「店評価ブログ」を更新しています

予想通りと言っては何ですが、フィギュアシングル女子、キムヨナ選手の圧勝でした。真央ちゃん、多少のミスがありましたが、ノーミスで滑れたとしても届かないほど完璧に近いキムヨナ選手の滑りでありました。

相手のミスを待つのではなく、互いに完璧に滑った時どうなるかという演技構成を考えたら、キムヨナ選手の方が上なのではないか。トリプルアクセルなどを入れた基礎点は真央ちゃんの方が上だとのことですが、表現力とかの評価で高得点を取られることを想定しなければなりません。難易度だけの得点ではなく総合点で順位が決まるのですから、私は演技構成と言いますか、真央ちゃん側に根本的な戦略ミスがあったと思います。
目立つ難易度の高いトリプルアクセルに重点を置いたということは、ゴルフで言うならばドライバーの飛距離を重視したと言えるでしょう。キムヨナ選手はドライバーの飛距離を捨て、ショートゲームやリカバリー、そしてパットに力を入れた戦略。しかもジャンプのコンビネーションでは、2回目のジャンプが真央ちゃんよりキレが凄いですから、大きなミスがない限り最初からかなう相手ではなかった。
両選手のコーチの指導方法の違いがそのままあらわれた今回の結果。真央ちゃんが次のオリンピックも目指すのだとしたら、年齢も上がってしまいますから方向を転換しなければならないと思います。

?さて「店評価ブログ」に、博多の高額寿司屋?「河庄」と金沢の人気寿司屋「小松弥助」をアップしています。
高いだけの「河庄」、過大評価の「小松弥助」、ぜひお立ち寄りください。

ダイワハウス ルナ・レガーロ?月からの贈り物?

次から次へとマスコミ関係者は私の理解を超える企画を考え出すようです。読者の方から今回いただいた情報は、フジテレビ系列が企画、ダイワハウスが特別協賛、ロシア大使館などが後援、三井不動産が特別協力と銘打つロシアのスーパーサーカスと日本のスターシェフの料理のコラボであります。
http://food-stadium.com/headline/000662.html

つまり、ラスベガスやオアフなど観光地によく見られる、食事とエンターテイメントのセット。鉄人系のシェフはじめマスコミ露出大好きな料理人たちが月替わりで「月」をテーマにして造った料理を食べ、ロシアのサーカスを楽しむイヴェントを約3ヶ月間日比谷で開催するというのです。その後は大阪や名古屋でも展開するという大イヴェント、シルク・ド・ソレイユのように、小倉智昭氏が朝番組で声を大にして宣伝する姿が目に浮かんでしまいます。?

しかし毎月4人の露出シェフがチームとなって提供する料理、期待できるのでしょうか。ベットラ、ヒロソフィー、モンサンクレール、Wakiyaなど友里ブログとしては突っ込みどころ満載のシェフ達が担当するだけに、純粋な一般人の興味は引くでしょうが果たして外食好きや自称食通の反応はいかがなものか。
だいたい彼ら露出シェフがこの会場の厨房で鍋を振るとはどうみても考えられない。例えばヒロ、現在小キャパな店(ヒロソフィー)を麻生十番でやっていますから、その店を留守にしてまでこのイヴェントにへばりつくとは思えないのです。私が推測するに、「レシピ」の提供と言いますか、簡単に言えば「名前貸し」みたいなものではないか。

友里征耶としてのスタンス上私は参加を検討しますが、ベカスやワイキキではあるまいし、東京で料理とサーカスを同時に楽しみたいと思う東京人が多くいるは思えません。上京する旅行客や中国人たちをメインのターゲットにしていると私は思います。
まだまだ展望が明るくない日本経済。トヨタもこの先どうなるかわからないというのに、よくまあこんな大胆な企画をするものだと感心してしまいます。

ベカスやワイキキでの私の経験では、この手のショーで料理に期待するものは1つもなかった。400人という大箱で、露出シェフのレシピでクオリティを保った料理が果たして提供できるものなのか。
ご興味ある方はぜひ参加してみて下さい。

ただいま公聴会の真っ最中

途中経過でありますが、アメリカ下院の公聴会での豊田社長の受け答えがTVで報道されています。涙を流しながら女性の

欲深いトヨタは恥を知るべき

といった厳しい証言もあったようです。いくつかの州知事から「トヨタ擁護」がでているようですが、アメリカ全体としては「袋叩き状態」ではないでしょうか。議員達の中間選挙対策と言ってしまえばそれまでですが、中間選挙は急に決まった訳ではありません。ファイヤーストーンやGMなどビッグスリーでも公聴会で吊し上げられたのですから、アメリカの子会社なら予想ができたのではないか。アメリカトヨタの見通しがかなり甘かったと私は考えます。
?豊田社長は

成長のスピードが速すぎて、安全が最優先される順位が崩れた。

と自社の「前のめり戦略」を反省したとのこと。でもその誤った舵切りを誰がしたのか、その責任を追及する声がトヨタ社内だけではなく日本で沸いてこないのが私には不思議に感じます。
GMを抜いてはいけない、といった不文律を破り拡大路線をとった社長はだれなのか。
私が思うに、歴代社長の中では奥田碩相談役、張富士夫会長、渡辺捷昭副会長の3人か。ところがアメリカで袋叩き状態になってからこの3人、まったく表に出てこなくなりました。

下記のように、豊田社長を孤立させ辞任に追い込み、創業家を排除するためのダンマリだとする見方がありました。

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1002/24/news045.html

私はまったく違う見方であります。誰が見たって、今のトヨタの苦境は「前のめり経営」の結果。現社長もそれを認めているわけですから、彼ら歴代社長は、世間から自分たちが舵切りを間違えたと指摘されたくないためしばらく逃げ隠れしているのではないか。
アメリカの追求をかわす為にも、ここはスケープゴートというのでしょうか、舵切りを間違えた歴代社長の責任を明かにして追求する姿勢を全面に打ち出した方が良いのではないかと私は考えます。

うまくいった時は社長のお手柄、失敗した時は責任とらない、では大会社の社長は気楽な稼業としか言いようがない。リターンを得たいならリスクをとる覚悟は当たり前、個人的にリスクをとりたくないなら経営者や幹部になるなと私は考えます。
トカゲの尻尾切りの逆、「元頭」をこの際斬り捨てるほどの英断を下してトヨタには再スタートしてもらいたいと思います。