京都吉兆、ご乱心か

読者の方からの情報で知りました、京都の「こぶへい」、もとい、「朝青龍」、もとい「ドルジ」と親しまれている京都吉兆の代表者・徳岡邦夫氏がなんとシンガポールのカジノホテルに自分の名を冠した店を出店するそうです。

http://kyotokitcho.seesaa.net/article/146063939.html

1月に「リーガロイヤル店」を閉めたばかり。そして徳岡邦夫氏の代になってから一番評判が良かった(唯一まともと言われていた)「花吉兆」を3月に「HANA吉兆」に改悪、もとい、リニューアルしたばかりです。
昨年半ばのTVヨイショ番組で「大赤字」と放映されていましたから、平成21年度も赤字から脱出できなかったのではないか。不採算店を閉めたのは良いと思いますが、「和紙作家」、「左官作家」、「景色盆栽家」と自称する人たちにカモにされて、もとい、お願いして、奇っ怪な内外装の和食店「HANA吉兆」にしてしまいました。

http://www.kitcho.com/kyoto/shoplist/hana/index.html

3人のHPや写真を見る限り、かなり自意識過剰な方々。「・・・作家」や「・・・家」という肩書きをつけることで付加価値を上げるという「儲け主義」が透けて見えますから、「HANA吉兆」のリニューアルにはかなりの額を持って行かれた、もとい、投資したと思います。
そこに、自己資金ではなくスポンサーが居ての名前貸しと推測するプロデュース店「kunio tokuoka」のオープン。
ミシュラン3つ星店とは言え、「徳岡邦夫」という名が世界的に通用するとは思えませんが、全館スイートルーム?のカジノホテルロビー階(高層階ではないようです)なので、和食ということだけで世界のセレブや富裕層には受けるかもしれません。

http://www.rwsentosa.com/language/en-US/Hotels/CrockfordsTower

しかしプロデュースとは言え、自分の名を冠するほどのイレコミです。洞爺湖、名古屋はじめ京都市内の4店舗にまで余力がまわるのか。
総本山である嵐山本店から常連が離れているとの話も漏れ聞きます。常連重視から一見客や観光客などミーハー路線へ舵切りすぎにも思える三代目経営。関谷江里子さんを宣伝につかうより、もっと他に打つ手があると思うのは友里だけではないでしょう。

今朝の『創遊ライフ』ウォッチング 
古川修氏、やっとブログを更新してきました。
予想通り、なんだかんだと理由をつけて「さけのむぞう氏」からの問いかけは回避されました。
さけの氏だけではなく、他の読者たちもコメント欄で回答を要望していただけに残念です。
しかし「柿ピーなう」というつぶやきが、件の回答より優先度が高かたっとは驚きです。

最近訪問した店 短評編 2010-15

ここのところ疲れ気味なのか、土日は緊張感がなく早朝に起きることが出来ません。まだ時差ボケが続いているのでしょうか。
起きてからTVをつけたら、あの傲岸不遜が服を着ただけの石原慎太郎氏が吠えており、一気に目が覚めたのです。新党結成の会見で

誰のためでもない、日本のために立ち上がった

みたいなことを言っておりました。
短いPR映画なのに、電通を儲けさせるために大作映画以上の製作費を支払い、意味のない30万円のスーツを配り、使いもしないファックスやプリンターのレンタル料に何10万円も支払い、意味のない視察にファーストクラスを利用し、意味のない出張のついでに豪華クルーズまでしてしまう、都民や国民のことをまったく考えていない権力欲と自己保身だけの人が「よく言うよ」と思うのは私だけではないでしょう。

まずは表舞台からあんたが消えることが日本のためだ

と私は考えます。

さて3店です。

ラ ターブル ドゥ ジョエル・ロブション
夜は空いていると思っていたのですが、予想外に満席でビックリ。でもホワイトデーだと気付いて納得しました。バレンタインデーやイヴの日と同じく、この日に客が入らないようでは高額店はやっていけないでしょう。
デギュスタシオンコースを頼みましたが、可もなく不可もなく、記憶にのこらない料理ばかりでした。

銀座とよだ
移転前と違って高額和食に変身しておりました。
2万円のコースを頼みましたが、1万5000円との違いは、器と中身の量だけと読みました。
価格を考えないとまずまずだと思うのですが、連れがお酒を飲み過ぎたからか「京味」に近い支払い額になってしまいました。
再訪が必要です。

ローリーズ
久々の訪問。相変わらず混んでいますし、あちこちで「ハッピーバースデイ」の歌声が聞こえてきます。
ローリーズカットを食べましたがまあこんなものでしょうか。
誕生祝いなどちょっとした「お祝い事」に向いた店であります。

今朝の『創遊ライフ』ウォッチング 
古川修氏、まだブログを更新しておりません。放置状態になって1ヶ月が経ちました。
ツイッターでは毎日つぶやく時間があるようですから、なぜブログを更新しないのか不思議です。
件のブログ(2/7付け)のコメント数は1つ増えて28となっております。

「店評価ブログ」を更新しています

「グルメの嘘」(新潮社)出版から早半年近く。レストランの個別評価ではなく総論的な「友里節」はダシガラ状態が続いているのですが、あらたな出版のオファーを2つほど(1つは未だ企画段階)をいただいております。新しい月刊誌からも取材のオファーがきていますから、居酒屋専門に舵切ってすっかり埋没してしまったJ.C.オカザワと違って、まだまだ世間は友里を見捨てていないということでしょうか。

1つは芸風を変えないつもりですが今までと違った店個別評価本。どちらかというとオススメできない店を多く選んだ今までの友里本と違って、「オススメ」に近い店だけに絞ってみようという企画です。
料理に対する嗜好は人それぞれ、あくまで友里の基準、嗜好をベースにした選択となりますので、万人受けではありません。といいますか世のガイド本(ミシュラン含め)も、書き手の偏った基準や嗜好(店との癒着の場合も多い)で選択されていますから、そういう点では同じであります。
お手軽な店から高額店まで、フレンチやイタリアンから和食、そして友里得意の食べ放題までなるべく広いジャンルで選ぼうと現在リストアップ中(100店以内)であります。とは言っても、スタンスは不変。単なる巷溢れるヨイショ本にはしないつもりでありますのでご安心ください。
今年はこの本の執筆のため、友里の店訪問はリストアップした店を主体(再訪です)にしようと思っておりますので、新店や過大評価店への突撃はかなり減るかもしれません。
不自然なほど露出の目立つ店や口先ばかりの店での儲けを目指す性格の悪いオーナーやシェフは、枕を高くして眠れる1年となるかもしれません。

もう一つの企画はまだ稟議が通っておりませんが、一般客の目線でのレストラン経営分析であります。
「グルメの嘘」の第6章を発展させたものをイメージしておりますが、今度はしっかり具体的な事例を挙げるものにしたいと思います。ただしこの企画はまだ決定ではありませんので、ポシャる可能性はあります。
いわゆるアドバルーンというのでしょうか政治屋がよくやる手法でして、ちょっとリークして世間の反応を見たいといった思惑もあります。引っかかって友里掲示板に色々なご意見をいただければ有り難いです。

さて「店評価ブログ」に、ミシュランの取材拒否店、赤坂のすき焼き「よしかみ」と、大阪の超高額寿司店「福喜鮨」をアップしております。ぜひお立ち寄りください。

今朝の『創遊ライフ』ウォッチング 
古川修氏、まだブログを更新しておりません。放置状態になって1ヶ月が経とうとしております。
件のブログ(2/7付け)のコメント数は27のままであります。