。土瓶蒸しはありますが、お椀、そして炊き合わせや蕪蒸しなどは用意されておいりません。造り、酒蒸し、焼き物、揚げ物などをささっとお腹一杯食べるには良いスタイルだと思います。まずまず満足しました。

緒方
京都の同業の間では、緒方氏が関谷江里氏に店内の態度の件で苦言を呈したといった噂が流れておりますが、真相はいかがなものか。
カウンター式ではありますが、料理はほとんど奥の厨房で盛りつけまで終わって提供されますから、臨場感はありません。「石かわ」スタイルに似ているでしょう。
時期的に間人蟹などが出てきてしまって蟹好きでない友里は魅力的に感じませんでしたが、雲子出汁のお椀、鯛の造り、海老芋の炊き合わせ(ちょい甘かった)は良かったです。キャパが小さいので予約が難しいようですが、他の時期に再訪してみたいと考えます。

?アピシウス
ジビエイヴェントと称するお誘いに乗って常連含めた数人で訪問。しかし肝心のジビエが間に合わず「蝦夷鹿」しかなかったのが誠に残念。飲んだワインも知人含めて評判がイマイチでありました。
この数年、私と相性はかなり合わなくなってしまった感じがします。

「店評価ブログ」を更新しています

年末年始と家族で旅行(国内)に出ておりまして、普段とは違った食生活をしています。朝、昼、晩と3食べてしまっているのです。
原則朝はまったく食事をせず、昼も食べない日が多い友里ですが、家族旅行だと目の前に料理があるので手を出してしまうのです。
その結果、弊害は2箇所に出てきました。当然摂取カロリーが増えていますから体が重い。と言いますか腹回りに肉(脂肪)がついたような気がします。腹筋の割れ目がかなり薄くなりました。でも怖くて体重計に乗れないんですね。
もう1つは、胃の調子です。どうも1日3回の活動に慣れていないようで負担を感じるのです。ここで気づきました。昨秋アルバなどを訪問して胃の調子を崩したのですが、その原因はアルバ料理の濃厚さだけではなく、食回数にもあったのかなと。もう無理は出来ない歳になったとあらためて思いました。

「店評価ブログ」に銀座のフレンチ「ロオジエ」をアップしております。一昨年に出した「ガチミシュラン」では3つ星という最高の評価をしましたが、現時点で評価したら危ないんではないかと。あくまで一個人の嗜好からの結論ではありますが、メナール料理に飽きてしまいました。今回はイヴェントでコースしかありませんでしたが、普段の料理は相変わらず種類も少ないし、代わり映えしないラインナップ。より高質な食材に助けを借りるからか、価格(特にコース)が毎回高くなっていくような印象を受けます。

?今このブログを書きながらメールチェックをしてみたら、一昨年に記事の協力をさせていただいた月刊誌からまた記事協力の依頼が来ておりました。有り難いことです。
昨年名誉毀損判決で上告断念して賠償金を支払った友里へ向けて

このたびの判決を今後の評論活動の修正を示唆するものであるとして真摯に受け止め,社会ルールを勉強し直して再起を図られることを期待いたします。

これを機会に早く更生(ママ)してもらいたいものです。

?

と古川修氏の代理人がメディア関連へ送ったというコメントやブログのコメント欄に古川氏自身が書き込んだコメントにありましたが、社会ルールを再勉強した覚えもありませんし、更生(ママ)した自覚もありません。再起を狙うほど落ちた自覚もありませんでした。まったくスタンスを変えないまま、古川氏の思惑通りには今年もならないようで申し訳ありません。

?昨日のブログで今年の店訪問の第一目標を書き忘れました。今年こそは「虎屋 壺中庵」を訪問して日本一と一部の人が絶賛している料理を食べてみたいと考えております。